お悩み別ケア
2025.4.21

美容医療って実際どう? 【シミ・肝斑ケア】のギモンに専門家が答えます!|読者体験レポートも

美容医療って、怖い、料金が高そう、どこに行けばいいのかわからない…という方や、体験者でも自分に合うものを知りたい&もう失敗したくないという人に、信頼できる情報を案内します。今回はシミ・肝斑ケアについてお話を伺いました!

ウォブクリニック中目黒 総院長

髙瀬聡子先生

銀座 ケイスキンクリニック 院長

慶田朋子先生

シミ・肝斑ケア

施術を受けることで、シワやくすみの改善もかなう

「シミ取りこそ、初めての美容医療を試す方におすすめ」と語るのは『銀座ケイスキンクリニック』院長の慶田先生。「特にピコレーザートーニングは、コラーゲン生成を促すため、照射後はシミだけでなくシワも改善できます。フォトフェイシャルならシミなどの“黒”だけでなく、ニキビなどの“赤”にも有効。また、ほくろもスポット照射で簡単に取れますよ」(慶田先生)

施術を受けることで、シワやくすみの改善もかなう「肝斑も高周波(ラジオ波)で改善できます」と教えてくれたのは『ウォブクリニック中目黒』総院長の髙瀬先生。「メラニンを作るメラノサイトに直接アプローチするため、肝斑が濃くなるのを防ぎ再発もしにくくなります。月1回程度、合計で5回くらい施術をするとかなり効果的。徐々に顔全体のくすみ感が抜けて、メラノサイトの働きも正常化してきます。後は、保湿&日焼け止めをしっかり塗り、ビタミンCやトラネキサム酸などのインナーケアも継続すればキレイが続きます!」(髙瀬先生)

\教えて、先生/美的クラブメンバーが知りたいシミ・肝斑の素朴なギモン

Q1.自分のシミの種類が何か見分ける方法を知りたいです
稲葉春香さん(不動産事務・41歳)

A.発症した年齢や形状から見分けることができます
「シミは20 歳頃から頬骨辺りに出てきて平らなもの。そばかすは4、5歳からあって、頬のほかアイホールや口元、鼻周りに見られます。肝斑は特に頬骨の辺り、または額、口の周辺に左右対称に生じるのが特徴。凹凸のある老人性イボもあります」(慶田先生)

Q2.シミ・そばかす・肝斑がある場合、どのような治療がありますか
上野早紀さん(ライター・39歳)

A.症例により、先に肝斑治療の場合と、後に肝斑治療の場合があります
「シミ・そばかすにはスポットレーザー照射が有効ですが、肝斑には極細の針を刺入し、針の先からメラノサイト周辺にエネルギーを照射する『ポテンツァ』が効果的です」(髙瀬先生)

Q3.肝斑の原因って何?
有田瑞稀さん(自営業・35歳)

A.紫外線、ホルモンバランスの乱れ、摩擦など
「加齢も原因のひとつ。35歳頃から発症する人が多いです。左右対称に現れ、60歳頃になると自然消失するのが特徴です」(髙瀬先生)

Q4.シミや肝斑の施術後、ダウンタイム時に気をつけるべきことは?
今田純子さん(会計事務所・31歳)

A.日差しや摩擦、血流がアップすることは避けて
「シミには紫外線ケアと保湿がマスト」(慶田先生)、「肝斑はUVケアのほか、術後24時間は肌に細かい穴があるので、摩擦やお風呂・お酒などによる血流促進はNG」(髙瀬先生)

Q5.シミの根本改善のために良いクリニックに通いたいです。クリニック選びのコツを教えて!
市岡彩香さん(フリーランス・33歳)

A.“皮膚科専門医”であることや経験値をチェック!
「今“直美”(医学部卒業後、初期研修を終えた若い医師が美容医療に直接進むこと)が問題になっています。肌深部のミクロの原因を想像できるかなどは経験値が必要。大学病院で最低でも5年程度学んだ皮膚科専門医かどうかが重要です」(慶田先生)

Q6.肝斑に有効な施術は具体的にはどのように肝斑に働きかけるのですか?
穂坂直美さん(販売員・33歳)

A.肝斑ポテンツァが肝斑の根源にアプローチします!
「肝斑の根源はメラノサイトからの過剰なメラニン。肝斑ポテンツァは、針先から出る高周波(RF)で新たなメラニンの生成を抑制。既にある肝斑にもアプローチして改善。再発しにくくします」(髙瀬先生)

Q7.シミや肝斑の施術に最適な季節ってあるんですか?
奥川李佳さん(会社員・36歳)

A.季節問わずOK なもののアフターケアが重要!
「シミ治療は通年可能ですが、日焼け対策がマスト。マリンスポーツなど日焼け止めが流れてしまうような趣味がある人は、真夏の施術は避けましょう」(慶田先生)、「肝斑は通年できますが、シミと同様でいかに紫外線ブロックができるかが肝心!」(髙瀬先生)

REPORT:美的クラブメンバーが体験

【シミ・ほくろ】何をしても取り切れないシミの根をやっと退治!

20代半ばにストレスでフェースラインにニキビが出現。それが色素沈着してシミ化したと話す鶴谷さん。さらに1歳半のお子さんと連日公園で日焼け状態。「シミもほくろも一緒に取ってしまいますね。1週間後をお楽しみに♪」と心強い慶田先生のお言葉。

事務職・35歳

鶴谷望美さん

\訪れたのは/

銀座ケイスキンクリニック
(住所)東京都中央区銀座 1-3-3 G-1ビル5F・6F
(TEL)0120・282・764

START

クレンジング後、院長の問診&触診。丁寧に鶴谷さんの肌に最適な施術法を説明。「じっくりカウンセリングしてくださると安心」(鶴谷さん)


ピコレーザーは3つの照射モード(トーニング・フラクショナル・スポット)を備え、部位ごとに変えて照射していく。まずは全顔にトーニング。

\これがピコレーザー/

1兆分の1秒という超短時間で照射していく「ピコレーザー」。「熱刺激がほぼなく、照射後のかさぶたを最小限に抑えられます」(慶田先生)


次にスポット照射モードで、まつげ際や眉毛際にも細かく点状に全体照射していく。


ほくろにはフラクショナルモードを。「音に驚きましたが痛くない!」(鶴谷さん)


フラクショナルモードを全体に点打ち。「コラーゲン生成を強力に促すのでハリと弾力が出ます」(慶田先生)


照射後はパックで冷却。「メイクをして帰れて、1週間前後でシミが取れるなんて感動」と、鶴谷さん。

FINISH!
2週間後、透明美肌感爆上がり!


翌日からスキンケアの浸透具合が格段に良くなったのを感じます。ピコスポットを打った3か所のうち、2か所がかなり薄くなり、顔全体がワントーン明るくなりました!

【DATA】
施術名:ピコレーザー『Pico Way』
料金:¥39,600(顔全体)〜
ダウンタイム:トーニングとフラクショナルはなし。
スポット照射はシミ部分が薄いかさぶたに。1週間程度で取れる。

【肝斑】ダウンタイムほぼナシでモヤ〜ッとした肝斑が晴れる!

30代になり、左右対称にモヤッとした影が気になり始めた奥川さん。「解決策がわからず悩んでいました」、「高周波とマイクロニードルの併せ技で、メラニン生成に歯止めをかけて、肝斑を再発しにくくさせましょう」(髙瀬先生)

会社勤務・36歳

奥川李佳さん

\訪れたのは/

ウォブ クリニック 中目黒
(住所)東京都目黒区中目黒 1-10-23-2F
(TEL)0120・411・281

\START/

洗顔前、髙瀬先生によるカウンセリング。全体の肌状態も考慮した上で、「肝斑ポテンツァ」施術が可能か診断。


洗顔後、ベッドに横になった状態で、改めて髙瀬先生が肌をチェック。洗顔で肌に赤みが出ていないかなどを念入りに確認。

\マッピングします/

照射範囲を白いペンシルでマッピング。「奥川さんは、全顔に1周照射した後、頬部分のみ2回目の照射をしましょう」(髙瀬先生)

\これがポテンツァ/

高周波(RF)とマイクロニードルを組み合わせた治療機器「ポテンツァ」。先端のチップを交換することで、毛穴、ニキビ痕、たるみ、小ジワなどにも対応。



額や目元など脂肪の少ない部位には、レベルを下げて照射。「痛みをほとんど感じない!」ということだけでなく、約30 分程で施術が完了したことに驚きの奥川さん。

\AFTER CARE/

お薬をいただきます
「トラネキサム酸カプセル」「シナール錠(ビタミンC)」「ユベラ錠(ビタミンE)」の内服薬(3日分)と、保湿クリームがその場で処方される。

FINISH!
2週間後、パッと明るい肌に!

施術後の翌朝、起きた時の肌が全然違う! と思いました。血色の良さやハリ感、そして肌全体のトーンも明るくなって5歳位若返ったみたい♡ それが今も続いています

【DATA】
施術名:肝斑ポテンツァ
料金:¥33,000 /回
ダウンタイム:ほぼなし。赤みが出ても翌日には引く

※記事内容は個人の感想で、効果を保証するものではありません。施術を受ける際はよく相談して自己責任でお願いします。
※各クリニックの施術料金は、初診料や施術部位によって金額が変動します。

『美的』2025年5月号掲載
撮影/玉置順子(t.cube) 協力/むらなかさちこ 構成/黒木由梨・小内衣子(PRIMADONNA)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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