【大人のアンダーヘア事情】みんな処理してる? 基本とメリットを押さえよう|美的GRAND
マストなの?それとも必要ない?聞けない…でも知りたい!気になる…でも踏み切れない!話題沸騰中の秘めたるケアを深掘り!
『美的GRAND』読者に聞きました! アンダーヘアのリアルとは?
Q.アンダーヘアを処理(脱毛や剃毛)していますか?(N=52)
YES 78.8%
NO 21.2%
いつ?手段は?きっかけは?
●35歳くらいからレーザー脱毛。必要ないと思ったし、生理のときに邪魔だったから(40歳)
●40歳でカット&剃毛を開始。40代になってから経血量が増え、かぶれやすくなったため。最近、自宅で光美容器を使い始めました!(49歳)
●まさに今年、医療脱毛を開始! 蒸れが気になったのと、白髪になるとレーザーは手遅れと聞いたので(46歳)
●今年から始めました! 周囲で話題になっているので、まずはカミソリで剃毛したら快適♡ その後、美容のインフルエンサーが推していたレイボーテヴィーナスを購入。すっきり爽快です(58歳)
●17歳のアメリカ留学がきっかけに。若い頃は剃毛していましたが、その後永久脱毛を完了しています(45歳)
●今年に入ってから、週1ですべて剃っています。ショーツからはみ出さなくなったし、トイレでも快適です(43歳)
「No」11人中、10人が処理に前向き。その理由は?
●生理中にナプキンで肌に赤みやかゆみが出るし、水着を心配なく着たいから。また、高齢になって介護が必要になったときに、迷惑をかけないように…(42歳)
●老後には邪魔になりそうなので今のうちに減らしておきたい(43歳)
●フェムテックのセミナーで、海外では処理は当たり前、そして処理している方が、今も将来も衛生的と聞き、納得したので(49歳)
●とにかく周囲で話題! やるなら今すぐにでも(50歳)
アンケートにご回答いただいたグラニスト(『美的GRAND』読者組織)の8割近くが「アンダーヘアの処理経験がある」という、予想を上回る結果になりました。昨年から今年にかけて始めた人の多さにも、関心の高さがうかがえます。
とはいえ、「完全に処理済み」の人はまだ少数で、ほとんどが現在進行形。ただひとり、「現状No、今後もやる予定なし」と回答された方の「パートナーと相談し、今のままで良いと決めたから」という理由にも納得です。この特集では、処理済み、進行中、興味をもっている人から寄せられた多くの疑問に答えていきます!
処理済み多数とはいえ、疑問はたくさん!
まず、VIO処理の基本とメリットを押さえよう
数年前から、40〜50代のVIO脱毛ニーズが急増中。介護される将来を見据えて今のうちに処理を、というムーブメントに背中を押される人も多いようです。
でも、VIOの毛を処理するいちばんのメリットは、将来でも他人でもなく、今の自分が快適になること。本人が良ければ毛があっても構わないということを前置きしつつ、「原始時代には、アンダーヘアが大事な部分を守っていたかもしれませんが、今は下着があります。特にIとOは毛があることで、月経血や尿、便などの汚れが残りやすい、蒸れて雑菌が繁殖しやすいなど衛生面のデメリットは大きく、ニオイやかゆみ、炎症などトラブルや不快感に。毛が太く硬いため、摩擦で色素沈着も起こります」と産婦人科医の海老根真由美先生。産後や更年期に増える尿漏れも、アンモニアが毛に残りニオイの発生源になることがあるそう。
アンダーヘアがなくなると清潔に保ちやすいだけでなく、デリケートゾーンへの意識が高まり、拭き方、洗い方、触れ方が変わり、コンディションも確認しやすくなります。水着やレオタード着用時に処理がいらないのもストレスフリー。
今は、レーザー、ワックス、光(IPL)と選択肢も広がり、IとOだけ処理、毛質や毛量をコントロールなど、どこまでやるかも自分次第。ただし、手軽なエステで火傷や仕上がりの不満、セルフ脱毛で外陰部に傷をつけるトラブルも少なくありません。デリケートゾーンのエイジングも始まる40代からは、安全を最優先に、無理のない処理計画を。
そもそも…VIOってどのエリア?
Vラインは正面から見える三角形の部分。ショーツや水着からはみ出すビキニラインです。Iラインは足のつけ根の女性器に沿った部分。外陰部の粘膜も含まれるかなりデリケートなエリアです。Oはお尻の穴の周り。ヒップ全体ではありません。
Vにはどんなデザインが?
Q.人に見られてもOKのデザインは?(医療レーザーで処理中・42歳)
一番人気は、下着からはみ出さない程度の逆三角形に整えるトライアングル。骨盤の幅や体型に合わせて高さや角度を調整します。すべて取り去るヌードも快適。一度完全にオフすることで毛質を柔らかく整え、毛量を減らす効果も。トライアングルの左右の角を落としたダイヤモンド、ソフトな印象ですっきり細見えのオーバルもおすすめ。
Q.デリケートな部分なので傷つけないか心配。安全な施術の選択肢は?(未処理・46歳)
デリケートな部分ゆえ、慎重に。おすすめはこの3つのケース!
case1.婦人科で医療レーザー脱毛
case2.定評あるサロンでワックス脱毛
case3.光美容器や専用シェーバーでホームケア
『美的GRAND』2021秋号掲載
イラスト/きくちりえ(Softdesign LLP)文/片岡えり 構成/佐野有子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。