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2025.10.10

八木莉可子さんの“自然体な美しさ”の秘密は?ドラマ『終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—』インタビュー【#美的エンタメ部】

草彅剛さん主演の“遺品整理”をテーマにしたオリジナルドラマ『終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—』が10月13日より放送されます。本作で、遺品整理会社の新入社員・久米ゆずは役を演じる八木莉可子さんに、ドラマのことから日頃のスキンケアのことまで『♯美的エンタメ部』でインタビューしました!

つい泣いてしまうほど、脚本に惹き込まれました

――『終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—』は、遺品を通して故人の最期のメッセージを遺族に届ける、生き方を振り返るヒューマンドラマです。ストーリーの第一印象と惹かれた点は?

最初に脚本を読ませていただいた時は、ページをめくる手が止まらなくなってしまうぐらい面白いと思いました。文章だけで登場人物の姿が見えてくるような、1人ずつのキャラクターに個性があります。普段、なかなか考える機会の少ない死を取り扱うストーリーでもあり、つい泣いてしまうほどに惹き込まれました。

――八木さんは、遺品整理会社『Heaven’s messenger』の新入社員・久米ゆずは役です。人との交流が苦手で閉じこもりがちなキャラクターですが、役作りで事前に準備したことはありましたか?

恥ずかしながら遺品整理人のお仕事を知らなかったのと、ゆずはは嗅覚障害もある役柄なので、それぞれについて調べました。作品に入る度に、いつも私は五感からも役のイメージを取り入れたいので、「この作品中はこの香水にしよう」と決めてその香りをまとって役に入ることが多いのですが、ゆずはは嗅覚障害があるので今回はそういった準備をしないで撮影に入ったことが新鮮でした。

――実際には香りを感じることができる八木さんにとって、ゆずはの役作りで大変だったところもあるのでしょうか?

嗅覚障害があると匂いを感じないだけではなく、食べ物の味も違って感じられるたりするそうなので、私もまったく同じように体験することはできないながらも、食事をする時は鼻をつまんで食べてみるなどしていました。誰かにご飯を作る時にしても、味見をしても人とは違う感じ方をするので、一見するだけではわからない大変さがゆずはにはあると考えました。ゆずはの場合、生まれた時から嗅覚障害があったわけではなく、ストレスのようなものが原因で発症したので、物語が進むにつれてそのあたりも明らかになっていきます。

――そういった工夫をされて、ゆずは役にアプローチされたのですね。

そうですね。あとはいつも役に入る時に、そのキャラクターが聴いていそうな音楽のプレイリストを作っています。今回、複雑な環境で育ったゆずはは怒る時も気分がふさいでいる時も、どちらにしてもけっこう強さを感じる子という印象から、プレイリストにも海外のラッパーのSiyaの歌を入れてみたりしました。そうやってゆずはの手がかりにして役に入るほうが私は演じやすくなります。

草彅剛さんの口ぐせを覚えてしまうほどアットホームな現場

――主人公・鳥飼樹役の草彅剛さんとは初共演だそうですが、実際一緒に演じられてみていかがですか?

草彅さんは、オンとオフの切り替えがとてもしっかりされていて、勉強になることが多いです。ドラマのストーリーではシリアスな題材も扱うので無口な感じなのですが、お芝居をしている時以外はものすごく明るくて現場のムードメーカーとして、みんなを引っ張ってくださいます。草彅さんの明るさで、現場の雰囲気が和気あいとふわっと軽くなります。よく草彅さんの口ぐせがあって、だんだんと覚えるようになってきました……。

――どんな口ぐせなんですか?

よく「絶好調!」とおっしゃっています(笑)。私に「絶好調?」と聞かれる時もあれば、ご自身で「絶好調だ」とおっしゃっていることもあります。あと印象的だったのは、休憩中に食事をした際、「ご飯を食べたからにはやらなきゃいけない。タダ飯になっちゃいますから」という言葉ですね。

――草彅さんはそうやってキャストやスタッフのみなさんの緊張をほぐしたり、鼓舞されたりしているのですね?

そうだと思います。最初は緊張していたのですが、そんな草彅さんのおかげで、いつの間にやら緊張がとけたのでありがたいです。

――同じ遺品整理会社『Heaven’s messenger』で働くメンバーとはどんな雰囲気でしょうか?

矢作海斗役の塩野瑛久さん、神部清香役の長井短さん、高橋碧役の小澤竜心さんなど同僚役のメンバーは多いのですが、みんな仲が良いですね。なかでも長井さんとお話しさせていただくことは多く、面白い方です。『Heaven’s messenger』で経理担当の磯部美佐江役の大島蓉子さんや、社長の磯部豊春役の中村雅俊さんといった先輩方もいらっしゃって、若い私たちにもフラットに接してくださり、いろいろなお話を聞かせてくださいます。草彅さん演じる樹の息子・陸役の永瀬矢紘くんは、クイズを出してくれたりもして、すごくアットホームな現場です。

自然な美しさでいるためにヘルシーでいる

――ところで、日頃のスキンケアはどうされていますか?

スキンケアは、毎日、「ディオール スノー エッセンス オブ ライト マイクロ ローション」など、化粧水と美容液とクリームすべて、「ディオール スノーシリーズ」を使っています。撮影が続くとメイクをしている時間も長くなりますし、例えば海の中に入るような過酷な環境での撮影など1日中、外にいるような時は日焼けもして肌を酷使することも多くて、今までは肌荒れすることがありました。でも、スノーを使うようになってからは肌が安定したので、すごく自分の肌に合っているようです。

――ライフスタイルにおいて、美容面で気をつけていることはありますか?

毎朝、冷水で顔を洗ったり、寝る前にストレッチをしていたりと、ルーティンで決めていることはあります。最近は忙しくて行けない時もありますが、時間がある時は、ピラティスにも通っています。なんでも集中しすぎるところがあるので、「やらなくちゃ」と思うと逆にストレスになってしまうので、頑張りすぎない程度のほうが調子も良いです。やりすぎない程度にすることを心がけていて。ナチュラルでいたいので眉毛も剃っていないのですが、自然な美しさでいれたらいいなと、できるだけヘルシーでいられたら、結果的にそれが美容にもつながるような気がしています。

――いろいろなお話をありがとうございました。では最後に、ドラマをご覧になるみなさんにメッセージをお願いします。

ドラマは遺品整理という仕事のお話だけではなく、さまざまな人間ドラマや恋愛の要素などが盛り込まれていて、お話が同時に進行していきます。私が演じるゆずはは二面性があるのですが、だんだんと殻が取れて成長していくような様子も描かれているので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。大切な人が亡くなった時のことや、もしかしたら自分が明日死ぬこともあるかもしれないと思いながら、私は台本を読んでいました。なので、みなさんも大切な人を思い出しながらご覧いただいて、あたたかい気持ちになっていただけたら幸いです。

PROFILE


八木莉可子

2001年7月7日生まれ、滋賀県出身。2016年出演したポカリスエットのCMで一躍注目を集める。その後、Netflixオリジナルドラマ『First Love 初恋』(22年)や、NHK総合『おとなりに銀河』(23年)でヒロインを務め、日本テレビ系『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(24年)では竜星涼とW主演を果たす。今後、映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』、映画『WIND BREAKER』と、注目の出演作が立て続けに控えている。

取材・文/かわむらあみり 撮影/古末優一
スタイリング/川瀬英里奈 ヘアメイク/菊地美香子(TRON)

Information
『終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—』
https://www.ktv.jp/shumaku-rondo/

妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹が、遺品整理会社の仲間たちとともに、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく心温まるヒューマンドラマ。

10月13日(月)スタート(カンテレ・フジテレビ系 毎週月曜午後10:00)

出演
出演:草彅剛、中村ゆり、八木莉可子、塩野瑛久、長井短、小澤竜心、石山順征、永瀬矢紘、要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと、大島蓉子、小柳ルミ子、村上弘明、中村雅俊、風吹ジュン
脚本:高橋美幸
演出:宝来忠昭
演出・プロデューサー:三宅喜重
プロデューサー:河西秀幸、三方祐人、阿部優香子
音楽:菅野祐悟
制作協力:ジニアス
制作著作:カンテレ
©︎カンテレ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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