西の国から美的通信＃14 ハーブの濃厚な香りに包まれて極上エステを満喫

私事ですがある仕事のため、昨年の秋口からエステ、フット、ヘア、ネイル…etc、美にまつわるサロンのリサーチや取材などで、しこたま（30〜40件くらい！？）体験しました。当然のことながら、場数を踏むとそれなりに目も肥えてくるものでして、僭越ながら「これはいい！」と思ったところのみ、プライベートで利用させていただいております。これも役得ですかね？ 今回もそんな選りすぐりの情報です。

やってきたのは、福岡市早良区百道（ももち）にある『ハイアットレジデンシャルスイート福岡』。ここの一角にある極上のエステサロンが『エフォール ド パレ』です。何が私を虜にしたかというと、ここの代表でありエステティシャンでもある吉柳章子さんの豊富な知識と高い技術力。取材時から何を質問しても完璧に、しかも分かりやすく応えてくれることから、初対面から?ただ者ならぬ?雰囲気を察知しておりました。伺うとキャリア25年以上。プロのエステティシャンのレベルアップのため、インストラクターも務めていた経験もあると聞いて納得。「これは体験しなくっちゃ！ イヤ、させてください！」ということで、自腹を切って初めて体験させてもらったのが９か月前のこと。それから一気に吉柳さんのファンになりました。本当は毎月でもケアしてもらいたいのですが、お金も時間もない私は大仕事を終えた時のご褒美として、たまに至福の時を満喫しております。今回もお盆休み返上で働きづめだったことから、ご褒美ご褒美。ウキウキしながら、サロンへ向かいました。

丁寧なカウンセリングの後、まずはスイス生まれの『ポールシェリー』か、フランス生まれの『エラバシェ』か、好みの粧剤をチョイスします。個人的におすすめなのは『ポールシェリー』。なぜなら、このブランドが日本に入ってきて今年で20年になりますが、吉柳さんは創始から携わっている、まさに『ポールシェリー』を知り尽くしている人。エステティシャンの力量によって、効能がいかようにも変わるとも言われる難しい粧剤だからこそ、ここに来ると迷わず『ポールシェリー』を選んでしまうのです。このブランドはケアを受ける側としても実に興味深く、同じボディケアでも使うオイルの種類によって体感する感覚が全く違います。ある時は、ただただリラックスできて、なんというか心地よい香りの中でまどろんでいる感じ。またある時は、体の芯はポカポカしているのに、表面はまるでハッカ飴になったかのような、すぅーとした感覚。ケアを受けるたびに、いったい吉柳さんが使いこなす『ポールシェリー』の引き出しは、どれだけあるのだろう？ としみじみ思ってしまうのです。

さて、今回もお風呂に入って身体を温めた後、紙パンツ一丁になって施術台にうつぶせになりました。疲労でこわばった体を丁寧に溶きほぐすかのごとく、仙骨から脇腹、仙骨から右肩、仙骨から左肩へと、シデスコ国際ライセンスの吉柳さんの手は放射線状にのびている末梢神経の上を緩急交えながら滑らかに動きます。それにともない、フィトテラピー（植物効果）とアロマテラピー（芳香効果）を融合させた濃厚で上品なハーブの香りに包まれると、このうえもないリラクゼーションの極致へ。「あ〜頑張ってきてよかった！」と思える瞬間です。続いて、気になるお腹や足のもみだしをして、ハーブの美容液を浸したバンテージ（太い包帯みたいなもの）で、足、腕、肩、お腹をグルグル巻きに。その後は、ヒートマットに包まれて、たっぷりの汗をかきます。仕上げは、私の大好きなオイル「リンパハーバルオイル」でリンパを流してくれるのです。ときおり、美容にまつわる雑談を交えながらの、あっという間の約２時間。久しぶりに至福のときを味わったしだいです。

ホテル内にあるサロンですので、県内外からのお客さまも多く、そのほとんどの方がリピーターに。今回、私の前にいらしたお客さまはわざわざ山口県からいらした方でした。ここへ来るといつもケアだけにとどまらず、毎回、何かと買い物をしてしまいます。最初は着せていただいたバスローブの感触があまりにも気持ちよくてお買いあげ！ それとともに、バスオイル２本、リンパハーバルオイルまで買っちゃいました。その後は、ハーブティ。そして今回は…これまたえらいことに！

というのも、以前購入したオイル類がなくなり、実はさみしい思いをしていたことも拍車をかけたのですが、今回は大好きなリンパハーバルオイルと、ちょっとお得になっていた「ボディ プロファイルキット」（写真Ｄ）をお買いあげ〜♪。秋の夜長、スタイル抜群の吉柳さんに見習って、日々ケアに励もうと心に誓ったのでした。

＜取材協力＞
エフォール ド パレ
（ストレリチアガーデンFUKUOKA）
http://www.effort-de-palais.com

※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。