呼吸が浅いと太りやすくなるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を医師や専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「じわ太り」について。呼吸が浅いと太りやすくなるってホント? 医師の石原新菜先生にお話を伺いました。
Q:呼吸が浅いと太りやすくなるってホント?
「食事や運動には気をつけているのに、なんとなく太りやすくなった」と感じる人はいませんか? じつは、その原因は生活習慣の中の思わぬところに隠れている可能性も。毎日何気なく行っている“呼吸”と太りやすさには関係があるのでしょうか。この疑問について医師の石原新菜先生に聞いてみました。
A:ホント
「呼吸をするときは、横隔膜など呼吸に関わるインナーマッスルが動くため、代謝が上がり、エネルギーが消費されます。逆に、呼吸が浅くなると呼吸に関わる筋肉の活動も少なくなり、太りやすくなります」(石原先生・以下「」内同)
インナーマッスルを動かす「呼吸」のメカニズム
「呼吸に関わる横隔膜などのインナーマッスルが上下に動くことで、胃や腸などの内臓がマッサージされるポンプ作用としてのはたらきがありますが、これにより内臓のはたらきや血流がよくなり、代謝が上がります。
呼吸が浅いと、このインナーマッスルが動かず、内臓の働きや血流に影響を及ぼし、太りやすくなります。そのため、日常的に“腹式呼吸”を意識して行うのがおすすめです」
深い呼吸は燃焼効率にも関係する?
「はい。呼吸が浅いと体内に取り込まれる酸素の量が減り、脂肪燃焼の効率が落ちてしまいます。特にプレ更年期・更年期世代は、自律神経の乱れやストレスから無意識に呼吸が浅くなりがちですが、深い呼吸を意識することはハードな運動をするのと同じくらい、あるいはそれ以上に燃焼効率を高めるカギになります」
睡眠不足も太りやすくなる原因になる?
「はい。繰り返しになりますが、安静時のエネルギー消費は1日のエネルギー代謝のうちの約60%もの割合を占めるため、睡眠不足になると代謝にも影響を及ぼします。また、睡眠中もエネルギー消費が行われているため、しっかり寝ることは重要です。
睡眠不足になると食欲を促すホルモン“グレリン”の分泌が増え、食欲を抑えるホルモン“レプチン”の分泌が減り、暴飲暴食につながることもあるんです。ですから、睡眠のリズムを整えることは、食べ過ぎを防ぐことにもなります。
また、安静時の対策として“温活”もおすすめです。入浴や腹巻き、足もとを冷やさない工夫で血流をよくすることも、むくみ軽減にもなりますよ」
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漢方薬処方を中心とする診療を行うかたわら、テレビ・ラジオへの出演や、執筆、講演活動なども積極的に行い、「腹巻」や「生姜」などによる美容と健康増進の効果を広めることに尽力している。二児の母、また女性としての視点からアドバイスにも定評がある。日本内科学会会員、日本東洋医学会会員、日本温泉気候物理医学会会員。