美的GRAND
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2023.6.13

“Mattママ”桑田真紀「自分は何者でもないからこそ、才能のある人を応援したい」|美的GRAND 新連載 vol.1

夫は有名アスリート桑田真澄氏、息子は時代のアイコンMatt氏。そのふたりを公私ともに支えるのが桑田真紀さんです。この連載では桑田家を陰で支えている真紀さんの「応援力」に注目。夫、子供、義理両親、上司・部下・同僚、ママ友など、すべての人間関係に応用できて、みんなが幸せになれる「サポート思考」力を考えるエッセイです。

自分は何者でもないからこそ、才能のある人を応援したい

桑田真紀

東京都生まれ。航空会社CA、専業主婦を経て、現在は夫・桑田真澄(読売ジャイアンツファーム総監督)と次男・Matt(アーティスト)のマネジメント会社を経営。趣味はゴルフ。著書に『あなたはあなたのままでいい 子どもの自己肯定感を育む桑田家の子育て』(講談社刊)がある

「誰にも頼らず自立していたい」一生独身希望だった学生時代

はじめまして。桑田真紀と申します。現在、夫の桑田真澄と次男のMattのマネジメントの代表を務めています。今まで、表に出ることは全くといっていい程なかったのですが、「今年は家族とは別に、私もちょっと動いてみようかな」と思っていたとき、タイミングよくお声をかけていただきました。

昔からそういう巡り合わせとかタイミングが合うのが好きで、何か流れのようなものがシンクロするとやりたくなる性分です。「今はちょっと……」と思うと、ずっと「今は……」とグズグズしているタイプでもあります。

私は昔から「誰かを応援したりサポートしたりするのが好き」です。自分はこれといって何もできないからこそ、優れた人を支えたり、隠れた才能を開花させようと努力したいのだと思うのです。だから、私は今までもこれからも、完全に「黒子」のつもりでした。今回、編集の方から「その黒子ぶりが気になるんです。どうやって才能に寄り添って世に押し上げていくのか、その方法を知りたい」と言われ、最初は「え? 私、何か特別なことしてたっけ?」と思ったのですが、いろいろ振り返りつつ、これからも前進していくのにはいい機会なのかな、と。そして、もしそれが誰かのお役に立てるのであれば、シェアしたい。それだってひとつの「サポート」の形だと思うのです。

今回は初回ということで、自己紹介をさせてください。

結婚したのは23歳。今の時代から見ると、若いほうですよね。当時の私は全く結婚願望がなくて、一生独身でいたい派でした。ウエディングドレスへの憧れも皆無。一生誰とも結婚しなくていいし、結婚のけの字も考えていない子だったのです。

主人と出会ったのは19歳のとき。当時、千葉県にエアロビクスセンターというスポーツ施設があり、そこでジャイアンツの若手だけで冬のミニキャンプが行われていました。成田に到着した海外選手もいったんそこでトレーニングしてコンディションを整える、というところです。

私の叔父は、航空会社のパイロットをしていた関係で、成田から程近い、その施設の近隣に住んでいました。私は航空会社のCAを目指していたので相談したところ、「だったら今から体力作りをしなさい」と言われ、そのスポーツ施設に通うことになりました。そこで私とトレーニングしていた叔母が、偶然知り合った当時の主人に「退屈しのぎにうちに来ませんか?」となり、叔父の家で食事会をした、というのがきっかけでした。当時、周辺には飲食店など何もないところでしたから、「いいですね。じゃあ、お邪魔します」となって。私は姉とふたり姉妹で女子中高・女子大育ち。野球は全く観ませんでしたから高校野球やプロ野球に疎く、主人のこともよくわかっていませんでした。

出会いはそんな感じでしたが、主人とはずっと何年も友達のまま。何しろ私は結婚願望がないのですから。「友達としてならいい。しかもずっと友達でいい」と思っていましたし、「誰か素敵な彼女ができるといいね」なんて主人に話していたくらいでした。

私がCAになりたかった理由も、結婚願望のなさにありました。実は、中学生の頃から芸能事務所のレッスンに通っていた時期があります。でも、高2の時、「先々わからない不安定な仕事より、一生結婚しないで定年まで働ける仕事ってなんだろう。航空会社のCAだ!」とひらめき、方向転換することに。とはいえ、CAになるのも、どこかで「無理かな」と思いつつも、「なれたらいいな」と淡い期待をしていました。

そうこうしているうちに時は流れ、短大2年の就活で航空会社の採用試験には無事合格。どこで聞きつけたのか主人から「おめでとう」と連絡があり、大きな花束をもらいました。正直、そのときもピンと来ていなくて、「……ありがとうございます……(小声)」くらいなテンション。当時、無口でおとなしく、ノリが悪いことに加え、基本、男性を信じていなかったことも大きかったのでしょう。非常に不愛想な対応だったと思います。自分で生きていきたい。誰かを頼っていくのはイヤだ。自立したい……と思っていた私。それがどうして結婚することになったのか。人生とは不思議なものです。

Maki’s キレイの源

メニューに困ったら「筑前煮」。幼い頃の私はおばあちゃん子でしたので、煮ものが得意です。食事は家族全員でワイワイとにぎやかに

家族でよくゴルフに。ハワイのような雰囲気の「吉井カントリークラブ」にて。ゴルフ歴は長いけど、本格的に始めたのはここ数年のこと

 

『美的GRAND』2023夏号掲載
撮影/天日恵美子(人物) ヘア&メイク/広瀬あつこ 構成/三井三奈子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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