33歳シングルマザー「これでよかったの?」 人生の岐路で前向きになる心の持ち方とは?|美容家・深澤亜季のルンルン ビューティカウンセリング【vol.3】

美容家・深澤亜季さんの人気連載「ルンルンビューティカウンセリング」。今回は33歳シングルマザーの方からのご相談。「これでよかったの?」と過去を振り返り、将来に不安を感じる彼女に、深澤亜季さんが心を満たす、とっておきの「ルンルン」ヒントを伝授!

フリーランス
TM
33歳、2歳児を育てるシングルマザー。金融OLから、美容系フリーランスへ転身し、私生活では子育てと仕事に奮闘中。最近は筋トレとランニングに夢中で、体を動かしてストレス発散するのが密かな楽しみ。
【vol.3 シングルマザーの不安…「これでよかったの?」 人生の岐路で前向きになる心の持ち方とは?】
亜季:皆さん、こんにちは。美容家の深澤亜季です。「深澤亜季のルンルンビューティカウンセリング」、今回の相談者は、フリーランスで活躍されているTMさんです。どうぞよろしくお願いいたします!
TM: 深澤さん、どうぞよろしくお願いいたします! 私、仕事では金融関係のOLから美容系のフリーランスへと転身し、またプライベートではシングルで子育てをしているんです。仕事も子育ても自分らしく、と決めたはずなのに、たまに「このままでいいの?」と未来に不安を感じることがあって…。フリーランスで子供を一人で育てる中で、先のことが不確実で不安になる…という気持ちに直面することも多いんです。
亜季: TMさん、とても正直な気持ちをお話しいただき、ありがとうございます…! まず、ご自身の気持ちがルンルンする方を優先して、道を選んできたことは本当に尊敬ですし、素晴らしいことですね。TMさんはまさに「ルンルンビューティ」の体現者だと思います!
TM: そう言っていただいて少しホッとします…!
亜季: 会社員を辞めたり、シングルで育てると決めた今の決断に後悔していることはありますか?
TM: これまでの決断に後悔はないし、早く決断して良かったと思っています! でもその一方で、「本当にこれでよかったのかな…?」という不安がふと湧いてくるときがあるんです…。
亜季: うんうん、そうですよね。後悔はなくても、不安に感じる瞬間は誰にでもありますよね。
ネガティブな出来事も「得ているもの」に変換!
亜季: 私も若い頃、美容家としていろんなところに営業に行って、全然仕事の依頼が来ない時期もありました。そのときに暗くなってしまうと、より仕事が来なくなると感じたので、不安なときでも明るくいるひとつの方法としておすすめなのが、今自分に “あるもの” に目をむけること。例えば、“仕事がない”と考えると悲しくなるけど “時間がある” と考えれば、その間自分のスキルを磨こうと前向きになれたり、若くてキャリアがないと思うと自信がなくなっちゃうけど、若さとパワーと自由な未来があると考えれば、やる気も湧いてくるので、“ない” ものではなく “あるもの“ に光をあてると、気持ちがパっと明るくなりますね。あと人は「楽しいから笑うのではなく、笑顔でいるから楽しくなる」とも言われているので、どんなときも口角を上げて、乗り切ったことがありました。
TM: 深澤さんにも、そんなことがあったんですね!
亜季:そうなんです。あとどんなことにも、ポジティブな面とネガティブな面、両方が必ずありますよね。大切なのは、どんな状況でも「自分が得ているものは何か」を考えると良いですね。
TM: 得ているもの、ですか?
亜季:そう。例えば、コップの水をこぼしてしまったとき、「あーあ、こぼしちゃった…」と落ち込むのではなく、「床が掃除できる!ラッキー!」とポジティブに変換して捉える、吹き出物ができたときは「新しいコスメに出会うチャンス!」と捉えてみる。そうやって、マイナス面に捉われて立ち止まってしまわずに、物事のポジティブな面や得ていることは何かな、と考えて、次へ次へと進んでいくクセをつけるとルンルンな日々が安定して続いていきます。 TMさんも、今の状況で得ているものもたくさんあるはずですよね。
TM: 確かに、一人での育児で忙しい反面、子供と二人で過ごせる穏やかな時間に、小さな幸せを感じているかも。
亜季:その気づきは、何より大切ですね! 日々の小さな幸せに意識的に目を向けるようにするとストレスも軽減されていきますね。
そして、どんなときも美容は、手っ取り早く自分をポジティブに持っていける最高のツールですよね! メイクやスキンケアでキレイになったら “自分いいね” と思えたり、人に褒めてもらえたら、より自己肯定感も上がっていきます。自分の心を満たすルンルンのきっかけが美容には詰まってるので、気分がイマイチなときほど楽しんでほしいです。
TM: 確かに! 気持ちが沈んだときもメイクをして外に出かけて、人と話すとポジティブなエネルギーをもらえる気がします!
亜季: 素晴らしい! そうした日々の行動も、立派なルンルンビューティですよね。
心配ごとは9割起こらない! 「遅延型ルンルン」を信じる心
TM: でも、子供と二人で生きていくことを考えると、「ほんとに大丈夫なのかな?」って、どうしても心配になってしまうときもあるんです…。
亜季: 先のことを考えると不安で頭がいっぱいになるときもありますよね。でも、実は「心配事の9割は起こらない」と、ある研究でも証明されているんですよ。
TM: そんなに!?
亜季:驚きですよね。本当にそうなのか、心配事を紙に書いて、実際にその悩みが起こったかどうかというフィードバックの実験を、私は1年間トライしてみたんです。すると確かに心配事はほとんど現実に起こりませんでした! それに、TMさんも先のことが心配と話していますが、育児も仕事もすでに立派にされているじゃないですか!
TM: 確かに思いがけずシングルマザーになって、最初は本当にどん底で不安しかなかったけれど、今は何とかやってはいますね…!
亜季:本当に凄いことです! それはTMさんの頑張り力の賜物であるとともに、心配事はそう起こらない説を実証されてますよね。たとえ一時的に最悪な状況になったり、あの時本当に苦しかったなという出来事があったとしても、実はその最悪な出来事があったことが今の自分の幸せにつながっている、ということも多いものです。それはルンルンビューティーの考え方の一つである、「遅延型ルンルン」です。
TM: 「遅延型ルンルン」! 時間差でルンルンに繋がる、ってことなんですね!
亜季: そうなんです。あのとき辛かったけど、頑張って良かった、と時間が経ってから幸運だったなと気持ちが変わることがありますよね。自分のルンルンという軸をぶらさなければ、物事はルンルンな方へ好転していきます!
30代は葛藤とパワーの時期! 「今」を必死に生きる
TM: 深澤さんが人生が思うようにいかず停滞しているな…というタイミングで、他にも意識していたことはありますか?
亜季:そうですね、TMさんが先のことを色々考えて行動されているのは、真面目でパワフルな証拠。素敵で眩しいです! そんなTMさんに、30代で意識しておいてほしいことが3つあります。
まず1つ目は、「目の前のことを必死でやっていくこと」。人生の中で年齢って、私は関係あると思うんです。30代でしか出来ないことや、30代だから上手くいくことがたくさんあるので、今目の前にあることを楽しむことが大切ですね。
そして2つ目は、「理想と現実の自分の折り合いを付けること」。よく若い方からのご相談で理想が大きすぎて、現実の自分や生活にあるルンルンが見えなくなっていることがあります。そのバランスを保つことがルンルンには大切で、若いときはパワーがあるので理想と現実5:5くらいの割合にするのが良いかと思います。そのバランスは年齢によって変わっていくもので、私自身40代になった今は、理想は3くらいで、現実7の自分を受け入れて楽しむことが、ちょうどいいと思えるようになりました(笑)。
TM: なるほど…。徐々に現実の自分を受け入れていく、ってことなんですね。
亜季:そのうちだんだんと理想を追うパワーが無くなって来ますから(笑)。
そして3つ目は、「30代は葛藤が多い時期だと理解しておくこと」。30代は、自分自身の価値観と向き合ったり、仕事や子育てなど、様々な葛藤を抱えやすい時期でもありますよね。でもその反面、その葛藤を乗り越えた人にだけ開くルンルンの扉があります。30代は色々なチャンスに溢れているので、自分の理想や、考えたことをどんどん行動に移していってほしいです!
ルンルンビューティアンサー No.3
「これでよかったのかな?」と過去を振り返る気持ちは、未来を良くするパワーの証。
自己肯定感は手っ取り早く美容で上げて、目の前のことをがむしゃらに!
30代のパワーが未来の自分にご褒美をくれルン♬
Aki’s LunLun
最近の超ルンルンな発見! それは寝る姿勢を仰向けに変えたところ、頬のシミやうっすらモヤモヤしていた炎症がどんどん沈下してお肌のくすみが劇的に晴れたこと。そのきっかけとなったのが、ときどき起こっていた腰痛。それを治すために信頼しているエステシャンの方にご相談したところ、横向き姿勢で寝るのがダメで兎にも角にも仰向けで寝なさい、と。それを徹底して実践したら、腰痛が一気に治り、枕とお肌の摩擦もないことで晴れやかなお肌になり、翌朝の気分がルン♩ vお写真は寝る前に気分が明るくなる殿堂入りの香り。好きすぎて残りわずか…♡ ジョー マローン ロンドン オレンジ ブロッサム コロン
連載バックナンバー「ルンルン ビューティ」
写真/深澤亜季 構成/高木美伽
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
FUKASAWA AKI 1977年生まれ。女性は自分に合った正しい美容法を行えば、年齢に関係なく誰でも必ずキレイになれる、をモットーに美容情報を発信。また、誰もが自分らしいキレイと幸福感が高まる、独自のメソッド“ルンルンビューティー”を提唱。ビューティーは、キレイになるのがゴールではなく、人生に LOVE、POWER、CHANCE、MEET をもたらし輝かせてくれる、がセオリー。
Instagram: lunlunaki