高校留学の最大イベント「セミフォーマル」が来月開催♡ 準備編|美容ライター&17歳。メルボルン母娘美容Days
長女の高校留学を機に、オーストラリア・メルボルンに移住した美容ライター・夏目 円さん。海外で遭遇する美容のアレコレを綴るビューティログ第12回は、海外留学生最大のドッキドキ、“あのイベント”の準備編です。10代半ば、ドレスアップにかける熱量とは?【美容ライター&17歳。メルボルン母娘美容Days_vol.12】
10代のダンスパーティ! ビバヒル世代の母にとっても最大の関心事
オーストラリアに留学した高校生にとって、最大にして最高のイベント、それが「セミフォーマル」です♡ ビバヒル世代の私にとってもドキドキ(1990~2000年にかけてFOX系列で放送された伝説の青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書』『ビバリーヒルズ青春白書』)、男のコがスーツ、女のコがドレスを着て繰り広げられるダンスパーティにどれほど憧れていたことか……。
メルボルンの高校では、11年生(日本の高校2年生)と12年生の2回、この胸キュンフェスティバルが毎年9月に開催されます(学校によって開催月は異なるようです)。オーストラリアの高校は、運動会や文化祭、合唱祭、修学旅行といった行事がないため、「セミフォーマル」が最大級のイベントになります。
親は参加せず、高校生のみ。夜から始まる大パーティ
ドレスコードがあり、男のコはスーツ、女のコはロングドレスでドレスアップしてくることが条件です。ダンスをしたり、ラッフル(オーストラリア人はくじ引きが大好き)といったゲームなど盛りだくさん。20名程度の有志による生徒が企画しているようです。
先日、学校からイベントについてのお知らせが届きましたので、ざっと内容を説明しますね。
正式名称は「SEMI-FORMAL」。学校近くのイベント会場を貸し切り、11年生のみが参加できます。夜19時にスタートして終わるのは22時を過ぎるそうです。チケットは90ドル(約9,000円)、親は参加できません。お知らせには、喫煙、アルコール、ドラッグなどを固く禁止する注意事項が明記されていました。オーストラリアでは18歳になるとお酒も喫煙も解禁で成人扱いになるので、17歳の11年生にとっては、距離がとても近いだけに注意が必要です。もし違反した場合は、かなりの罰則があって、その内容も詳しく書かれていました。
開催まで1か月もないのに、ドレスが見つからない
週末、娘の仲のいい友人が泊まりにくることがあり、先月あたりからドレスについてわちゃわちゃ相談しています。先日は2人でMyer(メルボルンの中心地にある高級デパート)にドレスを見に行ったそうなんですが、“どれもおばさんぽくてダメ”とばっさり。しかも、1,000ドル(約10万円)ぐらいしたそうで、親としても予算的に全然ダメ。結局その友人は、ネットで見つけたお手頃で可愛いドレスを購入したそうですが、娘はまだ決めかねています。もう開催まで1か月を切っているので、私も落ち着きません。
「どうするのー、ドレス。もうネットで買ったほうがいいんじゃない? オーストラリアは日本みたいに配達事情がスムーズではないから早くしたほうがいいよ」
「うーん、私、古着屋さんで見つけたいんだよな」
「えっ、古着⁈ どこのお店にあるの?」
「フィッツロイにある古着屋さんで、前に見たんだよね。あのあたりのお店にあると思うんだけど……」
フィッツロイとはメルボルンの中で古着屋さんが集まっているお洒落エリアのひとつです。東京でいうところの下北沢のような感じで、カフェやスタジオ、ギャラリーなどが点在しています。
古着屋さんで“運命のドレス”を見つけたい!
先週の日曜日、さっそく2人でドレスを探しにフィッツロイに出かけました。大きな通りに20~30軒の古着店があり、カジュアルなものからフォーマルまでいろいろあります。娘が案内してくれたお店に行くと、3着ほど気に入ったものがあるといいます。試着してみましたが、どれもサイズが合いません。クラシックなデザインでとてもかわいいのですが、残念。さらに他の店にも立ち寄りましたが、いい出合いはありませんでした。
というわけで、現在のところドレスはまだ購入できていません。私としては、古着屋さんで“運命の1着”を見つけるのは、なかなかハードルが高い気がしているのですが……、当の本人は、今のところ焦っていないので、とりあえず様子を見ることにしましょう。
古着屋さんらしく、いろんなテイストのドレスが並んでいます。この中から運命の1着を選ぶのは至難の業。
ちなみに、手前にあるブラックドレスは150ドル(約15,000円)。娘は前太ももに大きなスリットが入ったドレスが欲しいそうです……。
スマホが入るちょうどいい大きさのミニバッグを4ドル(約400円)で発見!
ヘアとネイルはお任せ。メイクは自分でスタンバイ!
ドレスのことはいったん置いておき、ヘアやメイクについて。ヘアは友人のお母さんが“ヘアアレンジ上手”ということで、その方にお願いするそうです。ネイルは得意な友人にやってもらうとのこと。メイクは自分でできるので、そのあたりの予算はほぼかからないのでほっとしました。ちなみに、すべてプロにお願いするとなれば、300ドル(約3万円)前後はかかるでしょう。
それから、ドレスをキレイに着こなすために背中の保湿ケアを毎日欠かさず、さらに週に3~4回は放課後に友達とテニスをしてからだを絞っているようです。
高校留学で初めての大きなイベントになりますから、親としてはいい思い出をたくさん作ってほしいと心から願っています。そのためにも、まずはステキなアンティークドレスを見つけないと!
次回はセミフォーマル後。イベントの内容はもちろん、当日のドレスやメイクなどについてもたっぷりお話させてください。
どうか、ドレスが見つかりますように……。
\お知らせ/
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