【AYAKO’s EYE】ラグジュアリーな赤のルージュで秋の最旬メイク|美的GRAND
いつまでも自分を好きでいるために。自信をもって前を向くために。人生を楽しむために。N.Y.を拠点にグローバルに活躍を続けるメイクアップアーティスト、AYAKOさんがメイクアップを通して私たちにエールを送るシリーズ。第3回は「秋の最旬メイクアップ」です。
アヤコ/メイクアップアーティスト。1990年代に活動拠点をN.Y.に移し、数々のモード誌や広告キャンペーンなどで活躍。「NARS」インターナショナルメイクアップディレクターを経て2009年に「ADDICTION」を立ち上げ、2019年までクリエイティブディレクターを務める。
N.Y.から日本のグラン世代へ 色あせない私でいるための、メイク考。
ジャケット ¥200,200(サン・フレール〈パロッシュ〉)
秋のメイクアップトレンドを取り入れる
モードを楽しむ秋の到来!旬の装いに合わせてメイクアップもシックにチェンジ、今季らしいルックに仕上げるには、どうしたらいい?「秋の装いをメイクアップでシックに見せる秘訣は紅一点!グラン世代におすすめしたいのは、深めの赤のルージュ。それをちょっとした引き算メイクにすることでシックに引き立てて」とは、セレブリティからの支持も熱いNY在住のメイクアップアーティストAYAKOさん。
「この秋ダークな赤が気になります。モード感がプラスされるとともに、透明感のある美肌に見せる効果もあるんです。塗り方にもスマッジ、シアー、ボールドなどさまざまなスタイルがありますが、この秋は大人の仕上がりとしてぜひボールドに挑戦してほしいですね。怖がらずに、直塗りで発色よく仕上げてください」
そして赤口紅を使うときは、その他のパーツを控えめに仕上げることで全体に抜け感が出てくるといいます。「ファンデーションで仕上げた肌は、必ずパウダーを重ねて透明感をアップさせることが大切。そして眉や目元をベアに仕上げることで、クラシックにならず、赤をモダンに、清楚に纏うことができます。今回のモデルメイクではあえてマスカラを使っていません。唇の輪郭はリップライナーでオーバー気味に描くことで、唇を主役にしたセンシュアルで洗練された表情が生まれます」
手元に明るい赤口紅しかなくても、ダークなトーンに調整する秘策あり。「その場合は、ダークブラウンのアイライナーペンシルを唇全体に薄くかけると、色にグッと深みが出て、ダークレッドに変えることができるんです。実はここでも手持ちのアイライナーペンシルをベースにし、その上にゲランの赤のルージュを重ねることでトーンを調整しています」
各ブランドからラグジュアリーな赤口紅が多彩に登場するこの秋、「なんだか苦手」と距離を置くのはもったいない。AYAKOさんのアドバイスを心に留めて、ぜひトライ!
【RED LIP】
赤リップを使いこなすには、他のパーツとのバランスをどう取るかが鍵。アイシャドウは色よりも光沢、チークは血色を補う程度にオン。巧みな引き算思考が仕上がりの完成度を高める。
1. 指でのせてメタリックな光沢を立たせて。ディオール ディオールショウ モノ クルール 658 ¥5,060
2. 独自技術で白浮きせず、透明感のある仕上がり。NARS ライトリフレクティング ファンデーション 全19色 30ml ¥7,150
ライトリフレクティング ファンデーションの詳細・購入はこちら3. 24K ビュアゴールドとダイヤモンドパウダー配合でしなやかなツヤ肌に。ゲラン パリュール ゴールド スキン D-マイクロパウダー 01 35g ¥13,860
パリュール ゴールド スキン D-マイクロパウダーの詳細・購入はこちら4. アイコニックな名品をチークボーンにほんのり広げて。NARS ザ マルティプル 1517N ¥5,500
ザ マルティプル[2023年2月発売]の詳細はこちら5. スキンケア成分81%以上配合の滑らかなテクスチャーで鮮やかに彩る。ゲラン ルージュ ジェ 880 ¥5,170、同 ケース〈エカイユ〉¥4,730
ルージュ ジェ[2024年 8月発売]の詳細・購入はこちら『美的GRAND』2024秋号掲載
撮影/中川真人(CUBISM・人物)、村山千太(静物) メイク/AYAKOヘア/TAKU for CUTTERS(VOW-VOW) ネイリスト/渡邉季穂(uka)スタイリスト/広田聡 モデル/中島沙希(TOMORROW TOKYO) 構成・文/木津由美子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。