雑誌『美的GRAND』、『美的』にて毎号記事を手がける。元々アトピー素因をもつ体質で、幼い頃から肌トラブルに見舞われるたび、肌のコンディションはメンタルにも密接につながっていると実感する。正しいスキンケア法を知った現在は、ときに原因不明のじんましんや湿疹に悩むときもありつつ、おおむね良好な肌状態をキープ。
Instagram @junko_morita__
https://www.instagram.com/junko_morita__/
長年にわたって愛され、売り上げを伸ばし続けている「ロングセラーコスメ」には、多くの人から支持を得るだけの理由が必ずあります。今回はエディター20年来の信頼クリームを紹介【もりたじゅんこ「本当に買うべきベストコスメ」vol.4】
今回紹介するクリームは、ドゥ・ラ・メールの「クレーム ドゥ・ラ・メール」。(写真は60ml ¥41,250、いくつかサイズ展開があって、小さなものだと15ml ¥12,100)。
私は仕事柄、ありがたいことにたくさんの超高級クリームを試させていただく機会があります。それでも折々に「ドゥ・ラ・メールじゃないとどうにもならない!」という肌状態になるときがあって、使うとやっぱり「これだよなあ」と納得。20年近く欠かさずドレッサーに常備しています。最初に使い始めたのは20代のときだったのですが、30代、40代と年齢を重ねても魅力が色あせないどころか、むしろ大人になるほどありがたみが増すばかり。気軽にホイホイと購入できる金額ではないことを重々承知しつつも、その価値は十二分にある、と自信をもっておすすめできます。
いっとき、プチプラのロングセラークリームが「クリーム ドゥ・ラ・メール」とかなり似ているとネットの口コミなどで話題となったことがあります。またドゥ・ラ・メールのクリームは市場で評価を得て長い年月が経っていますから、このクリームの感触を真似したような後続品もたくさん登場しています。もちろん、それらのアイテムにも良いところはあって決して否定するわけではありません(プチプラのロングセラーは本当にかなり“良い仕事”をしてくれる名品です。こちらはまた別の機会に語りたい…!)が、私がドゥ・ラ・メールのクリームに手を伸ばすとき、「ほかでは替えが効かない」と感じる、明確な違いがあります。
肌がヒリヒリしたり、乾燥して赤みが出たり…。なんだか肌がいつもと違うという予兆を感じるとき。このクリームで肌を包んでおくと、いつの間にか不調が過ぎ去り、数日後にはいつも通りに過ごせる実感があります。配合の『ミラクル ブロス』という海藻由来のオリジナル成分に肌を鎮静する働きがあるようなので、そのおかげなのかな…と感じています。
生理前などに肌がギトッとしたり、ブツブツしたり。肌がオイリーに傾いたときも強い味方。かなりこっくりリッチなクリームなのに、不思議なほどベタつきがなく、むしろ水分と油分のバランスが整うような実感があります。
肌のコンディションが悪いときって、皮がめくれたり、ゴワゴワしたり、毛穴やシワっぽさが目立ったり…と、表面の凹凸が激しい状態になっています。そんな“悪い状態の角層”も、一週間くらいクリームでケアし続けると一掃されてつるつるなめらかになってくる感覚。これは、たぶん特徴的なテクスチャーのおかげだと思います。ドゥ・ラ・メールのクリームって、常温だとバームのように硬いのに、指の腹で温めると乳液のようにとろけます。だから、肌に塗るとキメの奥のすみずみまで、毛穴のくぼんだ部分にまでクリームが行き届くんです。普通のクリームが“肌の外側”で膜をつくるイメージだとしたら、このクリームは“肌の一層め”にくまなくみちっと密着するイメージ。スキがないんです。だからベタつかないし、結果が早いのだと思う。しかも見た目も艶めいて美肌になれる。パーフェクト!
…というわけで、かなりボリューミイに語ってしまいましたが、それだけ熱くおすすめしたい名品中の名品なのです。
雑誌『美的GRAND』、『美的』にて毎号記事を手がける。元々アトピー素因をもつ体質で、幼い頃から肌トラブルに見舞われるたび、肌のコンディションはメンタルにも密接につながっていると実感する。正しいスキンケア法を知った現在は、ときに原因不明のじんましんや湿疹に悩むときもありつつ、おおむね良好な肌状態をキープ。
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※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。