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2018.9.9

それってウソ?ホント?“ブラで胸が育つ”ってありえる?を乳腺科医に直撃!

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“育乳と下着”について。育乳ブラジャーでバストが大きくなるって……ウソ? ホント? ピンクリボンブレストケアクリニック表参道院長・島田 菜穂子さんにお答えいただきます。

Q:“育乳ブラジャー”でバストが大きくなるって本当?

育乳とは、「乳を育てる」。その名の通り、 “育乳ブラジャー”と言われるものは、つけているだけでバストが育つ、つまり大きくなるのでしょうか。さっそく、この疑問を島田先生にぶつけてみました! 先生の答えは……?

 A:半分ホント、半分ウソ

「育乳ブラジャーにサイズアップするという効果を求めるならば、残念ながらウソと言わざるをえません。そもそも、バストの大きさを左右するのは乳腺ですが、乳腺の発達というのは遅い方でも20代中盤までには終了してしまいます。なので、成長期後にバストアップするというのは、妊娠・出産の一時的なものを除いては難しいのです。

とはいえ、下着をキレイにつけるというのは正しいこと。なので、付けている間キレイな形をキープする、姿勢を保つという意味ではよいかもしれませんね」(島田先生・以下「」内同)

 美バストは…育乳マッサージよりも大胸筋を鍛えよ

育乳ブラジャーとくれば、切っても切れないのが“育乳マッサージ”。ワキや二の腕、背中の余分なお肉たちをバストへかき集め、まさにパンをこねるように、密かにマッサージしている……という方も少なくないのでは?

「これも同じで、育乳マッサージによって、ワキや二の腕の贅肉が恒久的にバストのお肉になることはありません。違うところにある脂肪が体内を移動するというのは、人体の構造的に難しいのです。

育乳マッサージよりも、大胸筋を鍛えましょう。大胸筋とは上腕骨の付け根から前胸部まで、肋骨の全面に扇状に広がる筋肉のこと。乳腺は、この大胸筋の筋膜の中にあるのです。筋膜の中は普通何も構造がないのに、大胸筋の筋膜だけは2層になっていて、そのすき間に乳腺があります。

筋肉が鍛えられてしっかり発達していると、筋肉と筋膜の間にある“クーパー靭帯”が乳房をしっかり引き上げるように支えてくれるので、ハリのあるバストをキープすることができますよ!

 “クーパー靭帯は走ると切れる”はウソ!

それから、クーパー靭帯と聞くと、皆さん怖~いイメージを持たれている方が多いようですね。“走ると切れてしまう”なんて都市伝説もあるようですが、真っ赤なウソ! 手術等で物理的に切ってしまえば別ですが、それ以外では、そうそう簡単に切れないのでご安心を」

育乳ブラジャーは、付けている間限定で形をキープする、そして、美しい胸にみせる正しい姿勢を自然とキープさせてくれるもの、と考えるとよさそうです。育乳ブラジャーを使うにしても、大胸筋を鍛えるエクササイズは並行して行いましょう!

島田先生
乳腺科・乳腺放射線診断科
島田 菜穂子 院長
認定NPO法人 乳房健康研究会 副理事長
筑波大学医学専門学群卒業後、筑波記念病院およびつくばメディカルセンター放射線科にて従事。東京逓信病院、米国ワシントン大学メディカルセンターブレストヘルスセンター留学、都内クリニックを経て、2008年ピンクリボンブレストケアクリニック表参道開設。患者ひとりひとりの心に優しく寄り添いながら、乳がんに関する正しい情報の発信と、死亡率低下に貢献するためのピンクリボン活動を展開している。
ピンクリボンブレストケアクリニック表参道

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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