胸の形にあっていないブラをつけていると、バストのエイジングが早まるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、バストについて。胸の形にあっていないブラをつけていると、バストのエイジングが早まるって…ウソ? ホント? ワコール広報の伊藤亜弥さんにお答えいただきます。
Q:胸の形にあっていないブラをつけていると、バストのエイジングが早まるってホント?
バストに合わないブラをつけていると、本来あるべきバストのお肉が背中へ流れてしまうなど…恐ろしい話を耳にしたことがある人も多いのでは?
さっそく、この疑問を伊藤さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ホント
「実は、バストの下垂は20代から始まっています。個人差はあるものの、エイジングによるバストの変化は誰にでも訪れるもの。バストは乳腺と脂肪、それらを支えるクーパー靭帯などからできています。筋肉ではないため、運動などで鍛えることはできません。
自分のバストに合わないブラジャーをつけていると、バスト自体にかかる重力と、揺れなどの外部からの刺激が長時間継続し、バストを支えるクーパー靭帯にストレスがかかり伸びてしまいます。これがバストの加齢変化を早めてしまう要因になるのです」(伊藤さん・以下「」内同)
ブラが合っていないと、どんなサインが出る?
「ブラジャーには寿命があり、永久に使えるわけではありません。なんとなく感じる違和感に敏感になって。ブラジャーがカラダに合っていないときのサインは、ざっと数えるだけでもこんなにあります」
- ブラのカップが胸から浮く
- 胸がブラの上側にはみ出す
- ブラのカップにしわができる
- ブラの中心がカラダから浮く
- ブラの前中心や、脇に圧力がかかる
- ブラのアンダーバストがくいこむ
- ブラのアンダーバストの前中心が浮く
- ブラのアンダーバストが苦しい
- 腕を上げるとブラも上がる
- ブラのカップ内側の下の方にすき間ができる
- ブラのストラップがくいこむ
- ブラのストラップがずれる、落ちる
- ブラのワイヤーが胸にくいこむ
- バストラインが下を向く
- ブラの脇にしわができて、たるむ
- ブラの背中のホック部分が上がる
正しいブラの試着法とは?
「採寸したサイズだけでは、カラダに合ったブラジャーは選べません。同じサイズのブラジャーでも体型、肉質などにより選ぶブラジャーが変わります。必ず、試着をして自分にあったブラジャーをセレクトして。試着の際は、以下のポイントを意識すると、バストの印象がぐっと変わりますよ」
◆ポイント1
ストラップを肩にかけて、ブラジャーの下側を持ち、からだを前に倒してワイヤーをバージスライン(バストの付け根)に合わせる
◆ポイント2
バストをカップの中に入れて、そのままの姿勢で後ろのホックを留める
◆ポイント3
前かがみのまま、右手で右のカップのストラップの付け根を少し浮かせ、左手で右側のバスト全体を包み、やさしく持ち上げる
◆ポイント4
からだを起こして、ストラップと肩の間に人差し指が1本すーっと通るぐらいにストラップの長さを調整する。反対側も同様に行う
(※提供:ワコール)
「カラダにあったブラジャーはバストラインを美しく整え、揺れを軽減し、快適な動きをサポートしてくれます。自分のからだの“いま”と向き合って、とっておきのブラジャーを探してみてくださいね」
文/木土さや
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ワコールの広報・宣伝部にて、商品のPR活動、他、体の変化やTPOに合わせた下着選び、お手入れなど伝える活動を行っている