最も睡眠時間が短いのが50代女性?!大事なのは“睡眠の休養感”|美的GRAND
経年美化肌のために必須なのはわかっているものの、ついおろそかにしがちな睡眠。悩み多き大人世代が実践すべきはこの5つのアプローチ。美肌の土台作りにも健康にも、大切なのは良い睡眠。グラン世代を取り巻く睡眠の実情から、快眠へと促す具体的なメソッドまで、睡眠研究の第一人者に伺いました。
日本人の睡眠時間はどんどん短くなっている。重視したいのは “睡眠の休養感”です
私たちが睡眠不足を感じやすいのもそのはず、日本人の睡眠時間は1970年代以降、短くなる一方!「中でも最も睡眠時間が短いのが50代女性です。仕事や家庭での役割に加え、趣味や美容など身の回りに費やす時間も増えたことが影響していると考えられます。“忙しくても寝ずに頑張る”がもてはやされ、必然的に睡眠が削られてきた時代背景もありますね」(八木朝子先生)
睡眠の量は少々足りなくても、質を上げれば良い眠りを目指せる?「厚労省が推奨する6時間以上の睡眠をできるだけ確保しつつ、目覚めの“睡眠休養感”を重視しましょう。特に女性は更年期に入ると睡眠そのものが浅く、途切れがちに。まずは自分が取り入れやすいメソッドを1~2週間続けてみてください。手応えを感じられれば、それが安心感につながってさらに眠りが深くなる好循環のきっかけになるはずです」
睡眠休養感とは?
「眠ったことでどれだけ心や身体が休まったと感じられるか」という自己評価。主観的に睡眠の質を測る目安となります。
- 朝、すっきりと起きられる
- 目覚めたときに疲れが取れた感覚がある
- 日中に眠気を感じない
- 寝つきがスムースである
- 夜中に覚醒せずに朝までぐっすり眠れる
\働く日本人の睡眠時間は減る一方!/

グラフは15歳以上の平均睡眠時間の推移。特に有業者の睡眠時間が年々減ってきている。
\最も睡眠時間が短いのは50代女性/

年代別・性別睡眠時間をみると40代以降は女性の方が睡眠時間が短くなり、50代前半では差が25分と最も大きくなる。
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日本睡眠検査学会理事長。久留米大学「スリープラボ」で臨床検査技師の育成に当たるなど、睡眠医療の普及に務める。