ヘアスタイル・髪型
2021.8.16

「ザクザク前髪」で、おしゃれに差がつく【15のスタイル】

揃わなくても可愛いザクザク前髪。軽やかな印象になるのも魅力。『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

ザクザク前髪ってどんなスタイル?

【特徴】 ・どんな長さでも大事なのは束感!
・毛先の切り口がザクっとカットしたような切りっぱなし感。
・オン眉、長め、斜めなど切り方のバリエーションがある。
・流行中のシースルーバングとも厚めの前髪とも相性◎


ザックリ感が可愛い「オン眉」スタイル【3選】

【1】パーマで作る旬顔バング

Point

パーマをかけることで、柔らかいニュアンスも表現しやすくなっている。前髪は思い切って眉上に!長めだと大人っぽくなってしまい、かといって目の上ギリギリの長さだと幼くなるところ、オン眉にすれば程よいカジュアルさを演出。

【how to“前髪”】

  1. 前髪は、眉上でぱっつんラインが残るように切る。ややワイドにすると耳にかけた時のバランスがよく、シースルーにもしやすくなる。
  2. パーマは23~17mmのロッドを使い、毛先を1カール巻いてボディパーマをかける。
  3. スタイリングは、クリームタイプの軽めのワックスを全体にしっかり揉み込む。最後に手に残っているワックスを前髪に塗布したら完成。

担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 村上由希菜さん

 

【2】束感がポイントの短めバング

Point

個性的で表情を豊かにする短めの前髪は、一歩先のオシャレや人と被らないスタイルを楽しみたい人にぴったり。

【how to“前髪”】

  1. 直線ラインがでるように眉上の短い長さでカットし、重めの仕上がりにする。
  2. 19mmのアイロンで顔まわりは、内と外をランダムに巻く。
  3. 前髪はバームとオイルを混ぜ、かき上げるように付ける。自然におろしてから、束感と透け感を整えたら完成。

担当サロン:MINX 銀座店 高橋里奈さん

 

【3】顔まわりが明るくなる束感シースルー

Point

前髪はマスクをしていても、顔まわりが明るい印象になるので短めがおすすめ。

【how to“前髪”】

  1. 眉ギリギリの長さでシースルーにカット。
  2. スタイリング剤をつけ過ぎるとナチュラル感が損なわれるので、“小指の爪”くらいの量のクリームバターを手に取り、指の間までしっかり馴染むよう伸ばす。顔まわりから後ろに向かって手ぐしを通す→襟足→表面を後ろに流す→前髪、の順番で塗布。
  3. ナチュラルに仕上げたいからといって、何もつけないのはNG。旬の質感をつくるスタイリング剤で仕上げて。

担当サロン:GARDEN aoyama (ガーデンアオヤマ) 豊田楓さん

 

ランダム感がおしゃれな「長め」スタイル【3選】

【1】大人っぽくアンニュイな長め前髪

Point

前髪を長めにすることで、アンニュイな雰囲気を出して、大人っぽく仕上がる。

【how to“前髪”】

  1. 前髪とトップの長さは、長めにして、シャープな印象に仕上げる。
  2. トップと前髪のみ軽くパーマをかけることで髪全体に動きが出て、ショートでも女性らしいスタイルになる。
  3. セミマットな質感がでるワックスで、前髪の毛先を摘んで少量つけて、束感を出す。

担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん

 

【2】おしゃれに差がつくクセ毛風うざバング

Point

顔まわりだけにふわふわのパーマ、名付けて“エンジェルパーマ”をかけたこちら。シンプルになりやすいボブのファイスラインに、くしゅっとした動きをつくりお洒落なニュアンスに。パーマをかけることで顔まわりの生えグセや髪のクセを活かせる美人ヘア。

【how to“前髪”】

  1. 前髪は長めのシースルーバングで、サイドにも流しやすいようにカット。
  2. パーマは顔まわりのみ、20mmのロッドでスパイラルにポイントパーマをかける。
  3. 乾かす前にパーマをかけた部分にはムースワックスをもみ込み、。最後に、毛先にムースワックスかオイルをつけたら完成。

担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 和田かな子さん

 

【3】ちょっぴり厚めの大人な束感バング

Point

前髪ありでも、長めのシースルーバングにすることで、大人っぽい印象に。

【how to“前髪”】

  1. 前髪は目にかかるくらいの長さで、顔を包みこむように緩やかなマッシュラインにカット。
  2. スタイリング剤は、セミウェットな質感をつくりつつ、うるおいヘアへ導くヘアバターをチョイス。細めな毛束に仕上げることで、大人カジュアルを楽しめるスタイルに。

担当サロン:lora.garden(ロラ ドットガーデン) 細田真吾さん

 

絶妙バランスの「斜め・アシンメトリー」スタイル【3選】

【1】束感とツヤ感でつくる斜め前髪

Point

前髪の束間がポイントとなり、一気に今どきヘアに。軽く横に流せば雰囲気を一変させられ、ギリギリ結べる長さでカットしているためアレンジも自由自在。

【how to“前髪”】

  1. 前髪は奥行きを浅めでやや幅広くとり、肌が見えて束間が出やすいようにカット。
  2. 髪をドライする時、前髪はその日の気分で下ろしも流しも対応できるように分け目がつかないように乾かす。
  3. ツヤ感の出るソフトワックスを全体に揉み込んだらフィニッシュ。毛先がパサついているとNGなので、セミウェットな質感を目指して品良く仕上げて。

担当サロン:GARDEN harajuku(ガーデン ハラジュク) 細田真吾さん

 

【2】下ろしも流しも叶える落ち着き感のあるシースルー

Point

下ろしも流しも叶える技ありシースルーバングは、柔らかさがある。

【how to“前髪”】

  1. 前髪はシースルーにカットしますが、流しバングもできるよう毛量の梳き方テクニックで調整。
  2. クリームバターを中間から毛先になじませたら完成。セミウェトな質感にするとオシャレ感がアップするので、髪質によっては少しだけセット剤を多くするがおすすめ。

担当サロン:GARDEN aoyama  (ガーデンアオヤマ) 豊田楓さん

 

【3】アンバランスなザクザクバング

Point

シースルーバングとは打って変わり、厚みのあるザクザクバングが新鮮。

【how to“前髪”】

  1. 左右どちらかがナチュラルに眉上になるようカット。
  2. ドライの状態で内側からのスライドカットで束感を出やすくする。

担当サロン:apish jeno 堀江昌樹さん

 

「レングス別」ザクザク前髪ヘア【4選】

【1】ウェットな束感のうざバング「ショート」


【how to“ベースカット”】

  1. リップラインのショートボブにカット。王道の小顔バランスでカットすることで、美シルエットにも。前髪は薄めのウザバングとすることで、左右に分けても、流しても、かき上げにもとアレンジが可能。
  2. 今回、ノンカラー、ノンパーマなので、ダメージ知らずの美髪をキープできる。


【how to“スタイリング”】

  1. ドライ後、ストレートアイロンを使って内巻きに緩やかな丸みをつける。カールづけは毛流れをつくる程度にし、巻き過ぎないことでシックで今どきな仕上がりに。
  2. スタイリング剤はオイルをチョイスし、もみ上げのおくれ毛と前髪にしっかり馴染ませ、ウェットな束感をメイク。手に残ったオイルをサイドやバッグにも塗布し、毛束感を整える。最後におくれ毛を残し、両サイドの髪を耳にかけたらフィニッシュ。

担当サロン:Laf from GARDEN (ラフ フロムガーデン) 津田恵さん

 

【2】束感シースルーのワンカール「ボブ」

【how to“ベース&カラー”】

  1. 全体をあご下3センチの長さで、切りっぱなしボブに。髪質によってはグラデーションを入れても。
  2. 前髪は眉と目の間の長さで、ぱつっとしたラインが残るシースルーに。サイドバングは、耳かけした時にこめかみ部分などに“割れ”ができないよう重めにカットする。
  3. カラーリングはフォギーベージュをチョイス。赤みの無いベージュで、柔らかさを表現し、色が抜けた時もキレイ。

【how to“スタイリング”】

  1. 柔らかい動きをつけたいので、ドライ時は根元を起こしながらドライヤーの風を当てるのが必須。広がりやすい人は、ドライヤーを前から当てると◎。
  2. 乾いたら32mmのカールアイロンかストレートアイロンで、内巻きにワンカール巻くだけの簡単ヘア。前髪はアイロン無しでOK。
  3. スタイリング剤はクリームバターがおすすめ。全体ではなく、毛先~中間に塗布することで部分的にウェットな質感となりおしゃれな仕上がりに。前髪も毛先メインでつける。

担当サロン:GARDEN aoyama  (ガーデンアオヤマ) 豊田楓さん

 

【3】ランダム感が可愛い!シースルー「ミディアム」

【how to“ベース&カラー”】

  1. 全体を鎖骨下の長さでカットし、顔まわりにレイヤーを入れる。このレイヤーがおくれ毛となり、こなれた軽い表情をつくりる。
  2. 前髪は、黒目と黒目の間をシースルーにするのが○。サイドはやや長さと重さを残す。
  3. カラーリングは、9レベルのオリーブグレージュで寒色系に。日本人特有の赤みを打ち消し、上品な透け感のある色味に仕上げる。

【how to“スタイリング”】

  1. 32mmのアイロンで中間からアイロンをさらっと通し、毛先を軽く外ハネに。
  2. 髪全体はストレートタッチに、毛先にカールをつけるのがコツ。おくれ毛と前髪は、ストレートアイロンで軽く内巻きにすると今っぽい浮遊感のある動きに。
  3. スタイリング剤はスプレーオイルがおすすめ。根元を外して全体的に塗布し、最後に前髪につけたら完成。

担当サロン:LONESS ginza(ローネス ギンザ) 長谷川翼さん

 

【4】ザクザクパッツンの「ロング」

【how to“ベース&カラー”】

  1. 胸上でカットし、動きを出しやすくするため表面と顔周りを中心にレイヤーを。裾にはレイヤーを入れず、重たさを残すことが今っぽいロングに見せるコツ。
  2. 前髪は目力を強調するため眉下ギリギリでカット。サイドにつながるこめかみ部分の前髪をやや長くすることで、パッツン系でもなじみやすくなる。
  3. カラーは赤みを消しながら柔らかい印象に見せる9トーンのフォギーベージュ。明る過ぎず、しっとりした質感とも相性抜群。

【how to“スタイリング”】

  1. ハンドブローで整えながら乾かします。ストレートヘアの人は38mmなど太めのアイロンで毛先を軽くワンカール内巻きに。さらにトップの毛束を少量取り、根元付近を軽く巻くとクセ毛っぽい毛流れを作れる。もともとクセ毛の人はそのままでOK。
  2. オイルやシアバターなどを髪全体になじませ、しっとりした質感に仕上げる。前髪の毛先にもなじませ束感を作ると◎。顔周りの毛束を残し、軽く耳掛けをすれば完成。

担当サロン:NEUTRAL produced by GARDEN (ニュートラル プロデュースド バイ ガーデン) 太田 愛さん

 

カット不要!スタイリングで叶う【作り方2つ】

【作り方1】バームを使った透け束バング

Point

パールひと粒大のワックスをなじませる
  1. 前髪にベタつき感があると悪目立ちするため、あくまでさりげない束感を目指して。
  2. パールひと粒大の少量のワックスを指先にのばし、細かい束を作るようになじませる。

\使用アイテム/

■コーセー スティーブンノル ディファイニング バーム
余ったらハンドクリームとして無駄なく活用を。

価格容量
¥1,595(編集部調べ) 50g

【作り方2】ストレートアイロンで作る束感シースルー

STEP1:表面の前髪をサイドに流して毛量を減らす
ヘアオイルを指全体になじませておき、表面の前髪を取って両サイドに流す。

STEP2:一筋一筋、丁寧にアイロンを滑らせる
残した前髪を指先でつまんで束感を出したら、ストレートアイロンでツヤを出しつつ繊細な毛流れを作る。


※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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