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2024.9.1

【沖縄在住・美容ジャーナリスト加藤智一の「沖縄美トリート」リスト】LIST6:「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」

沖縄在住の美容ジャーナリスト・加藤智一さんがラグジュアリーリゾートを紹介する連載。今回は、本島・恩納村に位置する「ハイアット リージェンシー 瀬良垣」をご紹介。スパはもちろん、充実したクラブラウンジやダイニングなど、その日の気分で思い思いにリゾート時間を過ごせるアイランドリゾートです。

ハイアット国内初の「ビーチリゾート」として話題
恩納村・「ハイアット リージェンシー 瀬良垣 アイランド 沖縄」

沖縄本島の恩納村から1本の小さな橋でつながった瀬良垣島に誕生したリゾートホテル。それが「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」です。那覇空港からは車で約60分。小さな橋を渡ると、弧を描くような三日月型の湾を通り過ぎると、エントランスに到着します。

 

ハイアットとしては国内初の本格的なビーチリゾートと位置付けているだけあり、長期滞在型の棟「ザ・ビーチハウス」と、リゾートホテルのメイン棟「ザ・アイランド」の2つのカテゴリーが用意されており、滞在ニーズにあわせて利用できるのが特徴です。

メイン棟である「ザ・アイランド」では、エントランスを抜けると、格子状のフレームが天井を飾るロビーラウンジが出迎えてくれます。ハイアットらしいモダンなデザインながら、木製の格子の隙間からラウンジ全体に光が差し、島の豊かな自然を室内に取り込んだような温もりのある空間。時の流れや季節の変化も感じるように設計されています。

 

 

客室は全343室。そのなかで美的GRAND読者におすすめしたいのがスイートルーム。クラブラウンジ「リージェンシークラブ」にアクセスでき、専属コンシェルジェによるきめ細やかなサービスを受けることができます。スイートルームは6タイプが用意されていますが、今回宿泊したのは「リージェンシー スイート」。74~76平方メートルの部屋はリビングルームエリアとベッドルームエリアに分かれており、ベッドはキングタイプを配置。眼下にはサンゴ礁が広がり、透明度の高い東シナ海の眺めを楽しめる客室です。

 


 

バスルームにはリファのシャワーヘッド「ファインバブルS」を配備。さらにオーバーヘッドシャワーも備え付けられています。アメニティはヘアケア、ボディケアとしてカナダ発のナチュラルスパブランド「ファーマコピア」を用意。ただ、ハイアットはグループとして使い捨てプラスチックや使い捨て製品の削減に取り組んでいることもあり、他ホテルで用意されているような入浴剤やスキンケアのアメニティがありません。したがって、こちらに宿泊する際にはご自身が普段お使いのスキンケアやバスアイテムを持参しましょう。

 

 

前述したように、スイートルームに宿泊したゲストはクラブラウンジ「リージェンシークラブ」にアクセスできます。窓の外に沖縄赤瓦の屋根と青い空が広がるラウンジでは時間帯により、ティータイムとカクテルタイムが設けられており、ティータイムにはスイーツやビスケットが、カクテルタイムにはサンドイッチやタコライス、チーズなどの軽食がアルコールとともに提供されます。

 

 

たとえば、連泊する場合は初日の夕食はレストランでフルコースを、2日目の夕食はラウンジで軽めの食事とアルコールを……など、バランスをとりながら滞在を楽しむこともできます。また、7:00~20:00までは、オリオンビールがフリーフローとなっているのもビール好きには嬉しい魅力です。

 

 

東シナ海を水平線をひとりじめする! 圧巻のスパ体験を

そして、スパトリートメントはメイン棟の3階に位置する「スパ はなり」で。こちらではプライベートジャグジー付きのスパスイートをリクエストしましょう。

 

東シナ海を臨みながらジャグジーで全身を温めた後、シグニチャーメニューである「琉球コンプレス」を。沖縄産の月桃やヨモギ、柿の葉、桑の葉など8種の薬草を使用したハーブボールを全身に押し当てた後、首もとからつま先までオイルトリートメントでドレナージュ。滞りにアプローチしながら、全身をリフレッシュさせます。

 

 

琉球すっぽんも! 琉球王朝の宮廷料理を再解釈した、華やかな会席料理

レストランは、オールデイダイニグ、イタリアン、そして、炉端・鮨・鉄板焼き・日本料理の4ジャンルから構成されるスペシャリティレストランと非常にバリエーション豊か。連泊しても食に困ることはありません。

なかでも、ぜひ楽しみたいのがスペシャリティレストラン「シラカチ 日本料理」の「琉球和会席~TEEDA~」です。同レストラン統括料理長であり、琉球料理伝承人でもある嘉数順氏によって開発されました。

 

 

特長は琉球王朝時代の宮廷料理から、医食同源の理念を取り入れた庶民料理、祖先崇拝や豊作祈願に基づいた行事料理で構成されていること。

琉球料理で彩られた前菜からはじまり、薬膳としても珍重されていたイラブー(ウミヘビ)をとりいれた蒸し物、サンゴ砂によってミネラル分豊富に育った、県産の「琉球すっぽん」を用いた沖縄そばなど、吟味された食材を現代的な和の手法で巧みに仕上げた会席料理をいただけます。

 

 

ユニークだったのは、天ぷらや塩漬けでおなじみの「島らっきょう」を炒めることで、焼き物のアクセントとして添えた一皿。2日間漬け込んだ、黒毛和牛の西京味噌漬けに糸唐辛子や山葵おろしなどと合わせることで、塩味の効いたシャキシャキな島らっきょうとジューシーな和牛が抜群な相性に。泡盛もすすみます。

 

 

器には鮮やかな朱色が美しい琉球漆器や、地場の窯元で焼いた「やちむん」を採用。伝統的な宮廷料理を再解釈した、滋味に富むおもてなし料理に華を添えます。

 

夕食後はレストランと同じ3Fにある瀟洒なバー「シラカチバー」へ。館内に10席、屋外にはテラス席が設けられており、沖縄出身のヘッドソムリエが厳選したメニューがゲストを魅了します。

 

 

アルコールが苦手な方のためにモクテルも各種用意されており、バーの名を冠したシグニチャーメニュー「シラカチクーラー」はシークヮーサーやオレンジの皮の苦みをジンジャエールの甘みと辛みが包み込む、ドライな刺激を楽しめるモクテル。リゾートの夜を艶やかに彩ります。

 

 

こちらのホテルは瀬良垣島全体をくまなく活用しているため、シュノーケリングやシーカヤックツアー、モーニングヨガなど、さまざまなアクティビティを提供しているのもポイント。

 

 

はじめは1~2泊で宿泊していたゲストが、回を重ねるにつれて沖縄の自然や滞在中に得られるウエルネスなエネルギーに触発され、3泊、4泊、そして1週間と長期滞在になっていくというのも深く頷ける話でした。

 

LIST6
【ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄】
所在地:〒904-0404 沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1108
TEL:098-960-4321 (代表)
料金:
リージェンシースイート74㎡1泊・2名1室あたり90,860円~
ハーバースイート78㎡1泊・2名1室あたり80,860円~
オーシャンコーナースイート 106㎡1泊・2名1室あたり120,860円~
サンセットスイート114㎡1泊・2名1室あたり134,860円~
サンセットコーナースイート 121㎡1泊・2名1室あたり204,860円~
瀬良垣アイランドスイート 181㎡1泊・2名1室あたり324,860円~
(いずれも税・サービス料込)

琉球和会席~TEEDA~ ¥20,000(税・サービス料込み) 10食限定/各営業日毎
*ゲスト利用も可能。前日正午12:00までの事前予約制

URL : https://www.hyatt.com/hyatt-regency/ja-JP/okaro-hyatt-regency-seragaki-island-okinawa
*料理はシーズンによって、メニューや盛りつけが異なります

 

美容ジャーナリスト
加藤智一
25ans(ハースト婦人画報社)など、女性誌の美容担当を経て独立。女性誌・男性誌・新聞など、さまざまな媒体で執筆中。講演・PRアドバイスでも活躍。著書に「お洒落以前の身だしなみの常識」、「思わず触りたくなる美肌をつくる身だしなみメイク」(ともに講談社)などがある。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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