「花粉症がツライ。掃除はいつどうするのがベスト?」肌ゆらぎシーズンの“住まい”ケア法
免疫力を高めるためにも、リラックスできる環境は大切。でも、花粉などが付着したほこりが部屋中にあったら…。皮膚科専門医の慶田朋子先生、トータルビューティアドバイザーの水井真理子さん、住宅&家事アドバイザーの藤原千秋さんにゆらぎ肌の原因を一掃する整え方をレクチャーしてもらいました。
肌ゆらぎシーズン、住まいをケア
Q.外の汚れを家にもち込まないためには?
A.衣類についた花粉を玄関でオフ
「アレルギーの原因にもなるPM2.5や花粉は、部屋の換気によってだけでなく、外出時に体や衣類に付着することで家の中にもち込まれてしまいます。帰宅したらまず着替え、シャワーで髪や体を洗うのが理想的です」(慶田先生)
「空気清浄機を置くなら玄関に。帰宅したらコートなどの衣類をはたくのではなく、粘着ローラーを当てて汚れを取り除きましょう。パンツの裾は地面に落ちている花粉を拾いやすいので入念に」(藤原さん)
Q.花粉が舞う春は換気をしない方が良い?
A.酸素を取り込むために必要。時間に注意して。
「エアコンで外気は取り込めません。花粉は太陽が昇ると飛散し、舞った花粉は夜露で地面に落ちやすいので、換気は早朝か夜遅い時間がおすすめ」(藤原さん)
Q.花粉症がツライ。掃除はいつどうするのがベスト?
A.朝イチにスティック型の掃除機をかける
「空気中を舞う花粉が地面に落ちるまで、人の動きが止まって4~5時間かかります。そのタイミングで掃除すると、より多くの花粉を取り除けて効率的。朝起きてすぐか、外出していれば帰宅後がベスト。掃除機を使う場合、風で花粉を巻き上げないようモーターが上にあるスティック型がおすすめです。掃除機はゆっくり手前に引いたときに吸引力が上がるので、そこも意識しましょう」(藤原さん)
Q.家の中で汚れがたまりやすい部屋は?
A.寝室。マンションの場合は給気口も
「布ものにほこりはつきやすく、特に寝室は寝具やクローゼットがあるので危険。寝具にも掃除機をこまめにかけ、カビやダニの温床にならないように布団乾燥機もかけましょう。特に枕は肌に触れるので、タオルを置いて毎日交換すると安心。また、気密性の高いマンションには給気口という空気の取り込み口があります。専用フィルターを貼り、外気の汚れを入れない工夫をして」(藤原さん)
Q.睡眠はどのぐらい必要?
A.最低でも6時間は必要
「睡眠不足が続くと、肌の水分量が減ってキメが粗くなります。肌のターンオーバーも乱れるので、最低6時間、理想は7時間半~8時間の睡眠を目指して」(慶田先生)
Q.家にこもることが増え、憂鬱。ストレス解消法は?
A.日光浴や香りでリフレッシュを。運動や入浴も◎
「ストレスがたまると、交感神経が優位になって血管が収縮するので、肌の代謝が悪化。室内でも日光に当たるとストレスが緩和されますよ」(慶田先生)
「香りは気分転換にぴったり。気分に合わせた精油をそろえておくと◎。外出しにくいときは、筋トレもストレス解消に。毎日続けたら気持ちが安定し、代謝も上がりました」(水井さん)
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『美的』2021年4月号掲載
イラスト/さとうあゆみ 構成/西谷友里加
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。