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2023.6.22

『サウナしきじ』の娘、笹野美紀恵って何者?【サウナー先輩みきたん&きぬたんの美になる“サ活” vol.2】

皆さまこんにちは。笹野美紀恵です。“きぬたん”こと美的エディターの小内衣子さんと共に、このサウナ連載を楽しみにしていました。これからは“みきたん”として、きぬたんとふたりで、サウナの魅力をたくさんご紹介していきますね。よろしくお願いいたします。

『サウナしきじ』の娘、笹野美紀恵って何者?


まず、私のことをご存じない方も多いと思うので、自己紹介をさせてください。
静岡市出身で、父が『サウナしきじ』を経営していたことから、“しきじの娘”と呼ばれるようになりました。実は、『しきじ』はもともと別のオーナーさんが経営していました。その裏が私の実家で、小さな頃から遊び場として毎日のように出入りしていましたが、本当は私が21歳の時にご縁あって父が譲り受けたんです。

新幹線静岡駅からタクシーで約10分の「サウナしきじ」。聖地として、連日全国からサウナーたちがやってくる。

私は高校・大学とアメリカに留学していたので、父が裏のサウナ施設を譲り受けたと聞いてびっくり。そのころはサウナは男性が行く施設のイメージ。私たち家族も初めてチャレンジする異業種だったので四苦八苦したのは事実です。

第一弾のチャレンジとして、母が焼肉屋を経営していたことから、焼き肉のメニューを『しきじ』に取り入れました。今で言う“サウナ飯”ですね! 父が施設全体の見直し、併せて現場のスタッフからの意見も取り入れ、トライアンドエラーを重ねました。

第二弾のチャレンジは、私がメディアに『しきじ』のPRを試みました。すると、ある日実家に帰ったとき、『Saunner』(小学館刊)という雑誌が置いてあって、小山薫堂さんなど何人かのサウナ好きな方たちが、『サウナしきじ』をすごくほめてくださっている記事を読んだんです。私にとって、サウナはダイエット目的でしかありませんでしたが、この記事を読んでからゆっくりサウナに入ったら、いつものサウナが違って見えました。

「あれ、水が東京と違う。なんて気持ちいいんだろう」と、しきじのすごさに気づいたんです。

なんというか、ものすごくまろやかなんです。駿河の天然地下水の湧水を使っていますが、硬水なのにやわらかい。ミネラル(カルシウムやマグネシウム)の含有量は市販のミネラルウォーターの2~3倍多いです。水風呂の掛け流しの水は飲むことができます。つまり、飲むミネラルウォーターに浸かる、幸せな感覚です。

また、サウナはフィンランド式(ドライ)と韓国式(薬草)の2種類。特に薬草サウナの方は、床の下から定期的にスチームが上り、リラックスできると評判です。いろいろなサウナを体験するようになって、さらに唯一無二な『しきじ』の良さを実感しています。

こうしてだんだんとサウナが注目されるようになってきて、“しきじの娘”として取材が殺到。“この波に乗ったほうがいい”というアドバイスを受けて、私が書いた美容本や『しきじ』の本を出していただきました。2冊の本でムーブメントを起こしたい、の一心で、自ら静岡市長に挨拶しに行って、静岡の本屋さんをジャックして『しきじ』を盛り上げたりしました。今思えば、『しきじ』が家族経営だったからこそ、なんとしても私が盛り上げなきゃと踏ん張りが効いたと思います。

私、実は5人兄弟の末っ子でして。長女が主婦目線から使い勝手などいろいろ考え、次女が韓方を仕入れています。三女がWebサイトを担当。長男は携わっていないのですが、姉たちからよく、「私も“しきじの娘”なんだけど」ってからかわれています。

サウナブームに乗って、取材だけでなく、プロデュースのお仕事を全国からたくさんいただくようになりました。サウナの設計から携わり、導線や備品を考えたりしています。ホテルや旅館のほか、今は病院やゴルフ場などに設置するサウナのプロデュースもしています。徐々に、私がプロデュースしたサウナもご紹介しますね。

 

みきたんが最初にプロデュースした京都「moksa Rebirth Hotel」のサウナ。
3種類の完全プライベートサウナで、水風呂には比叡山の地下水を使用。
「moksa」公式ウェブサイト

次号はきぬたんと一緒に、「ビギナーさんならまずはどこのサウナに行くべきか」というテーマでお話しします。お楽しみに!

プロデューサー、『ONEBLOW』経営
笹野美紀恵
静岡生まれ。高校大学とアメリカに留学し、現地でスカウトされ帰国後モデルとしてファッション誌や広告で活躍。2008年にはミス・インターナショナルファイナリストに選ばれる。30歳で明治大学専門職大学院に入学し、マーケティングを学ぶ。在学中から神保町で「カレーに合うビール」など、数々のプロデュースを手がけ論文を書く。その後、サウナブームと共に脚光を浴び、“サウナしきじの娘”として、飲食・宿泊施設・温浴施設などのプロデュースに東奔西走する日々を送る。
instagram>>@mikie_sasano
Twitter>>@MikieSasano

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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