渡辺佳子のナチュラルコスメ入門（20）バラを使用した「メルヴィータ」のヒット商品とオーガニックオイルの充実ラインナップ

メルヴィータ

さて、前回、新製品をご紹介しましたメルヴィータですが、そもそものスタートは１９８３年。

アルプスを擁するフランス南東部のローヌ・アルプ地方のアルデーシュに設立されました。

まだまだ、すべての人におなじみではないブランド名かもしれませんが、実はエコサートの承認を世界で初めて取得した企業のひとつ。
現在フランスではNo１のオーガニック認証ブランドとして知られているのです。

メルヴィータの製品は世界各地から選んだ天然の植物原材料を用い、生物学者である創業者、ベルナー・シュビリアさんのポリシーに基づいて作られています。

ですので、エコサート、および、コスメビオの認証を得てはいますが、その基準より、さらに高いオーガニック基準を自社で設けています。

その基準とは、

（１）600種類以上の、効果の確認された植物素材をもとに製品作りをする。
（２）自然素材による美しさの提供、環境の保全や生態系のバランスを保持する。
（３）継続可能な方法での植物原料の取得と対等な取引関係以外の方法は採用しない。
（４）パッケージ素材はリサイクル可能なもののみを使用する。
（５）製品の動物テストには断固反対する。

日本にも、上陸以来、着実にファンを増やしていますが、ことに人気なのが2008年にフランスでビオ　イノベーション賞を受賞していたクリームを、さらに進化させ、2012年に誕生した「ローズ　ネクター　クリーム」です。

バラの果実や種子のオイル、エッセンシャルオイル、フラワーウォーター、などなど現在知られているバラが持つすべての成分を利用したクリーム。しかもその成分は、バラの中でもベストオブベスト！

ダマスクバラ花水、モスカータバラ種子油、ダマスクバラエキス、カニナバラ果実油、ダマスクバラ花エキス、ガリカバラ花エキスなどが含まれています。

【ダマスクバラ】
バラの最高峰とも呼ばれ濃厚な芳香を持つ。マリー・アントワネットの肖像画にも描かれているバラで貴婦人の間で香水やオイルが愛用されてきた。【カニナバラ】
ワイルドローズの中でも最も有名な品種。実からローズヒップオイルが採られる。

【ガリカバラ】
フレンチローズやプロヴァンスのローズと呼ばれるオールドローズの一種。古代ローマ人は薬用植物として利用していた。

【モスカータバラ】
南米チリ原産のバラ。こちらも種子からローズヒップオイルが採られる。

ローズネクター　クリーム
50mL 6300円

同じくバラを利用したものに、ローズ　フェーストナーがありこちらもとても爽快な使い心地。

フラワーブーケ　ローズ　フェーストナー
100mL 1890円
花の蜜のようにとろりとした化粧水、ダマスクバラ花水、レモン果実水、ヒアルロン酸、ダマスクバラ花エキスなど使用。

また、オーガニックオイルが種類多く充実しているのもメルヴィータのブランドとしての特徴かと思います。

世界中から探し集めた植物オイルには、肌の修復に役立つ必須脂肪酸や、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれていることが知られています。そして肌の保護バリアを強化し、次第に肌そのものの力を上げてくれるというわけ。

エコサート、コスメビオの２つの認証を得ているものだけでも、先日紹介した最新のオイルのほかに、アルガンオイル、ローズヒップオイル、ホホバオイル、アボカドオイル、スイートアーモンドオイル、カレンデュラオイル、と、これだけ揃っています。
しかもとても買いやすい価格なのでこれは冬の保湿対策に利用しない手はないと思いますよ。

せっかくなのでそれぞれのオイルの内容と特徴をまとめておきますね。

☆ビオオイル　アルガンオイル
50mL 3150円