ズルして美肌も旬顔も！　「隠し盛り」ベースメークで上手くいく！

ファンデーションをただ塗るだけなんてもったいない！　塗る前後にほんのちょっと「盛る」だけで、肌はもっとキレイに、ハリが出て、小顔美人になれるんです！　塗っていることがわからない、肌に溶け込む「練り系」アイテムを味方につければ上手くだませます♪

右：隠し盛り後
左：ファンデーションのみ

上のモデルの比較写真を見てください。どこに何を塗り重ねているかはわからないけれど、確実に顔の印象が違います。これこそ、〝隠し盛り〟の極意。他人に悟られないレベルでさりげなく美人印象を高める。そのためには「練り系」のアイテムを使うのが正解、だとＡＹＡさん。「粉ものを重ねるとどうしても厚みが出てしまいます。一方、クリームタイプの〝練り系〟は肌に溶け込むので、先に塗ったファンデーションの質感をそのままキープでき、ナチュラルに仕上がります。５つの道具のうち、４のルースパウダー以外は、すべて〝練り系〟を使います」
また、ひと昔前はシェーディングやハイライトというとくっきり陰影をつけるイメージでしたが、さりげなく仕上げるのが今どきです。「全体に陰影をつけるというよりは、頰の膨らみや唇のぷっくり感を部分的に強調したり、小鼻など影が出がちな部分をカバーして、肌の清潔感を高めるイメージです」
丸みや清潔感が強調されると、好感度の高い、女らしい印象の顔に。「最近、あのコなんだか輝いてるよね、恋でもしてる…？」。そんな風に周りに思わせる、美人顔が手に入ります！

教えてくれたのは…

ヘア＆メークアップアーティスト
AYAさん
透明感のある上品な印象の中に旬のニュアンスを感じさせる肌作りの名手。読者の日常生活で再現しやすいメークを提案。

ひとつでもOK。全部すれば超盛れる！
５つの隠し盛り道具

1　目元や眉間を際立たせて強調
ハイライト下地
顔の中で出っ張っている部分は、光が集まるので白く明るく見えるもの。肌を１トーン明るく輝かせる下地を使って、そのツヤを再現。立体感を出したい眉間 や、くぼみをカバーしたい目元に部分使いします。

潤いに満ちてまるで透き通るような、自然な明るさと美肌感をプラスできるメークアップベース。目元がくす みがちな人に特におすすめ。
シャネル ブラン ドゥ シャネル N 30ml ￥5,500

2　フェースラインを引き締め小顔へ
シェーディング
暗い色は、引き締まって見えるもの。フェースラインに暗い色をのせることで、輪郭を小さく、顔全体を立体的に演出します。ただし暗くしすぎると不自然なの で、肌なじみのいいカラーをピンポイントで塗ります。

ファンデーションと同じ素材でできているので肌なじみがバツグン。テクニックに自信のない人でも失敗 なく使いこなせるはず。色も暗すぎず絶妙。
SUQQU カラー ファンデーション 03 ￥4,000

3　血色を足すことで肌に透明感が出る
練りチーク
顔を彩る〝メークアップ〟としてではなく、肌の透明感を高める〝ベース作り〟のために練りチークを活用。血色をほんのりプラスすることで、肌が健康的に明るく見えます。

濁りのない発色で、内側からにじみ出るような血色感を演出できる。
カネボウ化粧品 キッカ フラッシュブラッシュ 01 ￥3,000　ケース￥2,000

4　肌の完成度を高めて美人印象を底上げ
ルースパウダー
先に塗った1〜3の練り系アイテムを肌にフィックスさせつつ、細かい肌のアラをカバーして、顔全体の美人印象を〝盛る〟 必ツール。キラキラせずに肌に溶け込むパウダーを選ぶのがキモ。

透明の板状パウダーが、溶け込むように肌になじむ。
エレガンス ラ プードルオートニュアンス リクスィーズ Ⅰ ￥15,000

5　ふっくらとした女性の丸み感を出す
ハイライト
若く女性らしい顔は、目元や口元がふっくらとしているもの。ハイライトで部分的にツヤを入れることで、フェミニンな丸みを肌に再現。優しい雰囲気の顔だち になれます。

粒子の細かいサテンパール配合で、ギラつきのない上品な輝き。ベースがココナッツオイルでできていて、ぴたっと肌に密着する。
アルファネット rms ビューティ ルミナイザー 5ml ￥4,900

本誌11月号掲載

撮影／青柳理都子（人物）、河野 望（静物）　ヘア＆メーク／AYA（LA DONNA）モデル／メイ パクディ　デザイン／最上真千子　構成／もりたじゅんこ

※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。