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メイクアップニュース
2023.11.27

井川遥さん出演。自分の顔が好きになる、水野未和子さんの「ディファインメイク」|美的GRAND

3.自分の顔を知る

自分の顔をモノクロ写真で見てみると、隠れていた名所が見えてくる

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「頬の位置が高くてカッコいいね」「目の周りの影が雰囲気あるね」「丸いおでこがかわいい!」。そんな風に女優さんやモデルさんに伝えると、「実はそこ、好きじゃないんです」という人がいます。私からすると、そこがあなただけの素敵なところなのにと思うことがよくあります。

モノクロで見るとパーツがよくわかる

ディファインメイクをする前に、まずはもう一度、自分の顔と向き合ってみましょう。世の中で美人の正解とされる顔と比べるのではなく、自分では気づいていない、隠れた名所を見つけるように。

といっても、自分の顔を客観的に見ることは意外と難しいもの。長年の思い込みや凝り固まった先入観が邪魔をしたり、鏡で顔を見ると、シミやシワなどよけいな情報に目が行ってしまって、ネガティブな気持ちから今の自分と向き合えなくなってしまうこともあります。

私がおすすめしているのは、自分の顔をモノクロで見てみることです。モノクロ写真は色がないからこそ、骨格や輪郭、パーツの存在感が際立つので、顔の中の各パーツの比率や存在感もわかりやすく見えてくると思います。

メイクはなるべくせず(もしくはナチュラルメイクで)、表情を作らず、デコルテまで入れて、自然光で正面から撮ったモノクロ写真を、できればプリントアウトして実物大で見てみてください。そして、自分の顔をしっかりと、他人の顔を見るようにチェックしてみてください。

コンプレックスも愛すべきパーツに

顔の形、フェースラインの様子、肌の色ムラ、シミやシワ、眉の色や太さ、鼻の幅や長さ、唇の厚さ、頬や額、あごの形……。ひとつひとつのパーツをチェックしていくと、そぎ落としたいところ、目立たせたいところが客観的に見えてくると思います。

骨が出ているところを少し引っ込めたい。影ができているところを明るくしたい。下がったフェースラインを引き上げたい……。「奥に引っ込ませたい」部分には影を入れて引き締め、「浮き立たせたいところ」にはハイライトで光を集めて立体感を出す。それがディファインメイクの基本です。「このシミやそばかすはかわいげがあるから生かそうかな」「広いおでこは目立たせていいかも」「目が小さいと思っていたけれど、意外と大きいな」。自分の顔を眺めていると、勝手にコンプレックスに感じて、勝手に傷ついていた部分も素敵に見えてきたりします。「私なんか美しくないから見ても意味がない」とは思わないで。そう思うことがもう、知らない誰かが決めた美の基準に捕らわれているということです。

自分の顔が把握でき、メイクをするポイントが見えてきたら、光と影を味方につけたディファインメイクをしてみましょう。モノクロ写真に色鉛筆や手持ちのコスメで色をのせながらメイクを考えるのもおすすめです。これから、基本のディファインメイクをご紹介します。自分らしい美しさはもうすぐそこです。

4.ディファインメイクをする

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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