健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2026.10.30

絶望しても、前に進んでいく――。長澤まさみさんがゴジラ最新作で感じた前を向くための力と、肌ケアでゴジラが羨ましい(?)理由とは。

落ち込んでも、絶望しても、仕事が前を向かせてくれる

ーーゴジラは絶望や不安の象徴のようにも感じます。人が絶望したとき、それでも前を向く力は何だと感じますか。

ゴジラが目の前に来たら圧倒され、避けられないように、恐怖や絶望に直面し、それが過ぎ去った後も前に進んでいかなくてはいけないのが生きるものの宿命でもあると思います。時間は止まらないし、目の前に日常は迫ってくるので、何が起ころうとも歩みを止めることはできないですし。だからこそ、それでも前を向いていける力を養っていかなくてはと感じます。

私が演じた青山は、絶望しながらも自分の職務を全うしようとします。やるべきことがあるということは前を向く助けになると思うんです。追い詰められた状況でも、彼女の使命みたいなものが力をもたらしてくれたのだろうなと。私にとっても、今は演じるという仕事が生きる力になっています。環境によって前を向かせてくれるものは変わってくるのかもしれませんが、今は仕事をすることが、背中を押してくれるように思います。

ーー現場で奮闘する青山のように、キャリアや年齢を重ねる中で、決断することにプレッシャーを感じることはありますか。

人生は決断の連続だと言われますし、どんな仕事でも決めなくてはいけないことが多くありますよね。でも私にとっては、日々の決断はそこまで大変なことではない気がします。というのも、この仕事を始めたこと自体がひとつの大きな決断でしたから。だから今はプレッシャーを気にしすぎず、挑戦することそのものを楽しんでいるという感覚があります。

リップは青みピンクが合うことに気づいてきました!

ーーいま、普段のメイクはどんなスタイルですか?

ベースメイクをして、眉を描き、リップをつける程度です。マスカラはしません。強さよりも、柔らかく見えるようなメイクをしたい気分です。旅が好きなので、いつでも旅に出られるようにメイクポーチはかなりコンパクトにしていて、アイテムも少ないんです。小さな筆箱に入る程度の量しか入っていません。

リップは必ずつけています。最近は血色感を感じられるような色、肌が明るく見えるような色を選ぶようになりました。いろいろ試してみると、青みがある色が今の私の肌には合っているようで、青みピンクを集めています。質感はやわらかいものが好みですが、味がおいしいものも好きです(笑)。

ーー乾燥が気になる季節のスキンケアのこだわりは?

保湿重視で、美容液が好きです。最近は化粧水をつけるとき、エアスプレーを使っています。自分の好きな化粧水を使えますし、細かいミストが肌に入っていく感じ、しっとり潤う感じも心地よくて。肌への刺激も少ないような気もするので、使いやすいですね。

ーー美的GRANDでは「経年美化」をテーマにしています。「経年美化」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?

先日、金継ぎに挑戦したのですが、金継ぎの精神は「経年美化」に通じるものがある気がします。先生から金継ぎの精神について学ぶ中で、ものを大切にすることをはじめ、金継ぎをすることで印象が変わったり、新しく生まれ変わるような素敵さを感じました。ひとつひとつの工程が丁寧で、1回とか1日で全てが終わらないんですよね。乾燥させるのに3カ月かかったりすることも。そのゆっくりとした時間の流れも、ものの良さをじっくりと知り、感じる時間になる気がしました。器など陶磁器も買ったときより、金継ぎをするときにその本質がわかるという話をお聞きして、自分自身ともそういうふうに向き合いながら精神を育んでいきたいなと思います。

ーーゴジラは、壊してばかりですが…(笑)。

本当にそうですね(笑)。でも、ゴジラは自分自身をすぐに再生させられるからいいですよね。あの再生力は恐怖でしかありませんが、ずるい! 実はちょっと羨ましいです(笑)。

ーー2027年はどんな1年にしたいですか。

26年はゆったりとしたペースでお仕事をさせていただきました。それは今までにはないことで、自分ともゆっくり向き合えた1年だったように思います。せかせかすることなく過ごせる日々は新鮮でした。それこそ金継ぎをするように、少しずつ何かを満たしていくことができた気がします。その中で改めて、私は演じるという仕事が好きなのだと再確認できました。と、言いながら、温かい場所でぬくぬくしていると、「やっぱり寒い現場に行くのは嫌だ!」と思ったり(笑)。だからこそ、作品作りをしている方々、支えてくださる方々には敬意を表したいですし、私が演じることができるのは多くの方に支えられているからこそなので、改めて感謝しかないです。27年ものんびり過ごす時間を大事にしながら、自分をしっかりと見つめられる1年になるといいですね。

Profile
ながさわ・まさみ/1987年生まれ、静岡県出身。2000年に俳優デビュー。映画『世界の中心で、愛をさけぶ』(04年)、『モテキ』(11年)、『海街diary』(15年)、『MOTHER マザー』(20年)などで多くの映画賞を受賞。近年の主な出演作に、映画『コンフィデンスマン JP』シリーズ、『スオミの話をしよう』(24年)、『おーい、応為』(25年)、『このごにおよんで愛など』(26年)、ドラマ『エルピス−希望、あるいは災い−』(22年、フジテレビ系)、舞台『正三角関係』(24年)、『おどる夫婦』(25年)など。

Information

『ゴジラ-0.0』
戦後の日本を襲ったゴジラが破壊の限りを尽くしてから2年。日本がようやく日常を取り戻したかのように思えた矢先、人々の前に再度、ゴジラが現れる。そしてキングギドラという新たなる厄災までもが現れ、人々を絶望のどん底に陥れる――。

監督・脚本・VFX:山崎 貴
出演:神木隆之介 浜辺美波 山田裕貴 佐々木蔵之介 國村隼 田中美央 安藤サクラ 長澤まさみ 田中 泯 吉岡秀隆 ほか
11月3日全国公開
© 2026 TOHO

『ゴジラ-0.0』公式サイト:https://godzilla-minuszero.toho-movie.jp

〈衣装〉ドレス¥194,700/イザベル マラン(イザベル マラン 青山店 https://www.isabelmarant.com/jp) イヤーカフ¥22,000、ネックレス¥25,300、リング[左中指上]¥34,100、リング[左中指下]¥18,700(ガガン TEL 070-9230-2115) シューズ¥145,200/ジャンヴィト ロッシ(ジャンヴィト ロッシ ジャパン TEL 03-3403-5564)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT&WRITING: 美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢とともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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撮影: 野田若葉(TRON)

ヘア: Yusuke Morioka (calling.inc)

メイク: Suzuki

スタイリング: HARU

取材・構成: 松田亜子

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