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2025.4.25

萩原利久さん「お風呂キャンセルしない界隈。毎日湯船につかります」|映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』スペシャルインタビュー

映画「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」で内向きな大学生・小西徹役を演じた萩原利久さん。演じる上で得たものとは?

萩原利久
はぎわら・りく/1999年埼玉県生まれ。2008年にデビュー。’21年の主演ドラマ『美しい彼』で注目を集める。近年の主な出演作に、映画『朽ちないサクラ』『世界征服やめた』、主演ドラマ『めぐる未来』、連続テレビ小説『おむすび』など。『萩原利久のwkwkはぎわランド』(フジテレビ系)も評判。今年公開の映画『花緑青が明ける日に』では声優を務める。

不安な自分が嫌だから前向きに、準備する。できないとは言わない!

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天気や昼夜問わず、キャンパスでは傘を差す。「ひとりでいる」自分を正当化するために――。そんな内向きな大学生・小西徹役へのアプローチは、少し悩ましいものだった。

「僕の中での芝居の正解をイメージして臨むのですが、小西役はそれがわからなかったんです。きっと僕自身が“バカポジティブ”だからかもしれません。悩まないので、小西の痛みをわかり切れていないかもしれないと迷いましたが、役への視点も撮影手法もいつもと違ったからこそ、僕の中での芝居や表現への慣れみたいなものに気づかされ、得たものが多い役でした」

感受性が豊かで、必死で生きている小西を演じる上で、ひとつひとつの台詞や言葉をより大切に感じるように。

「劇中で、幸せを“さちせ”と呼ぶシーンでは、読み方が違うだけでより本質的な意味を表しているような気がして素敵だな、と。優しさや冷たさも紙一重であるように、言葉の受けとられ方はさまざまで、何気ない言葉に傷つくこともありますから、より大切に丁寧に届けていきたいと純粋に思いました」

仕事で演じる役の上では「学生役が終わり始めた期」。確かな演技力と憂いをまとう表情、“素顔は5歳児”のギャップにも魅せられる萩原さん。「できないと言わない」ようにしているそう。

「そうして探究するのが好きなんです。僕、本当は心配性なんです。学生の頃は人目を気にして疲れていたことも。『進撃の巨人』みたいに今いる環境から一歩踏み出すと世界は広がるんだと前向きに捉えるようになったことも、自分を守るためなのかも。不安な自分が嫌だから合理的に考えるし、準備もする。そうするとうまく行くことも多く、楽になりました」

「豊かに楽しく生きる」がモットー。NBAのゴールデンステイト・ウォリアーズのファンで、メイク中にもつかの間の試合観戦。

「長期休みには(ウォリアーズ本拠地の)サンフランシスコに行きたい! それが仕事のモチベーションです。アメリカでバスケをしたとき、言葉は通じなくても同じ熱量でわかり合えるスポーツは美しいなと感じました。今の目標は、カリフォルニアのティブロンという街に住むこと。憧れの街です!」

He is into…

ヨーグルトとトマト

乳酸菌とビタミンCは毎日摂取。トマトは何もつけずにそのまま食べたい派。間食はしないです。

毎日、湯船につかる

お風呂キャンセルしない界隈。湯船につかるとぐっすり眠れるように。入浴剤はなくても平気。

MOVIE『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』


(C)2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会
さえない大学生活を送る小西徹はお団子頭の桜田花に見惚れ、思いきって声をかける。偶然が重なり意気投合したふたり。小西が世界を少し愛せるようになった矢先、ある出来事が起き…。ジャルジャル・福徳秀介の同名小説を映画化。
監督:大九明子
出演:萩原利久、河合優実ほか
4月25日公開

『美的』2025年6月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/Emiy(Three Gateee LLC.) スタイリスト/鴇田晋哉 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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