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「年齢を重ねるって、どういうことですか?」。作家・LiLyさんが人生の先輩を訪ねて歩いた人気連載『生きるセンス』がリニューアルスタート。より楽しく、より自由に、より心地よく生きるべく、人生のヒントをさらに深掘りしていきます。初回のゲストは、MEGUMIさん。第4話は、人生の幸福度を上げるためにできることを語り合います。
第1話▶▶今、MEGUMIさんが思う「生きるセンス」とは?
第2話▶▶MEGUMIさんと語る、無意識に出てしまう圧を消す方法
第3話▶▶MEGUMIさんと語る、美しい野心の健やかな育て方
第5話▶▶MEGUMIさんと語る「人生の先輩に聞きたいこと会議」
LiLyさん(以下、L) 「女性を幸せにする」ことが私たちの共通目標だとわかった今、あえて聞きたいことがあるの。MEGちゃんは、なぜそう思うようになったの?
MEGUMIさん(以下、M) 内閣府が行った、ある調査結果を見たことがきっかけかな。満13歳から満29歳の日本の若者の自己肯定感は、諸外国に比べて男女ともに低くて、女性のほうがさらにグッと低いのだそう。あくまで若年層を対象にした結果ではあるけれど、それを見て衝撃を受けたんだよね。これではいけない、自分はもちろん、みんなで一緒に幸せになりたい。少しずつそう思うようになったの。
L 日本人女性の自己肯定感の低さは、これからの課題だよね。
M ここでLiLyちゃんに質問。人は何をしているときにいちばん幸福度が上がるでしょうか?
L なんだろう?知りたい!
M 収入が上がったとか、恋愛が成就したとか、そんなことを想像するよね。でもある企業の調査によると、1位は「肌がきれいなこと」という結果が出たの。
L びっくり!でも…ものすごくわかる気がする。
M そのことを心理学者の方に尋ねてみたら、人はまずビジュアルで幸せを感じるから、なんだって。美味しいより、美味しそうなお皿。自分を好きなことより、好きそうな表情。それらを見ることで幸せを感じるらしいの。
L うん、すごく腑に落ちる。私、赤ちゃんができてすっごく幸せなはずなのに自己肯定感はとてつもなく下がっていた時期があって、その頃はとにかく自分に使える時間も余裕もなかったから、美容が面倒、メイクも面倒、綺麗でいられない自分を見るのが辛くて綺麗な友達と会うのが嫌になって、ますます自信がなくなっていくという悪循環。当時はもうね、美容が嫌いって公言していたくらいだったの。そう思わないと自分を保てなかったのかも。それが、子供たちが小学生になった頃くらいから、それまでの分を取り戻す勢いで美容に夢中になって。どんどん自己肯定感を取り戻したら、明らかに日々が煌き出したことをよく覚えてる。
M たかが美容、されど美容。見た目が変わると行動が変わる。行動が変わると人生が変わる。実は美容ってものすごい力をもっていると思うの。
L その一方で、MEGちゃんはメンタルケアにも力を入れているよね。瞑想を学んでいると聞いたけど…。
M スリランカの国賓に瞑想を教えている一族がいて、その先生が日本に来日すると聞き、講義を受けに行きました。アーユルヴェーダ5千年の叡智の一部を授けてもらうのだけど、その内容は「マインドは基本的に放っておいたら下がっていくもの。だからこそ運動や呼吸で上げていくことが必要」などなど、興味深いものばかり。それはなぜ起こるのか、どうすればいいのかを科学的に分析し、言葉で説明してくれて、実践していくというアプローチなの。
L なるほど!欧米のビジネスパーソンをはじめとして、世界で主流になってきている習慣だよね。
M あとは臨床心理士さんと話す時間も大切にしてる。その方から「人間は立場が上がるにつれて、あるものが必要になってくる。あなたもそれを決めた方がいい」というアドバイスを受けたの。それが「人生の大義名分」。最初はそんなこと決められないと思ったけど、シンプルなことでいいんだよ、と言われて。
L 結局、何にしたの?
M これこそ冒頭の「女性を幸せにする」という目標と繋がるんだけど…。笑わないでくれる?私の人生の大義名分はね、「女性の光になる」。
L 素敵、最高です! 私の座右の銘は、名作『もののけ姫』の主人公、アシタカによる「いい村は女が元気だ」というセリフなの。私はなぜか小さい頃から「女性を守りたい」「女性をいじめる人は許さない」という気持ちが誰よりも強くて。今改めて、それを実践に移さなければという思いに駆られているんだよね。
M 女性の、女性による、女性のためのアクション。一緒に起こしていこう!
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