健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2012.6.15

美容スタッフ世界一の栄冠は誰の手に!? コーセー「グローバルEMBコンテスト」に行ってきました! vol.1 グローバル大会編

(上)アイメークは最大の腕の見せ所。アイシャドウはもちろん、アイラインやマスカラまで、短時間で完璧に仕上げていきます。 (下)今回の出場者はこの16名! 前列右から/マレーシア代表シャーリー チョク カイ フンさん、韓国代表ソン スッジュさん、香港代表ツァン ワイ イさん、中国代表チー フェンさん、北陸支店 早田真由美さん、和歌山支店 蘆田ちひろさん、中部支店 北岡茉紀さん、八王子支店 佐藤誠子さん 後列右から/タイ代表タンヤーラット カセムウィットさん、シンガポール代表ジェス ラム ポイ ポイさん、台湾代表オウ シューレンさん、北海道支店 斎藤まどかさん、宇都宮支店 増田純子さん、中国支店 廣中文香さん、西日本百貨店支店 加藤絵里子さん、首都圏西支店 小島千枝さん。

化粧品カウンターで働く美容スタッフの中から優秀者を決定する、コーセー「EMBコンテスト」。今年で36年目を迎える伝統あるこのコンテストに、昨年に引き続き潜入してきました! 今年は日本国内だけでなく海外の優秀者も加わって、初のグローバル大会に。ここではまず、大白熱のコンテストの模様を詳しくリポートします♪

「EMBコンテスト」とは、美容スタッフが日頃から培ってきた接客&メークアップスキルを競うことで、さらなるレベルアップとモチベーションアップを目指すという、コーセーの一大社内イベント。「EMB」とは「Expectation(期待)」「Meet(応える)」「Beyond(超える)」の略。またコーセーでは、お客様の満足をかなえる接客を「EMB接客」と呼び、「お客様の期待に応え、期待を超える」というスローガンのもと、世界中の美容スタッフが日々努力を重ねています。

4月23日(月)に行われたグローバル大会では、支店大会・エリア大会と二度にわたる予選を勝ち抜いてきた国内スタッフ9名と、中国・台湾・香港・韓国・シンガポール・タイ・マレーシアの代表各1名ずつの、合計16名がそのスキルを競い合いました。実は昨年も海外スタッフを招集する予定でしたが、残念ながら東日本大震災の影響で合同での開催は実現できませんでした。だから今回が初のグローバル大会なんです!

コンテストが行われたのは、コーセー発祥の地・東京都北区王子に建つ「コーセー王子研修センター」の会議室。「グローバル大会」と聞くと華やかな会場できらびやかに行われるのでは? と思いがちですが(実際、海外予選はけっこう華やからしい…)、決してそうではないところからも、コーセーの真摯な姿勢と本気度が伝わってきました。

そしていよいよグローバル大会がスタート! 昨年は出場者同士がペアになり交互に審査対象とお客様役になるという2部制で行われましたが、今年は国内スタッフには昨年のコンテスト出場者が、海外スタッフには通訳の方がお客様役としてついたため、16人をいっぺんに審査することに。チャンスは1回きり、お客様役とはほぼ初対面、審査員の目も厳しそう…とあって、会場内は思わず圧倒される程のものすごい緊張感!! 審査はトータルでたったの50分。①カウンセリング&メークオフで10分、②スキンケア&メークアップで30分、③「お客様の声シート」記入などで10分という内容です。

まず①のカウンセリングは「EMB接客」最大の肝。ここでお客様役がどんな肌悩みをもっているのか、どんなメークの仕上がりを希望しているのかなど、ニーズをしっかり把握しなければなりません。それからお客様役のメークをオフしていくのですが、国内のお客様役はバッチリメークで来ているのに対し、海外のお客様役(通訳の方なので仕方ないのかもとは思いましたが)はけっこう薄めメークで来ている人も。その点においては国内スタッフはちょっぴり不利かなぁ…という印象を受けました。でもアイラインやチーク、マスカラまでを短時間でスピーディかつ完璧にオフしていくのを見て、やっぱりプロは違うなぁと感心しました。その後、次に施すメークの仕上がりを正確に審査できるよう、お客様役のすっぴんを撮影。

②のスキンケア&メークアップでは、まずマッサージや保湿でメーク映えする肌に整えてから、メークを施していきます。ここまでを30分で済ませるなんて、正直厳しいかも(私だったら1時間は欲しい)! またメークは自分のテクニックだけを披露するのではなく、いかにお客様役の希望をかなえられるかがカギ。その後、③の「お客様の声シート」を記入するのですが、これが審査にも大きく影響するのだそう。

最後に、審査員の前でメークのポイントとイメージをひとり1~2分で発表。審査では接客&メークスキル、お客様役の満足度、その人自身の好感度やオーラまで(!)、すべてを総合的にジャッジされるのですが、今回は16人を一度に審査しなくてはならないし、言葉のわからない海外スタッフも参加しているため、審査員の方々もかなり大変そうでした。

ちなみに今回も特別審査員として本誌・兵庫編集長がコンテストに参加。『美的』ならではの視点で「美的賞」を選出することになりました。コンテスト終了後の総評では兵庫編集長もスピーチをされましたが、特に国内スタッフの中には本誌の愛読者も多く、目をキラキラさせながら熱心に聞き入っていたのが印象的でした♪

今回のグローバル大会で特に驚いたのは、海外スタッフも国内スタッフと同じように、優しい笑顔で真心のこもった接客ができているということ。海外だとぶっきらぼうに接客されそう…という不安を抱いている人も多いと思いますが、コーセーのカウンターならそんな心配はご無用! コーセーは創業当時から人を大事にし、社員教育には特に力を入れている会社。海外にまできちんと「EMB接客」を浸透させています。そこに深い感動を覚えると同時に、コーセーという会社の懐の深さとお客様への思いやりを身に染みて感じて、ますます信頼度が高まりました!!

■取材日:2012/04/23 mon. @コーセー王子研修センター
コーセーHP http://www.kose.co.jp

 

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