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2020.11.1

そもそも「たるみ」ってなに?たるみの原因を知れば解決策も見つかる!|肌の専門家が徹底解説

フェースラインがもったり、最近なんだか大顔に?口角の下がり、頬の毛穴目立ち、くっきり法令線も気になる人~!そのお悩みは筋肉から捉えるのが正解です!

\こんな悩みに/
□フェースラインがもったりしてあご周りが昔より大顔印象に
□マスクを外したときの顔がマズい。ここ半年で特に緩んだ気がする
□頬の毛穴目立ちが気になる。頬の位置も下がってきた
□真顔でいると、口角が下がる。くっきり法令線も気になる

たるみとは…

年齢とともに肌の土台が弱くなり肌の重みを支えられなくなってしまう現象のこと

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表皮
肌の最も外側にある層。厚みはたったの0.2mm程度。4層に分かれていて、いちばん外側が角層となる。乾燥してゴワついたりキメが乱れたりすると、光を乱反射して肌に影ができ、たるみ感を強調してしまう。

真皮
コラーゲンやエラスチンなど、肌のハリや弾力をつかさどる線維組織が存在する層。厚さ約2mm。若いうちはふっくらしているが、加齢と共に組織が変性して、つぶれたクッションのようにぺしゃんこに。

皮下組織
いわゆる脂肪層。厚みは部位にもよるが、上の2層と比べると比較的厚い。近年、この層が質の良い幹細胞を盛んに生み出したり、肌を支える土台となったりと、たるみ予防に欠かせない存在であることが明らかに。

筋肉
顔面には、表情を動かすための筋肉やかむための筋肉、さらにあご周りには、舌を動かしたり唾を飲んだりあごを動かす筋肉など、計60種以上の筋肉が存在する。動かさないと柔軟性が失われ加齢する。


顔においては、頭蓋骨。肌や筋肉の土台となる。骨も、加齢によって徐々にやせ、形が変わる。特に、目の周りの空洞は年々大きくなっていく傾向にあるため、まぶたのたるみを目立たせる要因となる。

 

【1】肌の下で、ハリと弾力を支える「地下杭」が存在する

今まで、肌においてたるみと深く関わる部分は「真皮」だといわれてきました。真皮には、コラーゲンやヒアルロン酸など肌のボリュームを維持したり、エラスチンなど弾力を形作る組織がふんだんに存在。それらの加齢変化をいかに食い止めるかが、エイジングケアのメインアプローチだったのです。けれど近年、 真皮よりもさらに奥の皮下組織に、肌のハリや弾力に大きく影響する「RC」(皮膚支持帯)という構造が存在する ことが明らかになりました。「肌を高層マンションに例えると、『RC』は地下杭のような存在です。頬やあご周りの 皮下組織は、一般的に真皮よりも厚いです。厚みのある組織の中に地下杭となる線維を張り巡らせて、肌のハリを土台から支えている のです」(ポーラ化成工業 研究所 原田靖子さん)。また、皮下組織には、再生医療や美容の観点でも注目されている幹細胞も存在していて、近年、皮下組織の役割が改めて重要視されています。

 

【2】骨も筋肉も加齢で変化する。でも、筋肉は復活させることができる

加齢に伴って肌がハリを失ったり、ボリュームロスすることはよく知られていますが、実はその奥の 筋肉や骨も、加齢によって変化し、たるみの要因となります 。顔の土台となる頭蓋骨は、眼球を入れる部分が穴のようにあいています。加齢すると骨がやせて穴が広がったようになり、支えを失った目元の肌はたるみやすくなるのです。残念ながら骨の変形はスキンケアでは対処法がなく、美容医療の領域となります。「一方で、 筋肉はいくつになっても鍛えることが可能です。特に口元の筋肉をよく動かすと、若返りホルモンを含む唾液が盛んに分泌されたり、血流が良くなったりと、+αの効果 が得られます」(歯科医師 石井さとこさん)。今秋は、筋肉をターゲットにしたコスメもいくつか登場。

 

【3】筋肉の中でも、たるみ予防に深く関わるのは「口もと筋」と「筋肉同士のつなぎ目」

顔は、約32種類の表情筋で構成されていますが、その7割が口元に存在しています。「中でも、 口の周りをドーナツのように囲む『口輪筋』は、あらゆる表情筋とつながっているので、口元のこの筋肉を鍛えることで顔全体にハリを出すことができる のです。また、 舌を動かす『舌骨筋』というインナーマッスルも、二重あご防止にとても効果的な筋肉 です」(石井さん)。また、筋肉と筋肉のつなぎ目は、コリや疲労がたまりやすい部分。特に頬と口元、頬と目元のつなぎ目は、コリをほぐすと即効で肌のハリ復活を実感しやすいパーツです。筋肉をほぐすマッサージやエクササイズも紹介しているので、ぜひ実践してください。

 

【4】筋肉の中でも、たるみ予防に深く関わるのは「口もと筋」と「筋肉同士のつなぎ目」

肌のメカニズムがより詳細に解明された今、コスメも劇的な進化を遂げています。例えば「真皮の中でも、特にくずれやすい上層のクッション構造を立て直す」「表情筋のつながりにアプローチ」「皮下組織を強くする」「脂肪幹細胞の活性化」…など、 皮膚の各層をターゲットにしたテクノロジーが続々と! さらに、 たるみケアコスメには、塗った瞬間、肌にピンとしたハリを出す形状記憶効果も。使わない手はありません。

 

そこで解決策

\スキンケアのついでに!朝と夜のたるみケア/
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\頭皮&デコルテケアでたるまない土壌づくり/
頭皮&デコルテケアでたるまない土壌づくり

 

ポーラ化成工業 研究所

原田靖子さん

同社フロンティアリサーチセンター研究員。肌の基礎研究を行う。皮下組織とたるみの関連について長年研究。

歯科医師

石井さとこさん

口元美容スペシャリストとしてさまざまな媒体で美容アドバイスを行う。クリニック「ホワイトホワイト」院長。

『美的』2020年11月号掲載
撮影/出牛久美子(静物) スタイリスト/山本瑶奈(静物) イラスト/竹本友二 構成/もりたじゅんこ

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