ないと無理!高校留学生の一時帰国、メイク必携品|美容ライター&17歳。メルボルン母娘美容Days
長女の高校留学を機に、オーストラリア・メルボルンに移住した美容ライター・夏目 円さん。海外で遭遇する美容のアレコレを綴るビューティログ第16回は、真夏のメルボルンから真冬の東京へ、一時帰国のお手持ちコスメについて。ナチュラルメイクの腕を上げるJKのポーチの中身をいざ拝見!【美容ライター&17歳。メルボルン母娘美容Days_vol.16】
1年ぶりの日本。友人との外出には、腕を上げたナチュラルメイクで!
オーストラリアの高校は4学期制で、学年末となる12月にひと月ほどの長期休暇となります。留学をしているほとんどの学生は、この時期を利用してそれぞれの母国に一時帰国をしています。
私たち親子も12月中旬に1年ぶりに帰りました。夏のオーストラリアから真冬の日本に帰ってきて、まず感じたのは“さぶっ”。早朝の便でしたから、外の空気はピリッと冷たく、しかも乾燥していますから、余計に寒かったのかもしれません。
久しぶりに会う友だちと大都会、渋谷で待ち合わせ
私は仕事の予定が入っていたので、1年ぶりの日本の日々を淡々とこなしましたが、娘は、前半は家でゴロゴロ。久しぶりの我が家でしたから、何も予定を入れず、ただ家で過ごすのが幸せそうでした。
クリスマスを過ぎた頃から中学時代の友人が家に泊まりにきたり、一緒にごはんを食べたりするようになりました。また、昨年まで短期留学していた友人に会いに行ったり、と予定を入れるように。
「今日は、〇〇とごはんに行くから、夕食はいらないよ」
「そうなの、どこに行くの?」
「うん、まだわかんないけど、とりあえず渋谷で待ち合わせしてる」
渋谷……。メルボルンよりもはるかに大きい街で待ち合わせするなんて、大きくなったんですね。
日本でのメイクも、ベースメイクに力が入る!
娘は学校に行くときもメイクをしていきます。トラムなどで見かける女子高生のほとんどはメイクをしていて(そんなに濃いメイクではありませんが……)、そのあたりはおそらく自由なんでしょう。最近、娘はベースメイクとマスカラに時間をかけるようになりまして、私から見てもだいぶナチュラルメイクの腕が上がったように思います。
もちろん、一時帰国に“スタメンコスメ”は欠かせません。こちらにその一部を御紹介します。
まずはベースメイクです。写真の左上、オーストラリア生まれのミネラルコスメ SAINT MINERALS は、私が昨年、シドニーで開催された『BEAUTY EXPO』で見つけたブランド。BBクリームは、肌に負担がかからず、それでいてカバー力に優れているという逸品です。娘は、赤みと少しニキビがあるのでミネラルファンデを愛用しています。
日本のJKもそうですが、娘もコンシーラーを手放せないようです。いくつか試した中で愛用しているのが、写真下のジルスチュアート ダイヤモンドティップス コンシーラー。ほどよいベージュカラーのC03をニキビとクマを隠すのに使っていまして、カバー力とのびの良さがお気に入り。肌の気になるところにちょんちょんとつけて、指でなじませています。
パウダーは、どういうわけかケースに入れずに使っていますが……、サラッと軽く、透明感のあるツヤ仕上がりのジルスチュアート グロウシフォン セラムフィルターを愛用しています。パフではなくブラシ使いが良いそうで、リキッド、コンシーラーを塗った後に、ささっと顔全体になじませています。
コンシーラー同様、シェーディングもベースメイクの必須アイテム。以前はオーストラリアで購入したMECCAのスティックタイプを使っていましたが、写真中央のキュートなパッケージ、韓国コスメ too cool for schoolのパウダータイプに切り替えました。メルボルンでは、日本のようにK beautyが流行っていないので、too cool for schoolはなかなかのレア!
目元はニュアンス重視のベージュトーンでナチュラルに
底見えするほど愛用しているアイシャドウは、ケイトのポッピングシルエットシャドウBE-1。カラーをのせるというよりも、ベージュのグラデーションで陰影やニュアンスを楽しんでいるようです。左上のマットな質感のベージュをとくに気に入っていまして、まぶた全体になじませた後、右上の少し濃いベージュを目のキワに入れているとのこと。
マスカラは、カール&セパレートタイプ、色は黒しか塗りません。メイクの中でもまつ毛に対する執着!?、気合いは相当なもので、私が見る限り、両目で3分はかけているでしょうね。目下のお気に入りは、マジョルカ マジョリカ ラッシュエキスパンダー ドーリーカール BK921。ビューラーで根元からリフトアップした後に、2回ほど丁寧に重ね塗りしています。マスカラでかなり目ヂカラが出るようなので、アイライナーは使っていません。
チークとリップは大好きなアディクションでコーディネート!
以前、私がアディクションの素晴らしさを語ったことがきっかけで、娘も大ファンになりました。チークは、3種類をうまくブレンディングしているようです。ザ ブラッシュの少しアンダーなローズを頰全体にふんわりのせ、さらに頰骨の高い部分にシマーベージュを重ねづけ。ツヤを出したいCゾーンには、かつての限定3色入りのホワイト&ゴールドをブレンドしているとか。
リップもアディクションがお気に入りです。目元も頰もベージュ系にまとめているので、リップも肌なじみのいいベージュピンクで統一。リップ セラム ティント 002は、カラーはもちろん、色落ちしないところと、さらっとした軽いテクスチャーが好みとのこと。
今回の一時帰国では、ドラッグストアでいくつかコスメを買い足ししたり、使い捨てのファンデスポンジ、目薬などを購入していました。オーストラリアのメイクアップ製品のほとんどはアメリカ、ヨーロッパ(とくにイギリスとフランス)が中心で、しかもかなり高額なため、高校生は気軽に買えませんので・・・・・・。
次回は、いよいよ12年生になった娘の新学期のヘア、香りについてご紹介します。
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