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2023.5.30

桜井ユキさん「思い込みがなくなると見える自分も変わる」|ドラマ『ホスト相続しちゃいました』スペシャルインタビュー

話題の俳優、桜井ユキさんのコンプレックス解消法とメイクとの向き合い方についてお伺いしました。

コンプレックスは隠さない。前向きなメイクでなりたい顔になれた

ピアス¥95,700、リング¥105,600、バングル¥210,100(エドストローム オフィス〈シャルロット シェネ〉) その他/スタイリスト私物

「目つきが悪い」。学生時代から、そう言われることがコンプレックスだった。印象が良くなるよう、黒目が大きく見えるアイラインの引き方を研究した。

「でも、役者の仕事ではしたいメイクがいつもできるわけではないので、コンプレックスを解消するメイクを手放したんです。そうすると、“目つきが良くなった”と言われるように。私は欠点を解消するメイクに頼りすぎていて、メイクありきの表情になっていたのかもしれません」

自分が思っている程、人は気にしていないと気づいてから、メイクとの向き合い方がポジティブに。コンプレックスを隠さず、リップの色などで遊ぶようになった。思い込みがなくなると見える自分も変わる。それは、ホストの世界で奮闘する主演ドラマの久美子役とも重なる。

「久美子は『常識的に』が口グセの自己肯定感が低めの女性。日常に変化を起こそうとホストクラブを相続したことで、思い込みも変わっていきます。ドラマを通して何かに挑戦したくなるような時間になるといいなと思いながら演じています。実は私自身も20代は思い込みに捕らわれがちで、もち物も自分に合うものより、周囲と同じものを選んでいました。でも、自分に合わないものって疲れちゃうんですよね。情報に振り回されず、一歩踏み出す勇気をもつためにも、今はSNSを見過ぎないようにしています」

俳優としてのスタートは24歳。周りより遅かった分、キャリアに見切りをつける時期も早く来るかもしれないーー。そんなリミットを感じながらの挑戦を経て、今では多くの作品で引く手あまたの存在に。続けてこられたのは、「自分のボーダーを決めなかったからかもしれない」と言う。

「『ここまででいい』と決めると可能性もそこまでになる気がするので、限界を決めずに突き進んできました。役の濃度が濃くなる程、作品の色を左右しますが、ひとりでどうにかしようと思わず、周りにも頼りながら前を見て進んでいきたいです」

It’s my it!

ひとりでロマンスカー

箱根で温泉に入ったりと、ふらっとひとり旅が好き。次は、秋田で雪景色を肴に日本酒を飲みたい!

観葉植物は20種以上

枝葉が描く曲線が美しくて、自然に勝る美はないなと。最近、サボテンが仲間入り。手間がかからないのでおすすめ。

PROFILE

さくらい・ゆき/1987年福岡県出身。24歳から本格的に俳優として活動。主な出演作に映画『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』、ドラマ『イチケイのカラス』『真犯人フラグ』、主演ドラマ『満天のゴール』など。映画『君は放課後インソムニア』が6月23日に公開。

【Movie】『ホスト相続しちゃいました』


久美子は叔父の遺言で歌舞伎町のホストクラブを相続。できない、やらない自分への言い訳がうまくなっていた久美子だったが、ホストたちと店を立て直していく。
出演:桜井ユキ、三浦翔平、八木勇征(FANTASTICS)ほか
毎週火曜23時からフジテレビ系で放送中。

『美的』2023年7月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/塚原ひろの スタイリスト/高野夏季 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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