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2026.10.30

絶望しても、前に進んでいく――。長澤まさみさんがゴジラ最新作で感じた前を向くための力と、肌ケアでゴジラが羨ましい(?)理由とは。

2023年に公開され、「第96回アカデミー賞」でアジア初の視覚効果賞に輝いた映画『ゴジラ-1.0』。物語の2年後を描いた映画『ゴジラ-0.0』は公開前から国内外で話題沸騰。ゴジラシリーズ39作目となる今作に、長澤まさみさんは、吉岡秀隆さん演じる「大型災害対策事務局」の局長・野田と共に怪獣に立ち向かう青山役で出演しています。自身にとって22年ぶりのゴジラシリーズ出演への思い、そして、最近気になるメイクとは。

EDIT&WRITING: 美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢とともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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いつかゴジラ映画に声をかけていただけるような俳優になりたいと思っていました。

ーー『ゴジラ-0.0』への出演オファーが来たときはどんなお気持ちでしたか。

まさかお声がけいただけるとは思っていなかったので、光栄でした。山崎貴監督の映画は子供のころから映画館で観ていたんです。『ジュブナイル』(2000年)や『リターナー』(02年)を観ては、ここではないどこかに行った気分になれたり、自分とは違う生命体に出会えるような夢があってワクワクしていて。なので、オファーを断るという選択肢はありませんでした(笑)。

以前、小美人という役で出演した『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(03年)や『ゴジラ FINAL WARS』(04年)でゴジラ映画に携わらせていただいたのですが、「またゴジラ映画に呼ばれるように頑張ろう」と思っていましたので、このシリーズに帰ってくることができてうれしかったですね。

ーー今作には、ゴジラに加えてキングギドラまで登場します。完成した映画をご覧になった感想を教えてください。

試写を吉岡秀隆さん、佐々木蔵之介さんと並んで観たのですが、観終わったあと、3人ともすぐに立ち上がれませんでした。それくらい、衝撃波を受けたような、何かをくらったような感覚があって。物語に没入しましたし、アトラクションを体験したような体感もあって、とにかく圧倒されました。同時に、今作は戦後の混乱期を懸命に生きた人々の物語であり、その時代の日本人の強さみたいなものに私自身も勇気づけられました。

ーー演じる青山眞琴は、大型災害対策事務局に出向している天才気象予報官です。ゴジラに対抗すべく、気象知識を駆使する姿も印象的です。

青山は前作の『ゴジラ-1.0』の続編である今作から登場するキャラクターです。作品の中では突然現れた新人のような存在なので、物語に自然と入り込めるような芝居ができたらいいなと思っていましたが、監督に「続編からのキャラクターだからこそ、異質感があっていい」と言っていただいて。当時、女性でも気象に携わる方はいらしたと聞いて、歴史の影で奮闘していた存在があったということをイメージしながら、青山が全うしようとすることにしっかりと向き合いながら演じました。彼女の勇気ある行動はすぐに真似できるようなことではないと思いますが、覚悟をもって生きている力強さはまぶしく感じます。

気象予報士の仕事は本当に大変だと聞いたことがあります。特に今みたいにコンピューターもAIもない時代、天気図を描くのも、数式やデータを分析するのも全て人の手なんですよね。撮影では天気図を描くシーンもあって、教えてくださる先生から、「正確に描けるよう、とにかく練習です!」と言われたのですが、最終的には「思い切りよく描ければ大丈夫」とアドバイスをいただいて。任されたことに責任を持って取り組む姿勢が大事なのだと思いながら、撮影では思い切りよく線を描いていました。

観た人それぞれの心に、それぞれのゴジラがいると思うんです

ーー山崎監督といえば、VFX(視覚効果)の第一人者ですが、VFXでの撮影はいかがでしたか。

台本に「ゴジラが来る」と書いていても、どう来るのかが全然想像できないんです。それくらい壮大なスケールで。だからこそ、監督がVFXでどう作り上げていかれるのかが楽しみでした。VFXでもお芝居をすること自体は変わらないのですが、本編を観ると、私が演じる青山が思っていた以上にビルの縁に立っていた、みたいなことを知ったり(笑)。でもVFXだからこそ、怖気づかずに思い切ってお芝居ができたように思いますし、ゴジラが目の前にいるという絶体絶命な状況にあっても、力強く生き抜こうとする人々の強さ、その説得力が感じられる仕上がりも圧巻でした。

あるシーンでは大きなプロペラで風を起こしながら撮影したのですが、俳優の声が聞こえない状態でのお芝居で、カットがかかると今度は声だけのお芝居をするという独特な撮影でした。気持ちを持続させるのは根気がいりますし、粉塵が舞う中で砂が目に入ったり、声もかれるしで過酷でしたが、そういうリアルな状況を生み出す美術さんの素晴らしさも実感しました。ちなみに、私は顔が汚れたり、特殊メイクをするような出立ちもお芝居の上では興味津々なので、楽しかったです。

ーーゴジラが人々を魅了する理由をどう感じますか?

タイトルに「FINAL」とついたゴジラ映画にも出演しましたが、その後もゴジラは何度も蘇っています(笑)。ゴジラという存在はあまりにも大きく、シリーズを観た方それぞれに、それぞれのゴジラがいると思うんです。ゴジラは時代を映す鏡のような存在です。時代によって変化し、その時々でイメージを変えながら、どの時代も人々を魅了し続ける存在は唯一無二ですよね。ゴジラが纏う空気から、言葉を発しているような感覚になりますし、どこか哀愁も感じられて。宿命の元にいる存在であるようにも感じました。何より、山崎監督の描くゴジラは本当にそこにいるかのような現実味があって圧倒されるので、ぜひ、その圧倒的な存在感を体感して欲しいです。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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