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2019.12.27

2019年ビューティーのキーワードを振り返り!「シワケア新時代」「美の多様性」「カラーマスカラ」…意味や背景から今を読み解きます

最近よく目・耳にする美にまつわる気になるキーワードを読者にアンケート!その意味や背景から今を読み解きます。

カラーマスカラ、カラーライン

【ボルドー、グリーン、パープルなど、黒や茶といった締め色ではないマスカラ、アイライナーを使ったアイメイクが流行】
黒で締める時代から、締めない時代へ。カラーマスカラやカラーラインはこれまでのメイクの常識をブレイクスルーし新たな時代の始まりを感じさせてくれました」(大塚さん)

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『美的』2019年9月号 撮影/岩谷優一(vale.)

 

SNSから流行が生まれる

【インスタグラマーやYouTuberがインフルエンサーとして独自の美を発信。紹介したコスメが即完売するほど影響力をもつ】
「美的でも、インスタグラマーが選ぶべスコスや、同じパレットを使ったメイクをSNSでシェアしあう『リンクメイク』など、SNSのトレンドを意識した企画を取り上げました」(編集N)

 

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 『美的』2019年11月号 撮影/青柳理都子

シワケア新時代

【シワを改善する有効成分ニールワン、純粋レチノールに、ナイアシンアミドが加わり、多種多様なシワケアコスメが誕生】
「シワの気になる目元や法令線用クリームから、複合的なエイジングケアアイテムへ。形状も化粧水、オイルなど多様化。価格帯も一気にバラエティに富みました」(編集N)

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カネボウインターナショナル Div. カネボウ リンクル リフト セラム[医薬部外品]20ml ¥13,500

 

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クレ・ド・ポー ボーテ セラムリッサーリッズS[医薬部外品]20g ¥30,000

 

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コーセー ルシェリ リンクルリペア ローション[医薬部外品]160ml ¥3,500(編集部調べ)

 

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ディセンシア アヤナス リンクルO/L コンセントレート[医薬部外品]30ml ¥6,500

 

超高級クリーム

【最先端技術や研究成果、上質な原料を用いた5万、10万円超えクリームに、美肌の最終砦(とりで)として投資する女性が増加傾向!】
「1ヶ月30g、毎日しっかり適量を使えるなら勇気を出してみてもいいかも」(大塚さん)、
「店頭カウンセリングや施術など最上級のサービスを含めて購入するもの」(永富さん)

 

サステナビリティ

【環境・社会・経済の観点で「持続可能」にしていくという考え方。原料や容器など化粧品開発においてもこの考えが浸透】
「土壌や海洋、大気汚染に配慮し、余分なものを取り除いた『クリーン』なものを求める風潮の中、各社サスティナビリティへの賛同なくして生き残りは不可能に」(永富さん)

 

美肌菌×発酵コスメ

【肌が本来もつ菌のバランス(肌フローラ)に対して、複合的に働きかけて美肌菌を増やす、発酵代謝物を含むスキンケア】
「発酵食品のうまみが微量栄養素により引き出されるように、かのSK-IIに代表される発酵コスメはさまざまな成分が無数に増えて広がっている状態。複合的な働きが期待されます」(大塚さん)

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5種の厳選植物を純白麹「しらかみ」で発酵。
アルビオン フローラドリップ 160ml ¥13,000

 

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はちみつ発酵液を贅沢に配合。
HACCI 発酵液ローション1(さっぱり)150ml ¥7,800

 

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美肌菌で肌本来の美しさへ。
ランコム ジェニフィック アドバンスト N 30ml ¥10,000

 

美の多様性が開花

【顔だち、体型、肌の色、性差などに捕らわれない美のあり方。「みんな違ってみんないい」個性美が尊重されるように】
「渡辺直美さんやマツコデラックスさんが化粧品のCMに起用されるのも時代を反映している」(永富さん)、
パーソナルカラーは多様性の中、何を選ぶかのひとつの指標に」(編集N)

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『美的』2019年4月号 撮影/菊地泰久(vale.)

AI・スマート化

【診断結果に応じたスキンケア提案やメイクアップシミュレーションなど個々のニーズに即したパーソナルな美の提案が進む】
今の肌状態を正確に把握することがでてきると、最適なコスメや必要なお手入れ、そして未来の肌までわかるように。よりパーソナルに寄り添うケアが普及しそう」(永富さん)

 

数ある中から印象に残った美のキーワードとは?

大塚真里 ’20年の東京オリンピックに向けて、静より動、躍動感のある健康的な美しさが支持されるようになってきたと感じます。肌も年齢に抗うよりも、肌全体の調子を底上げする方向へスキンケアがシフトしてきていると思います。

永富千晴 顔やスタイルよりも、生き方そのものの美しさにも注目されるようになってきました。石田ゆり子さんのようにこだわりが詰まった自然体な生き方や、理想の日本女性の象徴である吉永小百合さんのしなやかな生き方が改めて支持されていますよね。

編集N 読者のアンケートでも 「美肌菌」「発酵コスメ」が気になるといった声が多く寄せられましたが、「根本から健やかに整えていこう」という意識が一般にも高まっているのかもしれません。

大塚 べースメイクにおいても、シミやくすみをカバーしつつも素肌の生っぽさを再現した肌、すなわちヘルシーな肌がトレンドです。

編集N ポイントメイクではマットリップカラーマスカラ、カラーラインなど、カラフルで鮮やかな発色のアイテムが多く見られました。

大塚 明るい色のポイントメイクはヘルシーな肌とも相性が良いですし、今の時代の女のコが「モテ」よりも「SNS映え」を意識していることも背景にはあるでしょう。トレンドになったテラコッタやオレンジといった赤みのある色は写真に映ったときにキレイですよね。

永富 ひとつに何十色も入ったパレットが多くリリースされたのも印象的でした。

大塚 リップや単色シャドウなどカラーバリエーションが本当に増えましたよね。微妙に異なる色や質感がたくさん揃っていて、自分の気分にぴったりの色が選べる。これまでの「今年はピンク!」といったマスのトレンドに右へ倣えの時代からSNSを通じて個々が自己表現する時代になりましたよね。

編集N 一方、だからこそたくさんのアイテムから何を選ぶかの指標としてパーソナルカラーも再燃。

永富 多様性の時代だからこそ、「何が美しいか自分で考える」ことが重要だと思うんです。特にAI・ スマート化によって肌やお手入れ方法が数値やデータで見えるようになったからこそ、数値化できない美しさや「なんとなく」の雰囲気の良さといった感覚的な部分も大切にしていきたいですね。

 

お話をしたのは…
美容ジャーナリスト 永富千晴さん
美容コミュニティサロンclub C.主宰。「アジアにおける日本の美、バーチャルリアリティやARを媒介としたこれからの美のあり方について見据えていきたいです」
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美容エディター 大塚真里さん
『美的』では長年べースメイク企画を担当。化粧品の配合成分などにも造詣が深い。「今年はデパコスでもプチプラでもない、バラエティコスメブランドの勢いを感じました」
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編集N
『美的』ではスキンケアやボディ、インナーケア企画を担当することが多い。「各社のシワ対策コスメの威力に慄いた1年。高級クリーム市場も気になります」

 

『美的』2月号掲載
構成/村花杏子

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