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2010.1.18

西の国から美的通信vol.6 “神在月”の出雲で、スピリチュアル的にキレイになる

(写真上)A 出西窯の展示販売所「くらしの陶・無自性館」にて。今回も3点ほどお買い上げ。ここの器の好きなところは、使えば使うほど味わい深くなって愛着がわいてくる点。 (写真下)B 登り窯。火入れの際は松の割り木400束を入れて、2昼夜、1260℃の温度で焚き続けられるのだとか。
C 奥出雲「純そば一風庵」の絶品「ゆばそば」。濃厚かつクリーミーな湯葉は地元産。とってもおいしゅうございました。
D 須佐神社のご神木。近くに佇んでいるだけで、心が安らぎ、英気を養えるような感覚になるから不思議。
(写真上)E 出雲神社「勢溜の大鳥居」にて。 (写真下)F いよいよ神在祭が始まる瞬間。
(写真上)G 八重垣神社の裏手の森にある「鏡の池」。真剣な表情をした若い女性が、いつ和紙が沈むかと凝視している。 (写真下)H 浮かしたての私の和紙。しかし、水面に浮くイモリに気を取られているうち知らぬ間に…あぁ〜沈んでしまいました。

新年第1弾は、“スピリチュアルな側面からキレイになる”と題し、出雲の旅をご紹介します。出向いたのは、昨年11/30〜12/1。この期間は何を隠そう全国の神様が出雲に集まる神在月(平成21年は11/26夕刻〜12/3夕刻)であり、12月1日には出雲大社で「神在祭」と「縁結大祭」が開催されました。
たまたま別の取材で、5月に隠岐(島根県)に出向いていた私は、神在祭の存在を知って興味津々。すると、神様はちゃんと見ていてくださったようで、神在月の出雲へ私を導いてくださったのです。

大祭の前日に出雲入りした私は、まずは目的地散策! と、前々から気になっていた「出西窯」へ。以前から数種類の器を愛用していたのですが、さすがは本家本元。期待を裏切らない素敵な器の数々(写真A)にうっとりしながら、しばしショッピング。
その後、自慢の登り窯(写真B)や仕事中の職人さんの仕事ぶりを見学させていただきました。そうこうしていたら、お腹がぐぅー! 腹が減ってはきっと楽しみも半減する! と、ひとまず名産の出雲そばを食べることにしました。

一緒に行った友人はガイドブックの中の店を吟味してくれていたのですが、そこはこれまで飲食取材を何百軒とこなしてきた私。ある種の勘が働き、“おそらくこの人は食べることが好きに違いない!”と思い、出西窯のスタッフさんに直撃! 「おいしいおそば屋さんを知りませんか?」。すると、「観光客の方はよく有名店に行かれるようですが、私は奥出雲まで食べにいきますよ」とおっしゃる。そんなことを聞いたら、車で1時間もかかる場所であっても、もう行くしかありません。ナビを頼りに、奥出雲の山奥へ入っていくと、ありました、ありました。目的のおそば屋さん「純そば一風庵」が!
そして、私たちはおそばの上に湯葉がのっているという「ゆばそば」(写真C)を頼んでみたのです。これがヒット! 濃厚な湯葉のトロトロ加減が、十割そばのザラザラとした表面をまろやかにコーティング。思わず「うまーい!」と口に出してしまったほど。出雲そばの特徴は、そば粉をひくときに甘皮も一緒に挽きぐるみにしてしまいます。ゆえに栄養価も高く、そのうえイソフラボンたっぷりの湯葉がのっているのですから、身体にもお肌にもいいこと間違いなしです。

その後、出雲方面に車を走らせながら、須佐神社へ! ここは知る人ぞ知る、スピリチュアルパワーの源であるスポット。たまたま地元の方に教わって行ってみたのですが、パッと見は普通の古社。しかし、鳥居をくぐるや否や、なんというか空気感が全然違う。澄みきった感じで、単純に気持ちがいいのです。出雲神話の英雄・スサノオノミコトを祀った本殿に参拝して、そのすぐ裏にあるご神木へ(写真D)。
まっすぐに天を仰ぐ樹齢1200年の大杉は、ただそこに立っているだけで来る人を癒しているような神々しい存在感がありました。地元の方によれば、ほんの数年前まではこのご神木を直に触れることができたそうですが、人気を博する某スピリチュアル・カウンセラーがこの神社の素晴らしさを紹介して以来、参拝者が増え、現在ではこのご神木のまわりに囲いが施されてありました。

須佐神社でたくさんのパワーをいただいた翌日は、出雲大社へ「神在祭」と「縁結大祭」の見学へ(写真E・F)。予想通り、大勢の人たちがいたので、私たちは参列するのは遠慮して、遠目から雰囲気を楽しんでいました。ただ残念だったのは、現在、出雲大社は「平成の大遷宮」の御修造中で、スサノオノミコトが祀られている御本殿の裏にある「素鵞社(すがのやしろ)」に参拝できなかったこと。しかし、神在月に全国の八百万の神々が宿泊なさっている東と西の「十九社(じゅうくしゃ)」にお参りできたのでよしとしました。

もっと出雲のことが知りたくなり、出雲大社の目と鼻の先にある「島根県立古代出雲歴史博物館」へ。そこで初めて知ったのですが、平安時代には「雲に分け入る千木…」と謳われていたように、高さ十六丈(48m)もの高さに本殿が作られていたそうです。改めて出雲大社の壮大さを感じ、太古のロマンに思いを馳せたのでした。

さて、もうちょっと時間があるからと、今度は松江に車を走らせました。まずは地元の方におすすめいただいた、こたつ付きの船で松江城をぐるりとまわる「堀川めぐり」を堪能。船から見た水景も、なかなか情緒豊かでしばしまったりと過ごすことができ大満足。その後は、良縁の行方が占えるという「鏡の池」(写真G)がある八重垣神社へ。ここはスサノオノミコトがヤマノオロチを退治して、イナタヒメノミコトと日本で初めて結婚したという縁結びの神社。ただアラフォーど真ん中の私たちとすれば、今さら婚期が早かろうが遅かろうがどっちでもいいのですが、一枚一枚手書きのメッセージが書かれた和紙にコインをのせて占う良縁の行方に興味があり、やってみました!

まずいただいた和紙には『幸せもたらし良縁となる 北と東 吉』(写真H)と書いてありました(人によって違うらしい)。この上にコインをのせて池に浮かべるのですが、早く沈むと待ち人すぐ現れ婚期近し。遠くで沈むと待ち人は遠く、婚期も遅れると。おもしろがってやってみると、その瞬間、なぜか水面に浮かぶイモリを発見!
すると視線は釘付けになり「あれって、生きているのかな? それとも、死んでいるのかな?」。占いそっちのけで、イモリに全神経集中させていると、「あ、沈んでる!」と後方から声が! すかさず、自分が浮かべた和紙に視線を移すと、ない! 今さっきまであったはずの和紙がない! どうやら、気がつかない間に沈んでいたようです。なんともオマヌケな〜私! 「あ゙〜ぁ〜、これって沈んでいくところを見てないと、ご利益も半減するの?」。思わず、真顔で口に出すと隣にいた友人、大爆笑。つられて私も「エ、へへへっ!」。もはや笑うしかありません…。このドンくささ。改めて、自分らしいな! と思ったのも事実。
友人曰く、「きっとね、これまで御縁はあったのに気づかなかったんだよね! でも、これからは大丈夫。私がしっかり見といてあげるから!」。いやはや、持つべきものは頼りになる友人なのだ! と思い知らされました。

歴史に触れ、風土を楽しみ、スピリチュアルなパワーをいただいた今回の旅。たった一泊二日の小旅行でしたが、存分にリフレッシュでき、このようにめでたく新しい年を迎えられました。この勢いにのって、今年も選りすぐりの美容情報をお届けする所存ですので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

<取材協力>
出西窯:http://www.shussai.jp/
純そば一風庵:http://ippuuan.web.fc2.com/

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