俳優・吉岡里帆さんと声優・白石晴香さんの透け美肌に接近♡『九龍ジェネリックロマンス』インタビュー【♯美的エンタメ部】

累計発行部数150万部を突破した眉月じゅんさんの同名コミックを原作に、TVアニメと実写映画のダブルメディア化が実現した大人のミステリーラブロマンス『九龍ジェネリックロマンス』。本作の主人公・鯨井令子役を演じるのは、8月29日に公開される映画では吉岡里帆さん、先に放送されたTVアニメでは白石晴香さんです。今回、おふたりに『♯美的エンタメ部』で作品のことや美容についてインタビューしました!
“九龍”という架空の世界を舞台に特別な恋愛模様が描かれている
――九龍城砦の不動産屋で働く会社員・鯨井令子役のオファーを引き受けた際のお気持ちからお聞かせください。
吉岡 まず眉月じゅん先生の原作を読ませていただき、オリジナリティ溢れるストーリーに感激しました。物語の舞台が“第二九龍城砦”という架空の世界で実在しないうえ、主人公たちが九龍の街に隠された謎に気づくまでの過程がとてもドラマチックに描かれています。さらに、実在しない場所で、実在しないかもしれない人を愛し続けるという特別な恋愛模様が描かれていて。
実写化するにあたってオファーをいただけたことは、本当に光栄です。SF要素もあって、かつて香港に存在した“九龍城砦“の風景を再現するために、古い街並みが残っている台湾でロケを行うというプロジェクト自体が私には新鮮でもありましたし、鯨井令子役に挑戦させていただけて感謝しています。
白石 私も原作を読ませていただいていて、作品の一ファンとして、以前からアニメ化をとても楽しみにしていました。実際にアニメ化するとなって、オーディションのお話をいただいて、その時点で純粋に嬉しくて。ただ、好きな作品ということもあり、私があの鯨井令子を演じられるだろうか、とオーディションではより一層緊張しました。
とはいえ、今の私の年齢や声優としてのキャリアを考えると、令子を演じるにはちょうど良いタイミングかもしれない、と運命的なものを感じて、決まった時は心から嬉しかったです。アニメを観てくださるみなさまに、原作の持つパワーを存分に受け取っていただけるよう演じながら、この面白さを伝えられたらいいな、と挑みました。
――吉岡さんはTVアニメを、白石さんは映画をご覧になっての感想と、おたがいのリスペクトしたいところはありますか。
吉岡 映画の撮影が終わってから、アニメ版がオンエアされたので拝見したのですが、白石さんが声をあてられた“レコぽん”(鯨井令子のニックネーム)がとても魅力的でした。私も実写版のレコぽんを演じましたが、アニメ版ではまた違う角度から彼女のことを観られたのが新鮮でしたし。実際にお会いしたときの白石さんの普段の声の感じとアニメでの雰囲気は少し違って、等身大の女性で大人っぽい感じがして。
もし映画の撮影前にアニメを観ていれば、白石さんの令子ともっとリンクさせるようなお芝居ができたかな、などと思いをめぐらせながらアニメを観ていて。本当にすごく素敵でした!
白石 もう本当にそっくりそのままお言葉をお返ししたいです〜(笑)! アニメは先に放送されていることもあって、すべて撮り切ってから、私も完成した実写版を観させていただいたのですが、「このレコぽんには勝てない!」と実感しました。
吉岡 そんなことないですよ! どちらも撮影が始まる前に、ふたりで話したかったですね。実写版の(もうひとりの主人公の)水上恒司くんが演じる工藤発と、アニメ版の杉田智和さんが演じる工藤発は、すごくリンクしていましたよね!
白石 していましたね!
吉岡 発声やしゃべり方、間がすごく似ていたので、工藤役の水上くんはアニメ版を観てから撮影したんじゃないかと思うぐらいでした。
白石 実写版で水上さんのお芝居を観たときに、アニメ版の工藤役の杉田さんと重なる部分がありました。令子と「鯨井B(鯨井令子と同じ姿形をした別の女性)」をアニメ版ではふたりの声優が演じているところを、実写版では吉岡さんが一人二役で演じられているところが、アニメ版と実写版の大きな違いですよね。私からするとその両面を演じるのは本当に難しくて、想像がつかないぐらいです。ひとりだけど、ひとりじゃない役どころなので、その両面を演じられた吉岡さんは素晴らしいなと。
吉岡 優しい!
白石 アニメ版と実写版では尺も違うので、それぞれの令子は異なるところもあるとは思いますが、実写では2時間の中でどう令子を存在させるか、お芝居が映画にキュッと詰まっていたので感動しました。
吉岡 そう言っていただけて今日は安らかに眠れます(笑)。
――映画では“九龍”を再現するため台湾各地で全編ロケを敢行していて、令子が住む建物や、令子と工藤が初めてデートをする⻩昏横丁など、ノスタルジックな映像世界も魅力的です。吉岡さんはロケ地で印象深かった場所はありましたか?
吉岡 令子と工藤が水餃子を一緒に食べるシーンが印象深かったです。ローカルな空気感のあるお店でロケをしていたのですが、撮影のセットではなく、本当に屋台がずらりと並んでいて、ノスタルジックな雰囲気があって。それは原作と同じ空気感だったので、「本当にあるんだ、九龍!」と思えた瞬間でした。
あと、ビルの屋上のシーンも大事に撮影していたのですが、そこは台湾の街並みが見える場所にあって。建物自体は古いのですが、その質感は、日本のきれいなビルで撮影していたら物語とは合わないだろうなと。原作にある空気感も実写化できて良かったと実感できました。
――白石さん、原作者の眉月じゅん先生はアフレコ現場にすべて立ち合われていたそうですが、どのような雰囲気で収録は進んでいましたか?
白石 いつもアフレコが終わったあとに、バッチリでしたと眉月先生はグーのサインをくださって、温かく優しく見守ってくださっていました。終始みんなで作品を作っていく一体感があったのも、とても良くて。この作品に思い入れのあるスタッフさんたちがそろっていたので、キャスト同士の団結力にもなりましたし、良い雰囲気で収録できました。
吉岡里帆さん、白石晴香さんの美肌の秘訣は?
――ところで、美肌のおふたりですが、普段のスキンケアはどのようにされていますか?
吉岡 私は昔から乾燥肌で、乾燥は一番の敵だと思っています!どんなときも潤うように意識していて、保湿命です。
――では撮影現場にも、乾燥対策の美容アイテムをご持参されることも?
吉岡 はい。とくに夏はミスト系のスプレーを持ち歩きます。日焼けしてもすぐにミストを使って潤したり、水分補給もしたり。家で使う美容液についても、夜はオイルが入っているものを使ってしっとりめに、朝はサッパリ系にして・・・などスキンケアを使い分けています。
白石 女優さんの横で美容法をお伝えするのは恐れ多いのですが、私も朝と夜は違うケアをしています。夜はレチノールの美容液を塗って、朝はビタミン系のものを使うようにしていますね。毎日、デイリー使いできるパックもしています。
――声優さんだと声のケアもされていますか?
白石 幸い喉が大変強いために、それほど気をつけてはいないのですが、マヌカハニーのチューブタイプのものは必需品としていつもカバンに入れています。たとえば叫ぶシーンなど強く喉を使ったあとは潤したくて。やっぱり保湿が大事ですね。
吉岡 喉も保湿が大事ですよね!私はクレイパックをするのも好きなのですが、『九龍ジェネリックロマンス』の撮影で行った台湾には、漢方専門店がいっぱいあって、そのお店が出している美白のクレイパックを購入して使ってみたら自分に合っていたようで愛用しています。今回に限らず、海外に行くと現地の美容品を買うのですが、日本とはさまざまな成分の含有量が違うこともあって、新鮮で楽しいんですよね。
――海外の美容品は興味深いですよね。ではライフスタイルにおいて、スタイルキープのための運動面はどうされていますか?
吉岡 もう何年もジムとピラティスを続けています。まずジムで筋肉をつけて、ピラティスで体のラインを作っていく。ピンポイントで鍛えられるので、両方やるのがおすすめです。
白石 素晴らしい! 私は習慣にしているわけではないのですが、昔からダンスを習っているので、踊ることは大好きです。家で好きなTWICEさんのダンスを真似して踊ると、ストレス発散にもなりますし、いいカロリー消費になります。あとは10分ぐらいの簡単に取り入れやすいエクササイズの動画がアップされている「ひなちゃんねる」というYouTubeチャンネルをときどき流しながら、家でトレーニングしていますね。
――それでは最後に、作品をご覧になるみなさんにメッセージをお願いします。
吉岡・白石 私たちが出演していますTVアニメ・実写映画の『九龍ジェネリックロマンス』をぜひご覧ください。
PROFILE
吉岡里帆
1993年1月15日生まれ、京都府出身。
連続テレビ小説「あさが来た」(16)、ドラマ「カルテット」(17)の好演で 注目を集める。『ハケンアニメ!』で第46回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、『正体』で第48回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞などを受賞。その他の出演作に、映画『見えない目撃者』(19)、『泣く子は いねえが』(20)、ドラマ「しずかちゃんとパパ」(22)、「ガンニバル」(22・25)、「御上先生」(25)など がある。2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では主人公の豊臣秀⻑の妻・慶を演じる。
白石晴香
1995年4月8日生まれ、東京都出身。
TV『ゴールデンカムイ』アシㇼパ役、『クレバテス–魔獣の王と赤子と屍の勇者–』アリシア役、『気絶勇者と暗殺姫』ゴア役、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』園田智代子役他、出演作品多数。座右の銘は「笑う門には福来たる」。
Information
『九龍ジェネリックロマンス』
https://kowloongr.jp/
謎に包まれた魅惑的な街・九龍城砦を舞台に、不動産屋で働く鯨井令子と、先輩社員の工藤発との恋愛をきっかけに過去・現在・未来が交錯するミステリー・ラブロマンス!
【アニメ情報】
2025年4月~6月 テレビ東京系ほか放送(全13話)
各配信サービスで配信中
キャスト:白石晴香、杉田智和、置鮎龍太郎、坂泰斗、古賀葵、鈴代紗弓、河西健吾、斉藤壮馬、山口由里子 他
原作:眉月じゅん「九龍ジェネリックロマンス」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:岩崎良明 シリーズ構成・脚本:田中 仁 キャラクターデザイン:柴田由香
アニメーション制作:アルボアニメーション
©眉月じゅん/集英社・「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会
【映画情報】
公開日:2025年8月29日(金)全国公開
キャスト:吉岡里帆、水上恒司、栁俊太郎、梅澤美波(乃木坂 46)、フィガロ・ツェン、花瀬琴音、⻯星 涼 他
原作:眉月じゅん「九龍ジェネリックロマンス」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:池田千尋 脚本:和田清人、池田千尋
音楽:小山絵里奈
制作プロダクション:ROBOT 制作協力:さざなみ
[企画・配給] バンダイナムコフィルムワークス
2025 年/117 分
©眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会
取材・文/かわむらあみり 撮影/原田みのり
ヘアメイク/吉岡里帆:AYA(TRIVAL)、白石晴香:横山雷志郎
スタイリスト/吉岡里帆:後藤仁子、白石晴香:当間美友季(KIND)
白石晴香 衣装/ピアス¥6,480、リング¥8,400(アビステ) サンダル¥15,400(ダイアナ 銀座本店<ダイアナ>)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。