大高博幸の美的.com通信(53)ハニー・イズ・スプリング。春だから蜂蜜♪ [1]
最近、蜂蜜を用いたスキンケア製品が急に増えてきましたよね。僕が子供の頃も蜂蜜入りのコスメって珍しくはなかったんですけど、それが新しいサイエンスとテクノロジーを伴って、パワフルに復活してきた感じです。やはり蜂蜜って、美容に不可欠なんですね。だからというワケでもないんですが、今回は蜂蜜の話。それも食べるほうの蜂蜜です。
実は僕は“蜂蜜大好き人間”で、自宅で仕事の日は1日3回、東京へ出る日でも1日2回は蜂蜜を食べています。マフィンや五穀米製のパンに塗ってorヨーグルトと一緒にがほとんどですが、お菓子を食べるよりも、このほうが体が喜ぶという実感があり、常に10種前後をストック…。もしも、「私の家のキッチンには、蜂蜜はない…」という人がいたら、とっても残念! 早速入手して、そのおいしさ、健康と美容にプラスってコトを実感・体得してほしいです。
では、授業よろしく蜂蜜とは?から始めます。
蜂蜜は、ミツバチが花から採取した蜜を、体内酵素によって分解・濃縮・貯蔵したモノ。大部分は単糖類(ブドウ糖&果糖)ですが、栄養分が豊富で、アミノ酸、ビタミンA・B・C、ミネラル、微量元素、有機酸、酵素、ポリフェノールなどを含んでいます。そのため、肌に対して保湿&エモリエント&刺激緩和効果があり、なめらかさ&ハリ&ツヤ&明るさをもたらします。カロリーは砂糖よりも低いので、安心して!
蜂蜜にまつわる伝説的な話を3つ。
ギリシャ神話の最高神ゼウスは、「神々の食べ物である蜂蜜によって育てられた」とされています。
古代ギリシャの哲学者プラトンたちは、「蜂蜜は永遠の若さと美と強さをもたらす秘薬」と称賛しました。
医学の父ヒポクラテスをはじめとする偉大な医学者たちは、医療現場で、特に視力や内臓の回復、傷の治療に蜂蜜を用いていました。
蜂蜜とミツバチの豆知識を少々。
蜂蜜は、少なくとも約3千年前には存在していたコトが確認されています。
蜂蜜を作る養蜂業は、少なくとも紀元前700年には存在していました。
1922年、考古学者たちは、エジプトの古墳から、瓶に詰められた2千年前の蜂蜜を発見。それは依然として“おいしい味”を保っていたそうです。
ミツバチは、人間に食料をもたらしてくれる唯一の貴重な昆虫です。
ミツバチは、植物種の約1/3に対して、受粉の媒介という自然の役割を果たしています。
一匹の働きバチ(ミツバチのメス)は、6〜8週間の一生の間に、平均小さじ1/12量の蜂蜜を作り出します。
働きバチは、巣から一度飛び立つごとに、50〜100輪の花から蜜を吸い集めます。
働きバチが一生の間に飛び回る距離は、地球1周分にも匹敵すると、子供の頃に聞いた記憶があります。算出方法etc.が不明なのでコレは不確実ですが、とにかくあの小さな体で想像を絶する距離を飛び回るコトだけは確かです。
これらの豆知識に感動して以来、僕は蜂蜜を1滴もムダにしないようになりました。働きバチさんに感謝しながら、毎回ごちそうになっています。
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