美的リーダーズ
2026.4.4

「化粧品へのこだわり」、深掘りしたことはありますか?

By Keiju

Keiju

こんにちは。Keijuです!

突然ですが、みなさんは洗顔時に作る「泡」へのこだわりはありますでしょうか?僕は、「ホイップクリームのようなキメの細かさで、洗顔ネットから絞った時に入道雲のような形になるくらいの硬さであること」が絶対条件です。

相当なこだわりがある中で、現状お気に入りの商品を厳選することはできているのですが、新商品や気になる商品など色々なものを試してもいるうちに、ふと「僕がこだわっている・求めている泡になる洗顔料には、何か共通点があるのだろうか?」という疑問が浮かびました。

そこで今回は、僕のこだわりである「洗顔料の泡の立ち方」から発見した共通点についてお話ししてみたいと思います。

ぜひ最後までご覧ください!

共通点は「ミリスチン酸」だった!?

僕が愛用している洗顔料はこの3つ。夜は汚れをすっきり洗い流したいので「ONE BY KOSE」(写真左・黒)、朝はうるおいを保ちたいためコラーゲン配合の「SENKA」(写真右・ピンク)、肌が敏感になっている時やゆらぎが気になる時は「dプログラム」(写真中央・白)と、肌状態や時間帯に合わせて使い分けています!

僕が共通点を見つけられそうだと思い調べたのは、ズバリ「洗顔料の成分」。

何か共通の成分が配合されていて、それが起泡力に大きく関わっているのではないかと考えたためです。中でも着目したのが洗浄作用の目的で配合されているもの。

成分表示を見ていく前に、ここでほんの少しだけ「石けん」について説明しておきたいと思います。

ものすごく簡単な説明になってしまいますが、石けんというのは最も身近な界面活性剤で、脂肪酸や油脂とアルカリ剤を反応させることによってできています。化粧品には配合されている全成分を表示するよう義務づけられているのですが、商品によっては「反応させた後の成分名」で記載されていることもあれば、反応させる前の「脂肪酸や油脂」と「アルカリ剤」に分けて記載されていることもあるため、意外と読み方が難しいのです。僕も今勉強中です(笑)。なので、慎重に調べながら成分表示を見ていきました。

僕のお気に入りの洗顔料3つに記されている成分をすべて一個ずつ検索し、洗浄作用のあるものや発泡性に関係のあるものをピックアップしました。

ONE BY KOSE ポアクリア スクラブ ウォッシュ
→ミリスチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ココイルグリシンK、PPG-2コカミド

dプログラム エッセンスイン クレンジングフォーム
→ミリスチン酸、パルミチン酸、ココアンホ酢酸Na、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム

SENKA パーフェクトホイップ コラーゲンin
→ステアリン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸

この3つの洗顔料の中で、全てに共通して配合されているのは「ミリスチン酸」。どうやら僕の泡のこだわりにはこの「ミリスチン酸」という成分が深く関わっていそう!ということで、どのような特徴があるのか、さらに調べてみることにしました。

「ミリスチン酸」っていったい何?

ミリスチン酸とは、炭素数14に二重結合が0の飽和脂肪酸(高級脂肪酸)で、「セッケン合成による洗浄作用」という目的で、洗顔料や洗顔石鹸、ボディーソープ製品などに汎用されています。前述した石けんのもとである脂肪酸のうちの1つであるということですね。

先ほど列挙した成分には、ミリスチン酸と同じ飽和脂肪酸に分類されるものがいくつかあるのですが、ミリスチン酸は温水・冷水のどちらでも安定した洗浄力を誇る、相当な優れもののようです。

また調べていく中で、とても興味深い論文を1つ発見しました!1955年に日本油脂化学協会(現在の日本油化学会)から発行された「洗浄力に寄与する要因の研究(第1報)」という論文の中に記載されている起泡力試験の結果を見ると…
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各飽和脂肪酸のソーダセッケンを温度35℃の水道水溶液で0.25%濃度に希釈し、それぞれの起泡力をRoss&Miles法によって測定すると、

※参考:油脂化学協会誌より

という結果が得られ、起泡力の最適炭素数はC14付近であることが認められた。
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上の表を見ての通り、ミリスチン酸は気泡力に加えて泡の持続性まで、とてつもなく強いことがわかりました。そう!おそらく僕が求めている泡の運命はこの「ミリスチン酸」という成分に託されているようです。

ブログにしては少し難しい・硬い内容になってしまったので、最後にわかりやすく僕が求めているのは「これだ!」という泡を実際にお見せしたいと思います。

こだわりの深堀りは指標になる!

写真左が僕が愛用しているミリスチン酸配合の洗顔料。そして写真右がミリスチン酸無配合の洗顔料です。泡の感じが全然違うのが伝わりますでしょうか。

僕がこだわっている「ホイップクリームのようなキメの細かさで、洗顔ネットから絞った時に入道雲のような形になるくらいの硬さであること」という泡はこれです。

キメが細かいと泡表面にツヤがあるように見えるのに加えて、写真ではお伝えできませんが泡の重さが明らかに違います。さらに泡がへたらず、最後まで洗顔できるというのも大きな違いです。個人的には泡立ちが物足りない泡だと肌表面が強張ったような感じになってしまい、その後のスキンケアもいまいち入っていかないような感覚があります。

ただここではっきりとお伝えしなければならないのは、ミリスチン酸の有無のみが違う洗顔料で比較できているわけではないため、この泡の違いが100%ミリスチン酸によるものであるとは断言できないということ。そして、「ミリスチン酸が配合されている洗顔料は全て僕に合っている」というわけではなく、あくまで「愛用している洗顔料にはミリスチン酸が配合されているという共通点を見つけた」という謂わば十分条件に過ぎないことです。

また、ミリスチン酸が配合されている商品は良い、配合されていないものは悪いということでもありません。大切なのは「こだわりの深掘りをしたことで自分に合っている洗顔料を選ぶときの指標となったこと」です。ミリスチン酸が配合されている洗顔料を使うことがゴールなのではなく、自分に合っている洗顔料に辿り着くことが大事ですよね。

いかがでしたでしょうか?

洗顔料に限らず、美容が大好きのみなさんが使う化粧品にはそれぞれのこだわりがあるはずです。「なぜそのこだわりがあるのか」「そのこだわりに直結する根源は何なのか」深掘りをすると、迷走している化粧品選びがぐんと楽になるかもしれません。また、深掘りの過程で新たな発見があり、より美容に詳しくなって、もっともっと美容が好きになっていく気がします。

愛用品の共通点、よければみなさんも探してみませんか?

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

Keiju

アーティスト

Keiju

音楽活動をメインに、コロナ渦で美容に目覚めたのをきっかけにSNSでスキンケアレビューをする美容オタク。ネイル好きとしても有名で、様々なデザインを楽しむ。美的リーダーズブログでは、オリジナリティに富んだ製品研究結果をもとにした記事が反響を呼んでいる。

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