健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2011.7.21

大高博幸の美的.com通信(64) デオドラント・オン・パレード、especially for men !!

(左/上から順番に)クリニークのロールオン アンティ パースパイラント デオドラント フォー メン、フットスプレーD、クールパウダースプレー、クリアシャワーラージシートクール、バイオコア デオドラントスプレー、バイオコア デオドラントペーパー、スアブV、スティックタイプ、ディスクタイプ、プレストパウダーV

先月の通信(61)で“飲むデオドラント”について書いたところ、大勢の方からレスポンスをいただきました。その多くは、「ボディミントは確かに良かった。でも腋(わき)の下のニオイまでは消えないので、“塗るデオドラント”の優秀品を知りたい(20代男性)」、「父と彼氏の汗臭さを消すコスメ、大高さんのオススメを教えてください(30代女性)」という類の内容でした。
ちょうど『美的』8月号にニオイ対策の特集(P.127~134)が組まれていたので、それを読めばOKでは?とも思いましたが、今回は御要望に応えて、男性用+男女兼用のデオドラントを、4ブランドまとめて御紹介します。

まずは男性用の圧倒的ロングセラー、クリニークのロールオン アンティ パースパイラント デオドラント フォー メン(75ml・¥2,100)。コレは以前、数年にわたって僕もリピートしていたモノで、腋の下をサラッと保つ効果が非常に高く、全身汗ダクになった日でも夜までニオイが出なかった頼もしい逸品です。今回、このページに書くために改めて使ってみましたが、「やっぱりコレは優秀!」と再確信。ワリとニオイやすい友人のA君にもプレゼントしたところ、「アレを使ったら、今日は全然臭くないって、女房と娘に言われた」そうで、とても喜ばれました
ロールオン(腋の下に直接当てて撫でると、ボールが回転して液がつく)タイプなので、必ず腋の下を洗ってタオルドライした後の清潔な肌に使います。もしも外出先やオフィスで汗をかいてから塗るような場合は、リフレッシュシート類(後出)で腋の下をキレイに拭いてから使ってください(効果のためにも、製品の質を守るためにも)。
P.S. コレは無香料の上、刺激もナシに等しいので、僕は「女子が使っても◎」と考えています。有効成分はアルミニウムヒドロキシクロリドです。

昨年辺りから男子のリピーターが増えているのが、男女兼用のシリーズ、資生堂のエージープラスで、銀の殺菌力が高い消臭効果を発揮します。20品種前後のラインアップ中、イチオシは無香料タイプのクールパウダースプレー(Sサイズ・40g・¥472、Lサイズ・142g・¥1,029/編集部調べ)。爽快感&サラサラ感の持続力と、簡単にスプレーできる点が受けているようです。
その他、瞬間リフレッシュシートのクリアシャワーラージシートクール(大版のウェットシート、12枚入り・¥399/編集部調べ)や、足専用のフットスプレーD(Sサイズ・40g・¥525、Lサイズ・142g・¥1,155/編集部調べ)も使い勝手がよくて、大変便利。

新製品&リニューアルで力が入っているのは、マンダムのギャツビー、男性用のデオドラント・シリーズ。全部で30品種ほど揃っていますが、僕のイチオシは無香料のバイオコア デオドラントスプレー(130g・¥840/希望小売価格)と、バイオコア デオドラントペーパー(15枚入り・¥399、36枚入り・¥630/希望小売価格)。その他、服を着たまま使える新製品(スーツの上着をめくって、Yシャツの上からスプレーしている若者の写真が、パッケージに付いている)etc.も要チェックです。

トリに御登場いただくのは、僕が10年ほど使い続けてきたスイスのブランド、ヴェルダン社製のデオクリスタル。原料は天然アルム石100%(スイスとイタリアの国境に近いアルプスの山麓の、温泉が湧き出る場所で採取されている)で、カチカチに固い真のストーン状。化学成分を全く含んでいないため、肌の弱い方でも安心して使える逸品(男女兼用)です。スティックタイプ(115g・¥3,990、15gの携帯用サイズ付き)と、ディスクタイプ(115g・¥2,940)の2種があり、どちらも水orお湯で濡らしてから腋の下に撫でつけます。初めて使った時、「ちょっと面倒…」と思ったのですが、僕はすぐに慣れました。特筆すべきは減り方が非常に遅いコト。毎日使っても1年以上使用可能で、「2年ぐらい持つ」と言う人も少なくありません。
このブランドには、プレストパウダーV(24g・¥2,520)と、スアブV(デオクリスタルを溶かした液をコットンに含ませたモノ。30包入り・¥1,890)も揃っていて、夏場の出張やロケ&イベント出演の際には、トリオ使いがベストでした。
なお、ネット上の個人輸入販売などで類似品が多数出回っているそうですが、ヴェルダン社が使用している原料(前述の天然アルム石)とは種類も製法も効力も異なるはずなので、購入には注意が必要です。

では、最後に少しだけ、お勉強。
・腋の下のニオイは、アポクリン腺(日本語では大汗腺。腋の下の毛根に付随する形で存在している)から分泌された汗の成分(低級脂肪酸etc.)が、バクテリアによって分解されて発生します。なので、いわば“腐敗臭”というワケです。
・本格的なデオドラント製品は、(1)収れん作用によって汗の量を減らし、間接的にニオイの発生を防ぎながら、(2)殺菌作用によってバクテリアの活動や繁殖そのものを抑制し、直接的にニオイの発生を防ぎます。
・もしも、「デオドラントを使うとカブレる」と言う男子が身近にいたら、小声で聞いてみてほしい。「腋の下って敏感なのよ。もしかしたら、“親の仇!”みたいな気分で、ゴシゴシ乱暴に洗っているんじゃない?」って。そのゴシゴシ洗いで皮膚が傷ついていると、たとえ目には見えないほどの傷だったとしても、デオドラントの使用でヒリヒリしたり、赤くなったりする可能性があるんです。そして、そのゴシゴシ洗いを止めた途端、デオドラントを常用できるようになった男子を、僕は実際に何人も知っています(女子にもいました)。この話、当人の気持ちを傷つけない言い方で、上手に教えてあげましょう。腋の下のニオイは、仕事の上でもプライベートでもマイナス要素に必ずなるし、損な人生を歩む大きな原因ともなりがちなので、その人を大切に思うなら、愛情と誠意を持って教えてあげるコトが重要です。以上、がんばって Let’s Try!!

■クリニーク:http://www.clinique.co.jp/
■資生堂:http://www.shiseido.co.jp/
■マンダム:http://www.mandom.co.jp/
■タルゴジャパン(ヴェルダン デオクリスタル):http://www.deocristal.jp/

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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