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2025.10.23

【沖縄在住・美容ジャーナリスト加藤智一の「沖縄美トリート」リスト】LIST13「ジ・アッタテラス クラブタワーズ」

EDIT&WRITING: 加藤 智一

加藤 智一

加藤 智一

美容ジャーナリスト

美容ジャーナリスト 女性誌「25ans」の美容担当を経て独立。女性・男性誌を中心に美容情報を発信。著書に「思わず触れたくなる美肌をつくる 身だしなみメイク」(講談社)など

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13歳以上のゲスト限定 大人のプライベートリゾート
恩納村・「ジ・アッタテラス クラブタワーズ」

沖縄本島・恩納村の森のなかに建つ「ジ・アッタテラス クラブタワーズ」は、全78室・全室スイートクラスのゆとりある客室を擁すリゾートです。県内ラグジュアリーホテルの先駆けとして2005年に開業しただけあり、まるで“亜熱帯の森”のなかに佇むような立地に建てられていることも魅力。客室を除く宿泊施設の利用が13歳以上に限定されていることも、心落ち着く滞在ができる理由です。

さらに、 “ラグジュアリーホスピタリティ”を意識したサービスを提供していることも特長。24時間対応のバトラーサービスや自家菜園の有機野菜やフルーツを用いた食事、森と海、壮大な夕陽を楽しめるインフィニティプール、さらにナイトキャップサービスを提供するバーラウンジなど、施設やサービスひとつひとつの魅力が際立っています。

今回宿泊した客室はタワー棟の1階に位置する、開放感ある「プレミアガーデン」。広々とした芝生の庭とテラスがある約80平方メートルのスイートルームで、タワーから独立した専用入口からのアプローチがヴィラ感覚を演出しています。「プレミアガーデン」は客室によりレイアウトが異なりますが、こちらの客室はリビングスペースとベッドスペースが分かれているタイプ。

 

それぞれ天井高の窓からは亜熱帯ならではの雄大なグリーンを楽しむことができ、まるで森の中のシャレーに滞在しているよう。リビングのテーブルにはパイナップルやキウイ、ドラゴンフルーツなど季節のウエルカムフルーツがたっぷり用意されており、バトラーサービスに連絡すれば切り分けて部屋まで届けてくれます。

また、テラスにはチェアとサイドテーブルが配されており、暑さが気にならないシーズンであれば屋外テラスで読書をしたり、ミニバーに用意されているクラフトビール「チャタンビール」を味わったりと、ゆったりくつろぐことができます。

 

柔らかな陽の光に包まれるバスルームは左手にシャワールームが配されている設計です。バスアメニティは「サルヴァトーレ フェラガモ」の「コンヴィーヴィオ」シリーズを採用。イタリアンベルガモットとグレープフルーツの柑橘に、落ち着いたウッディを調和させた香りは、ホテルアメニティのなかでもエレガントさが際立つ香り。シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディローション、そして固形ソープが用意されており、魅惑的な香りに包まれながらのバスタイムに。また、「ジ・アッタテラス クラブタワーズ」を擁する「ザ・テラスホテルズ」が提供するバスパウダー(プルメリアとブーゲンビリアの2種)やフェイスケアセットが用意されています。

 

ジェットバス、ミストサウナも併設。広々としたトリートメントルーム

森に囲まれたスパ「クラブ・スパ」では「NUCCA シグネチャートリートメント」をチョイス。

「NUCCA」は「ザ・テラスホテルズ」が10年以上にわたり、提携しているミシュランキーホテル「グランドホテル ドゥ カラロッサ」のオーナー姉妹が立ち上げたスパブランド。フランス・コルシカ島や南フランスに自生するハーブを生かしたオーガニックコスメで、トリートメントで用いるコスメや施術メソッドも「NUCCA」を採用しています。

そのスタートは森を一望できるジェットスパと月桃の香りを堪能できるミストサウナで全身をしっかりと温めることから。ともにトリートメントルーム内に配置されているので、広々とした空間をひとり占めできます。ジェットバスとミストサウナを行き来したり、緑を見ながら休んでいると30分があっという間に過ぎていきます。

自家菜園でとれたバジルやタイショウガを用いたハーブティーを楽しんだら、まずはボディトリートメントから。施術の基本はドレナージュ。コルシカ島原産の100種類以上の植物を用いた「NUCCA」は美肌効果がパワフルなため、美容成分を肌にしっかり浸透させるべく、両手を密着させながら、背中から脚、そしてお腹まわりとボディを包み込むように施します。

 

その後のフェイシャルもオールハンドによるトリートメントが基本。そして、途中でフェイスマスクが2回入るのも嬉しいポイント。アンズ種子オイルなど用いたゴマージュで角質ケアを行った後、アプリコットパウダーやローズローション、はちみつを用いた保湿マスクを施すことで、肌の輝きとなめらかさがアップ。さらに、目もと・口もとにも専用美容液を施すことで、まさにあますことないアプローチで肌活力を高めていきます。

結果、フェイシャルだけでも使用するコスメは20以上! スパトリートリートメントが終わった後はその仕上がりに感動して、施術で使用したコスメを購入するゲストも多いそうです。

 

沖縄の大地の恵みをふんだんに取り入れたコースディナーを堪能

 

ディナーは美しいサンセットを眺めることができるレストラン「ファインダイニング」で。ホテルの自家菜園で育てられた野菜や果物など、大地の恵みを存分に生かした、スタイリッシュなコースディナーを堪能できます。

たとえば、「野菜のカルパッチョ」は自家菜園の野菜を彩り豊かな一皿に仕上げた前菜。2種類のゴーヤー、カブ、紅芯大根、トレヴィスなどを2種のチーズをブレンドした、ホテル特製のハーブのヴィネグレットソースでいただきます。続く、伝統的なローマ風の小麦のニョッキ「ニョッキ・アッラ・ロマーナ~野菜だけのスタイルで~」。カシューナッツやバジルオイルのソースや菜園の野菜を用いることで、見た目華やかに、さらに風味にも奥行きを出した一品。表面はカリッと内側はもっちりとした食感で、ほっこりとする優しい風味です。

 

今回の魚料理は「沖縄県産白身魚 OurFarmハーブとジュ・ド・コキヤージュのナージュ仕立て」。“ナージュ”とはフランス語で泳ぐこと。県産のアカマチ(ハマダイ)や宜野座村産の車エビを泳いでいるようなイメージで皿に配し、そこへ貝だしや魚介のうま味を凝縮させたブイヨンを。コブミカンなど柑橘やハーブの香りが鼻をくすぐり、軽やかでありながら、気品も感じられる美味しさ。開放的な雰囲気に満ちた空間で、心満たすディナータイムを堪能しました。

 

また、ディナー後はライブラリー機能を備えたラウンジ&バーでナイトキャップサービスを提供しているのも、こちらのリゾートならでは。数種類のリキュールやスピリッツのなかから好きなお酒をいただけます。

 

また、オーダーではさとうきびで作る県産ラム酒も各種用意されており、南大東島産の「コルコル」や伊江島産の「イエ ラム サンタマリア」、さらには沖縄初のクラフトジン「まさひろオキナワジン」や宮古島産「ミヤコジン」など、バーテンダーが厳選した希少な県産銘柄がそろい踏み。プールに面したテラス席も36席用意されているので、バーテンダーが提案する特別なカクテルを星空とともに味わいましょう。

恩納村というにぎやかなリゾートエリアにありながら、海を見下ろす上にあるために静謐な時がここに。沖縄らしいのんびりとした空気感のなか、ゆっくり休息をとるには最適なリゾートと言えるでしょう。

 

LIST13
【ジ・アッタテラス クラブタワーズ】
所在地:〒904-0402 沖縄県国頭郡恩納村安富祖1079
TEL:098-983-3333
料金:プレミアガーデン 76~83㎡ 1泊朝食込み 2名様 1室あたり 101,800円~(税・サービス料込)

■クラブ・スパ
「NUCCA シグネチャートリートメント」 160分 ¥51,750、
オプショントリートメント 「プライベートスパ」 ¥6,900 (30分)(ともに税・サービス料込)

URL : https://www.terrace.co.jp/clubtowers/
*料理はシーズンによって、メニューや盛りつけが異なります

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT&WRITING: 加藤 智一

美容ジャーナリスト 女性誌「25ans」の美容担当を経て独立。女性・男性誌を中心に美容情報を発信。著書に「思わず触れたくなる美肌をつくる 身だしなみメイク」(講談社)など

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