有村実樹ビューティの歴史|“THE パーフェクトビューティ”のミキティも実は○○だった過去が!?
モデル・美容研究家として、外見はもとより、温かくまじめな内面までも美しい−−そんな“THE パーフェクトビューティ”有村実樹にも、実は「○○だった」過去が!?今のミキティへとつながる美の失敗談や挑戦から、あなたの美のヒント、見つかるかも!
子供時代
知らず知らずのうちに 美容部員の母のおかげ でお手入れをしていました
「なぜそれをするのか?その理由はわからなかったけれど、美容部員の母のおかげでUVケアは幼い頃から徹底」
透明感のある美肌の礎はこのときから築かれていました。
□3兄妹の真ん中として、栃木県でのびのびと育つ
感受性が豊かで泣き虫だったそう。でも「泣いてもどうにもならない」と思ったら諦めも早かったようです。
\兄や妹と遊ぶのが大好きな子供でした/
□日焼け止めだけはいつでも必ず。
\今のおすすめUVは…/
自分の子供に塗ってあげたい
「つけていないみたいにサラサラの軽い仕上がりで、重ね塗りにも最適。子供と一緒に使えるのもうれしい」
石澤研究所 紫外線予報 さらさらUVスティック SPF50+・PA++++15g ¥1,870(夏期限定品)
昨年からのお気に入りでリピート
「ベタつかず使い心地が良く、お洋服につきにくいところもお気に入り。昨年に引き続き使いたい」
カネボウ化粧品 アリィー ニュアンスチェンジ UV ジェル WT SPF50+・PA++++ 60g ¥1,980(編集部調べ)
美には疎くても、美の素養は確実に育まれていた子供時代
類まれなるスタイルと美肌。そして美貌のもち主である有村実樹。さぞ華やかで美意識の高い人生を歩んできたのでは?と思いきや、「栃木県の田舎でごくごく普通に育ちました(笑)」とのこと。
「自分の容姿なんて、全く意識したことがなかったです。でも、小学校低学年の頃、皮がむける程の 日焼けをして帰ると、母が化粧水でローションパックをしてくれたり 、中学生からは朝、登校する前に 日焼け止めを塗らないと家を出してくれない くらいに厳しく日焼け止めを塗るよう言われた記憶があります。美容部員の母のおかげで、贅沢にケアをさせてもらっていたと思います」
では、自ら美容を意識し始めたのは?
「高校生のとき、初めて買ったコスメが『パルガントン』のフェースパウダー。後は初めて買ったアイシャドウがなぜかグリーンとイエローのパレットでした。雑誌で見たメイクはかわいかったのに自分に使うとものすごく変で…。今思うと、私に“知識と技術がなかった”だけなんですが、そのときは 『雑誌なんてうそじゃん』 と不信感を抱いていました。だから自分が雑誌に出る側になるなんて、夢にも思っていませんでした」
モデルデビューは18歳。東京に遊びに行った際のスカウトがきっかけだ。
「卒業後は1年間アルバイトをして、専門学校に行くつもりでした。モデルはその間に、いろいろな経験もできてお金ももらえるからいいかな、くらいの軽い気持ちだったんです。 ここまで仕事として続けられるとは思っていなかった ので、この出会いは人生においてとても大きな財産になりました」
10代後半
美容に興味がないまま一気に モデルの世界へ!ケアもせず、若さだけで 乗り切っていました
「アルバイト感覚の軽い気持ちで始めたモデルの仕事。撮影現場でヘア&メイクさんのテクニックに直接触れ、技術とコスメ選びの大切さを身をもって体感」。
知識ゼロからの学びが今につながっているのです。
□自分の容姿にはあまり興味がなかった
\美容よりもバンド音楽に夢中でした/
高校生時代。目を引く美しさですが、本人曰く「特に目立たずモテなかった(笑)」とのこと。
□スカウトをきっかけにモデルの世界へ
モデルデビュー直後の宣材写真。撮影の経験は皆無で笑顔もぎこちなく…。
\あのときの自分に教えてあげたい!/
濃いメイクでもするっと落ちる
「ガッツリ濃いメイクでも簡単に落とせる逸品。まつげが抜ける程こすって落としていた(!)あの頃の自分に教えてあげたい」
ファンケル マイルドクレンジングオイル 120ml ¥1,870
\当時からずっと愛用/
一日中上向きカールをキープ
「モデルデビューのときから今までずっと使い続けているアイテム。丸1日かかるハードな撮影にも耐えうる、ウォータープルーフの透明マスカラ下地」
エレガンス カールラッシュ フィクサー ¥3,300
20代前半
22~23歳で ひどい肌あれを経験 したことが、美容のターニングポイントに
学生時代には無縁だったニキビや肌あれが突如現れ、半年以上悩まされることに。肌の調子が悪いことのつらさを実感し、スキンケアの見直しやストレスケアを本格的にスタートさせます。
□『JJ』専属モデル、CM出演など、目まぐるしく多忙な日々を送る
朝から夜までほぼ毎日撮影でした
『JJ』モデル初期の頃。今よりもかなりメイクが濃い時代でした。
\お気に入りのアロマ/
「ウッド系の香りは気分を落ち着かせてくれます」
“内面からのストレスケアで肌コンディションを整える”
「“いい香り”は、その日や気分によって違う。自分では気づけない気持ちや疲れを、アロマによって知ることができます」
肌に悩んだ経験から美容を通じて、人の役に立ちたいという思いへ
デビュー後はご存じのとおり、あっという間に人気モデルへと駆け上がる。
「すぐに『JJ』の専属モデルになり、CMやTVのお仕事など、悩む暇もない程忙しい日々が続きました。朝から夜まで撮影という生活が続いていたので、 スキンケアを自分できちんとした記憶がほぼない ですね。メイクもかなり濃い時代だったので、肌負担も大きかったと思います」
疲れとストレスの影響か、20代前半でひどい肌あれを経験。
「人前に出るのが嫌になるくらい、肌があれて、もうこのまま治らないのかなと、かなり落ち込みました。そんなとき始めたのがストレスケア。アロマコーディネーターの勉強をして、香りでメンタルコントロールができるようになると肌の調子も良くなりました。私自身が 肌あれに悩み、それを克服したからこそ、『みんなも絶対治るよ~!』という気持ち でアドバイスできるようになりました」
20代半ばからは、次第にモデルとしてのあり方について考えるように。
「求められる100%を返して意味のある1日にしたい。雑誌を買ってくれた 読者に、『買って良かった』と思ってもらえるような価値を届けたい 、モデルという仕事を通して 何か人のために役立ちたい という思いが強くなりました。ちょうどSNSも流行り始めて、周囲のモデルたちがファッション情報などを投稿する中、私は何か違うな、と思って。 好きなこと(=美容)なら語れるし、続けられる。 それで美容動画をアップするようになったんです」
20代後半
真剣にスキンケアと向き合い、 “肌は変わる” ということを実感
ささっと化粧水を塗るだけだったのが、きちんとプロセスを踏んでスキンケアをするようになったのもこの頃から。
「肌あれを克服した経験から、諦めずにケアすればきっと良くなる!と常に思っています」
□モデルとしてのあり方を考えるように
□美容に真に目覚める
□『AneCan』モデルとして活躍
\出合えて良かった! 人生を変えたコスメ/
肌が変わる手応えを感じた
「スキンケアって何がどう違うか、今イチ理解していませんでしたが、これを使って初めて、スキンケアで肌が変わることを実感できました」
SK-II フェイシャル トリートメント エッセンス 160ml ¥18,700
自分へのご褒美に欲しくなる
「ひと晩でこんなに肌ってなめらかになるの!?と本気で驚きました。高価だけど、ふと思い出してほしくなる、そんな魅力のある美容オイルです」
シスレー ブラックローズ プレシャスオイル 25ml ¥24,200
“スキンケア時の手の使い方は、ぜひみんなにも真似してほしい”
「化粧水の後に、美容液とクリームを使う。きちんと蓋をすることを覚えたら、乾燥していた肌が変化してきました」
現在
現場で基礎から学んだ私が 美容誌の“伝えたい” と 読者の“わからない” の間で 橋渡し をしたい
美容の仕事も増えてきて、“美容に詳しいモデル”から、“モデル・美容研究家”へ。
「私に相談してくれた方が、少しでも前に進んだり、楽しいと感じる笑顔の時間が増えたりすると大きな喜びを感じます」
□モデル、美容研究家、その両軸で自分らしく活動
\今、『美的』読者におすすめしたい!/
早めに始めたい全顔シワケア
「見えない細かなシワまでケアできる全顔用のシワケア美容液は、若いうちから使い始めて早すぎるということは決してありません」
ディセンシア アヤナス リンクルO/L コンセントレート[医薬部外品]30ml ¥7,150
続けられるシワ&シミケア
「手頃な価格で高コスパな、シワとシミが一緒にケアできる美容液。エイジングを本格的に感じ始める前からぜひ使い続けてほしい」
オルビス リンクルホワイトエッセンス[医薬部外品]30g ¥4,950
\直接触れて伝えられる機会を大切にしています/
今は難しいけれど、セミナーで直接読者の方に指導する場は私にとっても勉強の機会。
『美的』の連載では、誌面とインスタライブの両方を使って、よりわかりやすく情報を伝えるように。
「モデルも美容研究家もどちらも私を支える2本の柱」
美容研究家という肩書きが加わったのは、フォロワーからの質問の、ある共通点がきっかけ。
「こんなに美容雑誌が多くの情報を発信し続けているのに、なぜか私に届く質問は初歩的なものが多い。それで、もしかしたら美容の現場が伝えたいことが、読者の方にはまだ全部伝わっていないのかもと思いました。私は 『読者に伝えたい』と一生懸命に雑誌を作る現場も 、かつての私と同じように 『雑誌と同じようにメイクができない』『わからない』 という 読者の両方の気持ちがわかる からこそ、その間に入って橋渡しをすると、誰ひとり取り残さずに もっとみんなが気軽に美容を楽しめる はず。だから、『美容研究家』をモデルとは違うもうひとつの柱にしていこうと思ったんです」
さらに、夏には第1子の出産を控え、母という新しい肩書きも加わる。
「これから母になる中で、今の自分では対応し切れないような難題も多く訪れると思います。でもそれに向き合い乗り越えられた自分なら、きっとモデルとしても美容研究家としても今までにない意見や発信の仕方ができるのではないかと思っています」。
さらに、産後や加齢による肌変化と、それに対応するケアなども、「自分の身をもって“実験”できるのは 美容研究家としての本領発揮しどころ 」と、研究家魂をのぞかせた有村実樹のこれからは?
「経験による最善をくずさない頑かたくなさよりも “このままで大丈夫?”という違和感をチャンスと捉える柔軟さ をもちたい。年齢を重ねるごとに思考も言葉も柔らかく、優しい人になりたいです」
未来
年齢を重ねるごとに、 より穏やかで、柔らかい人 でありたい
「子育てとの両立で忙しくなりそうですが、体力もつけて心も体もヘルシーに、穏やかで柔らかい自分をキープしたい。目標はみんなの心を支えられるような大きくて頼れる女性!」
□母として、モデルとして、 モデルとしてのあり方を考えるように美容研究家としてさらに成長!
\40代、50代で愛用したいコスメ/
エステと一緒に味わいたい!
「大好きなクリーム。これまでエステに行ったことがほとんどないので、今より大人になってからエステコースと共に楽しみたいです」
クレ・ド・ポー ボーテ ラ・クレーム [医薬部外品] 30g ¥66,000
年齢を重ねてから改めて体感したい
「今でもその素晴らしさは実感できますが、年齢を重ねた自分の肌で、その真価を思う存分味わいたいと、今から楽しみにしています」
ドゥ・ラ・メール クレーム ドゥ・ラ・メール 60ml ¥39,600
“穏やかな気持ちの今の自分をこの先もキープしたい”
「怒るってエネルギーがいるから、自分にも周りにも優しく、穏やかな気持ちで日々を過ごしていきたい」
『美的』2021年6月号掲載
撮影/岩谷優一(vale. /人物)、河野 望(静物) ヘア&メイク/ paku☆chan(Three PEACE) スタイリスト/小川未久 モデル/有村実樹 構成/村花杏子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。