お悩み別ケア
2022.9.10

化粧品は「無添加」や「オーガニック」を選べば安心、安全?専門家に真相を直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

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日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、「無添加化粧品」について。スキンケアアドバイザーの岩倉陽子さんにお伺いいたします。

Q:化粧品は「無添加」や「オーガニック」を選べば安心、安全?

「自然派」「地球にも人にもやさしい暮らし」がトレンドになっている昨今、コスメも「無添加化粧品」や「オーガニックコスメ」など、安心と安全性を謳ったアイテムが続々と登場、注目を浴びています。しかし、イメージ先行で、何が無添加で何が「オーガニックコスメ」なのかということを知らない人も多いよう。そこで今回は、「無添加」「オーガニック」コスメを深堀り! 違いは何?本当に安心で安全なの?という疑問を、スキンケアアドバイザーの岩倉陽子さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?

A:ウソ

「無添加だから、オーガニックだから絶対的に誰にでも安心で安全、とはいえません」(岩倉陽子さん・以下「」内同)

無添加化粧品とは?「定義」

「現在の無添加化粧品とは、合成香料、合成着色料、防腐剤、合成界面活性剤、アルコールなどの添加物を使用していないことを“謳っている”、つまり、不使用を公表している化粧品のことです。2001年3月までは、厚生労働省が指定している102種類の成分を使用していない化粧品が“無添加化粧品”の定義でしたが、使用されている成分をすべて消費者に表示しなければいけないという“全成分表示制度”となった今、“無添加化粧品”の明確な定義は存在しません。例えば、上記の5つをすべて使用していないケースも、いくつか使用していないケースでも、“無添加化粧品”と謳えるということ。無添加だからと安心せず、成分表示をチェックして、自分の肌に合わない成分は入っていないか、自分で確認していってほしいところです」

\無添加化粧品とは/

Point

合成香料、合成着色料、防腐剤、合成界面活性剤、アルコールを全部、あるいは一部使用してないことを公表している化粧品のこと。

「オーガニック化粧品」との違いは?

「オーガニック化粧品とは、有機栽培された植物から抽出した成分が配合された化粧品のこと。有機栽培とは、農薬や化学肥料を使わず、遺伝子組み換えもせず自然の力と恵みだけで育てるということです。100%オーガニックの天然成分でつくられていれば、“指定成分は無添加”ですから、無添加化粧品に含まれるといえます。しかし、現在、厚生労働省では化粧品のオーガニック基準は定めておらず、現状では、1%でもオーガニック成分が配合されていれば“オーガニック化粧品”といえてしまうので、これも、一概に“オーガニックだから安心・安全”とはいえません。こちらも無添加化粧品同様、成分表やメーカーのサイトなどでポリシーをチェックするのが正解です」

無添加化粧品のメリットは?

「無添加化粧品は肌へのダメージが少ないため、お肌への負担を軽減できることがメリットのひとつ。また、お肌のダメージが軽くなることで、美容成分の効果が最大限に発揮しやすくなるともいわれています。お肌が弱かったり、女性特有の周期などで、お肌が荒れてしまうという方も少なくないはず。一般的な化粧品に比べて、低刺激のものが多いので、比較的肌荒れしにくいことも、無添加化粧品のメリットです」

どんな人に向いている?

「無添加化粧品は特に肌が弱い人、敏感肌の人におすすめと言われています。また、アレルギー検査をしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、アレルギー検査の結果、アレルギー反応が出てしまった方は、無添加化粧品を中心とした、肌刺激が少ない化粧品から、自分に合うものを選んでみるのもおすすめです。アレルギーなどがなくても、普段肌トラブルにならない化粧品でも、季節の変わり目や毎月のバイオリズムなどの影響で、肌トラブルになってしまうことも。肌が揺らぎがちだと感じたら、比較的お肌に優しいと言われる無添加化粧品に頼るのもひとつの手段です」

株式会社アニュコスメティックス代表取締役

岩倉陽子さん

スキンケアアドバイザー、メイクアドバイザー、ダイエットアドバイザーの資格を生かし、社長業と並行し、美容家・美容ジャーナリストとして各種媒体で執筆も。肌年齢は、実年齢からマイナス12歳。

文/簗場久美子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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