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スキンケアニュース
2023.6.4

親子3代美肌マンガ|新(あたらし)一家の美育ダイアリー Vol.5【biiku】

「令和のスキンケア新常識」を楽しい漫画形式で学ぶ連載、新(あたらし)一家の美育ダイアリー。第5回は、ティーンの化粧水の使い方について。化粧水を四六時中つけるスキンケアって本当に効果的? 「補水」と「保湿」の違いをティーンに正しく伝えるには?

新 美子 最新美容に最速アクセス&カンチガイ美容に喝! エディター・ママ
あたらし・よしこ。45歳、ビューティエディターとしてキャリア23年のベテラン。皮膚科医や化粧品会社への取材を通して得た目からウロコの新常識を発信する。

新 ヒカル 流行美容に即ノリ♥ ミーハーJC
あたらし・ひかる。14歳、美子の長女。中学生になってスキンケアにも関心が出てきた。SNSで自分とは年代も肌質も違うインフルエンサーのスキンケア方法を妄信している。

新 育子 過去美容にとらわれのグランマ
あたらし・いくこ。70歳、美子の母。いろんなエイジングケアを美子に試すように言われるものの、なかなか新しいものに心を開かない頑固な一面あり。

 

化粧水は、たっぷりと与えれば与えるほどいい?

角層が抱え込める水分量は決まっている。化粧水をつけすぎると…?

ヒカル 動画を見ながらスキンケア。ペタペタ、パチパチずっと化粧水をつけている)
美子 「ヒカルちゃん、そんなに化粧水ばかりつけていると、肌あれしちゃうわよ」
ヒカル 「えっ、なんで!? たくさん水分補給をしているのに? 美容系YouTuberもそう言ってるよ?」
美子 「その人とヒカルは、年齢も肌質も違うはず。なんでもかんでも鵜呑みにするのは、よくないと思うな」
ヒカル 「でも、どうしてダメなの。化粧水は使えば使う程、成分が届くんじゃないの? 保湿は大事だよね?」
美子 「ヒカルが今やっているのは、保湿というより補水かな。そもそも角層に大量の水は浸透しないし、そのアイテムごとに化粧品メーカーが推奨する量がベスト。使用量がそれより少ないことは問題だけど、たくさん使えばいいってものでもない。むしろ何度も肌に触れることが刺激になってしまうの」
ヒカル 「そっか。洗顔でも摩擦レスってよく聞くけど、化粧水をつけるときも摩擦レスを意識しなきゃいけないんだね。今までやっていたパッティングは逆効果だったってことか……ショックすぎる!」

化粧水は、勢いよくたたき込んでもイイコトなし。適量をじっくりと入れ込んで

美子 「特に化粧水は、やみくもに量を増やすことより、丁寧なつけ方を意識してみて。資生堂の研究で、化粧水が肌に接している時間を長くすることで、肌の水分量が高まり、水分蒸散量が抑えられたというデータがあって、ハンドプレスをしたり、コットンパックを取り入れたり、じっくりとなじませてあげるだけでも違ってくるはずよ。ちなみに、肌は抱えられる水分量(角層水分量)が決まっているから、コットンパックも5分程度でOK。それ以上はかえって肌が乾いてしまうそうよ」
ヒカル 「化粧水をたっぷり入れ込めば保湿完了!と思ってたけど、どうやら違いそうだね」
美子 「そうね。化粧水ひとつとっても、勘違いや思い込みがあるもの。おばあちゃんの場合は、“チャッチャづけ”でもったいないことになっていたから、角質ケアをすすめたわ」

角層内のNMFやセラミドを増やすスキンケアを心がける

美子 「ところで、保湿についても勘違いしているみたい。肌の潤いは、水分と油分があってこそ。適量の水分で補水した後に、乳液やクリームなど油性のアイテムでシールドすることで保湿になる。どちらかだけじゃなく、両方がバランス良く必要ね」
ヒカル 「また適量の化粧水か。『たくさん』が違うのは理解したけど、適量ってどうやったらわかるの?」
美子 「肌に触れたとき、カサカサもベタベタもしない感じかな。たとえばこうして頬と頬をくっつけたときにしとっとして、くっつくぐらい」
ヒカル 「やだー、ママとなんかくっつきたくない。どうせなら、推しの●●君と頬っぺた、くっつけたいよ」
美子 「失礼しちゃうわね。きちんと潤いを保てる肌を育てるためには、セラミドやNMFなど肌の潤い機能を保つ保湿成分を配合したアイテムを使うことだからね」
ヒカル 「ごめんごめん。その保湿成分って何? 教えて~」
美子 「ヒューメクタントといわれる、ヘパリン類似物質・ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミド・尿素を配合したものを選ぶといいわよ」

\ティーン世代のきちんと保湿!化粧水&ゲル4選/
「おこづかいで買えちゃう!潤い成分ヒアルロン酸4種類配合で頼もしい」(ヒカル)

バリア機能をサポートする乳酸発酵ヒアルロン酸をはじめ、浸透力、保水力、抱水力に優れた4種類のヒアルロン酸を贅沢配合。やさしいとろみのあるテクスチャーで肌に吸い付くようにフィット。潤いにみたされたしっとりもちもち肌に。ベタつきが苦手なティーンにはさっぱり使えてしっかり潤うライトタイプがおすすめ。ロート製薬 肌ラボ 極潤ヒアルロン液 ライトタイプ 170ml ¥814(編集部調べ)

「浸透スピードをコントロールする処方で24時間乾燥予防。続く保湿感に感動」(美子)

長年、保湿成分として数多くの化粧品に配合されてきたグリセリンを独自処方で高機能化。肌の保湿機能に欠かせない、NMF、セラミド、細胞の外壁インボルクリンの3つに働きかけ、バリアを再生するオールインワンゲル。潤いを逃さず、自ら潤う角層へ導く。ひんやりスーッとクールダウンするゲルならではの感触が夏にうれしい。メディプラス メディプラスゲル 180g 4,400

「さっぱりするけど、しっかり潤う。しみることもなく、安心して使える」(ヒカル)

乾燥と皮脂悩みが同居するティーンの肌に。ヒューメクタントの一つであるヘパリン類似物質HDに加え、皮脂トラブルをケアするクリアアップCPXを配合したバランスケアシリーズの化粧水。ベタつかないノンオイリー設計で肌あれやニキビを防ぎながら、肌をしっとりと整える。コーセー マルホ ファーマ カルテHD バランスケア ローション(医薬部外品) 150ml ¥1,980

「ぷるんとしたジュレが、みずみずしい化粧水に変化して潤いのベールに」(美子)

ヒューメクタントでもあり、ハリと透明感を高めるチャージアミノ酸やコラーゲンGLWヒアルロン酸などを配合したオールインワンジュレ。化粧水でありながら、乳液、美容液、マスクの4役をこなす。液だれしないので肌にのばしやすく、なじんだ後は潤いのベールとなって肌に残り、マスク効果を発揮。資生堂 アクアレーベル スペシャルジュレ 160ml 1,870(編集部調べ)

 

イラスト/sino 構成/平 輝乃

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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