【お風呂の入り方】食後何分後が狙い目? 美容効果をUPさせるには?|カロリーを消費するバスタイムの使い方
バスタイムは毎日のルーティンだから、コツコツメソッドがぴったり。暑いとシャワーだけになりがちですが、ぜひ湯船につかって、カロリー消費を促して!
40℃の湯船に10分以上つかってカロリーを消費!
\湯船につかってカロリーを消費/
入浴は空腹を忘れさせてくれるというメリットも!
「入浴でカロリーが消費されるので、コツコツと太りにくい体を作るという意味でお風呂を利用しない手はありません。また、水圧で体が圧迫されるため、食欲が落ちると言われています」と、お風呂の医学研究者である早坂信哉先生。
「体を温めたり、血行を促す入浴剤をプラスすると効果がさらにUPします。無機塩類と書かれている温泉成分入りや、炭酸系の入浴剤がおすすめです」とのこと。入浴時間が長いほどカロリーも消費されるので、時間に余裕があれば長風呂を楽しんでも。
「ただし、のぼせには注意を。のぼせは脳の温度が高くなって起こるので、熱中症と同じです。のぼせ対策には、下の入浴ポイント(3)の冷シャワーも有効。温冷効果で疲労回復が促され、良質な睡眠にもつながります。また、入浴後のストレッチもおすすめ。関節が柔らかくなっているから体に負担が少なく、カロリーの消費も高まりますよ」
入浴ポイント
(1)食後30分くらいが狙い目
「血糖値が上がると脂肪を蓄えやすい状態に。入浴は血液中の糖分を消費するので、血糖値の上昇がピークになる食後約30分に入ると効果的です」
(2)40℃のお湯に全身浴で10分以上
「40℃に全身浴で10分入ると、軽いお散歩くらいのカロリーを消費します。20分なら2倍に。半身浴だと半分になるので、肩までつかって」
(3)入浴の合間に手足に冷シャワーをかける
「カロリーは下がった体温を上げるときに大きく消費するので、合間に冷シャワーを20〜30秒かけるのも◎。のぼせ防止にも有効」
(4)冷たいお茶を飲んで美容効果UP
「のぼせないように水分補給しながら入浴を。飲み物は冷たい方が吸収がよく、緑茶や麦茶を飲めばカテキンやミネラルもとれて一石二鳥!」
『美的』2022年7月号掲載
撮影/横山翔平(t.cube) ヘア&メイク/相馬久美子(for blast) スタイリスト/坂下シホ 構成/内田淳子、越後有希子 撮影協力/AWABEES、UTUWA
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
はやさか しんや/入浴・温泉を医学研究し、診療を続けている医師。正しい入浴法を発信し、メディアでも活躍。著書に『おうち時間を快適に過ごす入浴は究極の疲労回復術』(山と渓谷社)がある。