【沖縄在住・美容ジャーナリスト加藤智一の「沖縄美トリート」リスト】LIST9:「Southwest Grand Hotel」
那覇・国際通り至近に位置するプレミアムなホテル
那覇市・「Southwest Grand Hotel(サウスウエスト グランド ホテル)」
沖縄本島の“観光拠点”である那覇。那覇空港から沖縄都市モノレール「ゆいレール」でアクセスでき、その中心には国際通りや公設市場などショッピングに便利なスポットが集中。周辺には首里城や波の上ビーチなどがあり、少し足をのばせばアメリカンヴィレッジがある北谷町、斎場御嶽がある南部を訪れることもできる街です。
那覇には数多くのホテルがありますが、ビジネスの中心街ということもありシティホテルは続々とオープンしているものの、リゾート気分を味わえるホテルは意外に多くはありません。そんななか、東京・青山にある「ザ アオヤマ グランド ホテル」や、神戸にある「オリエンタル ホテル」など、モダンなホテルをプロデュースする「プラン ドゥ シー」が、2023年に沖縄で初めてホテルをオープンさせました。それが今回ご紹介する「サウスウエスト グランド ホテル」です。
ホテルが位置するのは国際通りまで徒歩わずか30秒という好立地。ひときわ目立つお洒落で開放的なファサードがゲストを出迎えてくれます。入口入ってすぐにフロントがあり、その横にはオールデイダイニングである「ア ロング ヴァケーション」がシームレスに続きます。屋外にはテラス席が用意されており、ホテルにチェックインしたあと、国際通りを散策する前に、沖縄の風を感じながら焼き立てのパンケーキやアップルパイなどのデザートをいただきながら、ひと休みしてもいいでしょう。
全88室からなる客室はすべて45㎡以上。なかでも宿泊したいのが、クラブラウンジへのアクセスが付いた「高層階指定クラブツイン」です。こちらは11階の高層階に位置するクラブラウンジを楽しめるほか、オリオンビールやさんぴん茶など10以上のミニバーが無料でいただけるプランなので、より快適に滞在することができます。
客室はミッドセンチュリーモダンをコンセプトに構成。沖縄の青い空や海を意識したテキスタイルと木のぬくもりを感じる家具が配置されています。「高層階指定クラブツイン」の客室は8階以上になるため、国際通りの喧騒とは無縁の心地いい空間で過ごすことができます。
寝具はドリームベッドの「サータ」を採用。館内のサウナ、プールへの移動に使うルームウエアも完備しています。また、バスアメニティはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、そしてボディミルクは機能派コスメの「オルタナ」を採用。スキンケアは多くのゲストが持参していることから、ホテルではリクエストに応じて、スキンケアブランド「ワララ」のサシェなどが用意されています。
11階に位置するクラブラウンジは天井高のガラス張りで、眼下には那覇の市街地が広がる開放的な空間。屋外にはテラス席も用意されており、那覇市中心部ながら周辺に高い建物がないため、夕暮れ時はサンセットやマジックアワーを楽しめます。
フリードリンクはスパークリングワインやオリオンビール、各種ソフトドリンクが提供されており、さらに、追加オーダーにてオリジナルカクテルやモクテルも用意されています。
那覇観光の隙間時間に、スパトリートメントでひと休み
館内にはシャワー付きパウダールームがついたトリートメントルームが用意されています。シティリゾートなだけにフェイシャル、ボディともに60分のショートコースから用意されているのも嬉しいポイント。那覇観光の隙間時間にトリートメントで身体をリフレッシュできます。
トリートメントでおすすめしたいのは全身の疲れを癒してくれる「スウェディッシュボディトリートメント」。ローズや月桃、ラベンダーを中心としたブレンドアロマ3種から好きな香りを選んだら、嘉手納町にあるナチュラスコスメ「フローモ」のトリートメントオイルを用いて、全身の筋肉をゆるやかにほぐしていきます。
一方、指圧のようにコリを力強く捉えてほぐしてほしい、という方には「パーソナルディープディシュー」を。凝り固まった筋肉をしっかりとリリースしてくれるメニューです。トリートメントルームは1室のみ用意されているため、早めにご予約をおすすめします。
ディナーは、職人がカウンターの目の前で素材を焼き上げる「鉄板焼き まつ尾」へ
選んだのはシグニチャーコースである「MATSUO」。沖縄産の和牛や新鮮の島野菜を多彩な調理法でいただけます。まずは先付として糸満産の島トウモロコシ、ゴールドラッシュの出汁ジュレに車エビをあわせた冷製茶わん蒸しからスタート。島トウモロコシの濃厚な甘みと車エビのうま味が口の中で広がる上品な味わいです。温野菜は県産和牛リブロースにからし菜を巻いて、すき焼き風に。瞬間燻製した糸満産の極み卵を添えれば、ご飯が進む一皿に。
途中、サイフォンを使って、その場で枕崎産鰹節から出汁をとるというパフォーマンスも。
その後も、県産の焼き野菜やカナダ産オマール海老、静岡産の生わさびを添えた“もとぶ牛”の肉料理など、食材の輪郭が際立つ料理を堪能。黒を基調としたシックな空間や丁寧なおもてなしで、居心地のいいディナーを満喫できます。
館内の施設には開放的なプールや温水ジェットスパも楽しめるテラス、ミッドセンチュリーモダンの空間を生かしたフィットネスジム、さらに最上階には那覇市内を見下ろせるサウナや水風呂もあり、館内アクティビティが豊富に揃うのもこちらの特長。
沖縄ステイが初めてというかたはもちろん、北部のラグジュアリーホテルに宿泊した後、那覇で1泊する際の利用や、会議ができるエリアもあるためMICE旅行など、どのようなシーンにも対応するプレミアムなホテルです。
LIST9
【Southwest Grand Hotel】
所在地:〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地 3-29-52
TEL:098-860-0421 (代表)
料金:クラブツイン 45㎡(ラウンジアクセス付/ミニバーフリー/高層階)1泊朝食込・2名1室あたり 78、000円~(税・サービス料込)
THE SPA スウェディッシュボディトリートメント 60分 20,900円(税込)
鉄板焼き まつ尾 コース料理「MATSUO」15,000円(税込)
URL : https://southwestgrand.com
*料理はシーズンによって、メニューや盛りつけが異なります

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。