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2011.3.29

旅の思い出を仕上げる最終ホテルの選び方インド旅行編 【1】デリー

一度行ったら何度でも行きたくなるか、二度と行きたくないと思うか、真っ二つに好き嫌いが分かれるインド。
BRICKsのIとして、発展著しいインド。
あなたは、行ったことありますか?

インドのどこに行ったかで、印象がかなり違うかもしれません。同時に、行った先に関わらず大筋の印象は同じ・・・かもしれません。
何が起こるかわからない・・・それが、インドの魅力でもあり、嫌いになるところかも。

2010年の夏の旅がまさしくそうでしたが、インドの地方をメインに旅し、デリーかムンバイに1泊して帰国・・・というパターンが多いのでは。
そうすると、旅の印象の最終仕上げが、デリーのホテルにかかっていると言えるでしょう。
インド長旅だったり、デリー1週間というなら事情は違ってきますが、1泊(しかもフライトが夜なら特に!)なら4つ星以上のちゃんとしたホテルにステイするべきです。

2010年夏の旅は、ヒマラヤのラダック地方に5泊し、早朝デリー着、1泊して夜デリー発というスケジュール。この1泊だけちょっとした贅沢をしようと選んだのは、The Taj Mahal Hotel(タージマハルホテル)。デリー自体23年ぶり、当時泊まったのも同じホテル。デリーがどれだけ変化したか、ホテルがどれだけ変わったのか確認するのも楽しみでした。

その1泊は、空港からのお迎えつきプラン。ラダックの乾燥したさっぱりの空気とは一変、湿度85%、気温35℃のデリー・・・お迎えハイヤーのおじさんが差し出した冷たいタオルとミネラルウォーターにびっくり。まさにラグジュアリー!
到着したホテルは、高層のシティホテルの様相でした。昔の、ゆったりしたスロープや植民地の名残のコロニアル感は消され、アジアの贅沢ホテルに必要なものがそろった近代的なホテル。何回か建て直し、建て増しを経験しているそうです。
門を入ると、タクシーのボンネットもトランクも開けられ、空港のチェックイン並みの手荷物を検査・・・でしたが、中に入ったとたん、ウェルカム。出迎えられ、守られた雰囲気に和みつつ、清潔で気持ちのいいお部屋に(インドでは、そう思えるのは確かに貴重)。

いやいやでも、デリー探索に出るのだ!とカオスに乗り出した1日め、さんざんでした。

(1)オートリキシャーの運転手にだまされる。

本当に古典的なんだけど、しょっぱなで、「いやまさかね」にやられました。
ホテル内には車しか乗り入れられませんが、ホテル外にはオートリキシャー(バイクタクシー)がたくさん待ってます。
ホテルの人は推奨しないけど、ロコはこれだし・・・と、運転手にレストランの名前「SARAVANA BHAVAN」を見せました。
Janpathという大きな通りは、ホテルから北上してコンノートプレイスに向かう途中。・・・なんだけど、「この通りは今日でもで封鎖されている。店も休み」と運転手。
「えー、ほんと???」思いつつ、「お腹すいてるんだけど」というと、「いい店に連れてってやる」・・・やはり、連れて行かれたのは土産物屋で、運転手はマージンをもらうために私が出てくるまで待っている・・・何も買わないけど・・・。
おまけにどこにいるのか、大体はわかっても道がわからない・・・。ホテルで聞いたらもちろん、Janpathは閉鎖してないし店もやってる」。
あー甘く見てましたね、デリーを。汗だくになりながら、意地でもヴェジタリアンのカレーやさんに到着し、300円しない定食をおいしくいただきました。

(2)物売りの女の子にどつかれる。

またオートリキシャーで移動(懲りない)。信号待ちしてる間に、いろんな人が寄ってきます。23年前は、何も言わずに手を出すだけだったけど、今は何かしらを売りにきます。
5歳くらいの女の子、ペンを出して「10ルピー、10ルピー」と言いながら、悲しそうな目で見上げるけど、動かず黙ってました。
オートリキシャーは素通しだから、触り放題。その女の子、座ってる私のひざに頭をつけて、すりすりしながら10ルピー10ルピー。「買って」じゃなくて「ちょうだい」。
そのうち信号が変わりそうになり、何ももらえないと確信した瞬間、その目は「悲」から「怒」になり、持ってたペンで私のあごをどつき、車道から消えました。
いやあ〜、びっくり。経済成長したけど、基本変わってないようで。

街を歩いていても、道案内のふりして店に連れて行こうとする輩だらけ。かえって夜、暗い道を歩いているほうが、日本人だとわからないから寄ってこないんだ・・・と、安心しちゃうくらい・・・いやいや、夜の一人歩きはいけませんが・・・。

という話を、2日目、ホテルの人にしたところ、「タクシーを借り上げて買い物して回るべし」と。「ホテルのハイヤーは高いので、信頼おけるタクシーを頼んであげましょう」と。
確かにもう2日目は、お土産買い歩く→荷物が増える・・・というわけで、時間も疲れ方も全然違いました(6時間で約2000円)。
行きたい場所を書いて渡すと、ドライバーが効率よく回ってくれる・・・本来のインド的な実務の素晴らしさを味わいつつ、レイトチェックアウトでぎりぎり夕方までお部屋も使わせていただき、36時間でデリーを満喫したのでした。

何があっても、面白いインド、大好き。

★The Taj Mahal Hotel
http://www.tajhotels.com/Luxury/The%20Taj%20Mahal%20Hotel,NEW%20DELHI/default.htm
★Hotel SARAVANA BHAVAN
http://www.saravanabhavan.com/restaurants.php?cn=India&cy=Delhi

*text by 美的.com*

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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