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2024.3.31

紫外線大国オーストラリアのJKと日焼け止め。まさかの実態に仰天!|美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days

長女の高校留学を機に、オーストラリア・メルボルンに移住した美容ライター・夏目 円さん。海外で遭遇する美容のアレコレを綴るビューティログ第7回は、大量の紫外線が降り注ぐメルボルンでの日焼け対策について。徹底的にガードする夏目親子ですが、ローカルのリアルは…。【美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days_vol.7】

オーストラリアでは、一生のうち3人に2人が皮膚がんになる

マズいです、かなりマズいです、オーストラリアの紫外線量。移住前から恐れていましたが、ここまでオゾン層が“破壊”されているとは思いませんでした。

本題に入る前に、まずオーストラリアの紫外線についてお話させてください。

在日オーストラリア大使館のホームページに、紫外線に関する情報がありました。紫外線が強い理由は、“オーストラリア大陸上空では、紫外線を吸収する大気圏のオゾン層が薄い”からだそう。毎日聴いている地元のラジオ局では気温だけでなく、紫外線に関する注意喚起がたびたび流れますし、街の名物である壁画アートには、#Killer Tan(日焼けという殺人者)との強烈なコピーまで発見しました。

オーストラリアにおける紫外線対策は、シミやシワを防ぐ美容目的というより、「命を守るために」必要なこと。

この壁画アートにもあるように、オーストラリアは皮膚がん発生率世界一の国で、一生のうち3人に2人がかかるそうです。小中学校では紫外線対策を学ぶ機会があり、2時間に1回は日焼け止めを塗り直したり、帽子をかぶって学校に行く子どもをよく見かけます。

国をあげて紫外線教育をしているのですから、ローカルの高校生も一分の隙もない紫外線対策をしている……と思いきや、娘によると“日焼け止めは、ビーチで過ごすときに塗る”との認識で、日常的に日焼け止めを使わないコが多いというのです。そして、オーストラリア人はメイクもせず、すっぴんのコが多く、一方で日本や韓国からやってきた留学生は日焼け止めが常識、とも。

この意識の違いは、大人でもさほど変わらない様子。私がよく行くカフェで働いている40代女性のオーストラリア人スタッフに日焼け止めについて質問したら、「ビーチに行く日以外は、日焼け止めなんてしないわ!」とばっさり。私が1365日、日焼け止めを欠かさないと言ったら、呆れた顔をしていました。

自宅からほど近いセント・キルダ ビーチ(St.Kilda)。早朝のウォーキング途中の一枚です。

日本から持ってきたトーンアップ日焼け止めを愛用

さて、私たち親子の紫外線対策です。

娘は、中学時代にテニス部だったので、“マスク焼け”や“くつした焼け”は夏の風物詩でした。もちろん、当時から日焼け止めを塗るようにアドバイスしていましたが、面倒くさがっていましたし、そもそも関心が持てなかったのでしょうね。ところが、メルボルンに移住したら、その態度が一転

「日本から日焼け止めはいくつ持ってきた? 絶対、焼けないやつってある?」

「絶対って言っても、ねえ……。紫外線対策って、朝、日焼け止めを塗ればオッケーじゃないし、サングラスや帽子、上着だって必要でしょ」

私なんて、オーストラリア人は決して使わない日傘をさしていますから。さすがに最初の数回はためらいましたが、慣れてしまえばどうってことなく、今では人目も気になりません。じつは、娘に『日傘をさして歩くなら、一緒に行かない』なんて言われたことがありましたが、私のゆるがない姿勢にあきらめたようです。

以前にもお話しましたが、娘は、ナチュラルメイクで学校に行っています。特にベースメイクに時間をかけていますが、スキンケアの最後には必ず日焼け止めを塗っています。日本から持参したジルスチュアートの下地兼用のトーンアップ、アリィーのSPF50+のチーク、さらっと仕上がりでベタつかない雪肌精がお気に入り。からだの日焼け止めは、皮膚科医がおすすめしているオーストラリア生まれのDERMAVEENを使っています。

オーストラリアで見つけた顔用の日焼け止めもいくつか試しましたが、肌に合わないようです。

肌あれを防ぐために、クレンジングも徹底

日焼け止めを塗ることも大切ですが、それと同じぐらい意識したいのがクレンジングです。とくに娘の場合、ファンデーションも使っているので丁寧に落とさないとニキビの原因にもなりかねません。夜はメイクも汚れも一度でしっかり落ちるバームタイプのクレンジング料を使うようになりました。ボディは保湿タイプの洗浄料をナイロン製のボディスポンジでたっぷりと泡立ててから、手洗いをしています(ナイロン製のスポンジは肌への刺激になるので、直接使いません)。メルボルンの夏は紫外線に加えて乾燥もかなりひどいので、顔もボディもしっかり保湿していますね。

夏もそろそろ終わりに近づいているメルボルン。UVケアをがんばっていた娘ですが、肩にノースリーブの日焼けあとを見つけました。恐るべし、オーストラリアの紫外線!

次回は、娘の食生活についてお話します。今年になって急にダイエットに目覚め、学校に持っていくお弁当やおやつも“こだわり強め”になっています。週に1回だけと決めている外食についてもご紹介しますね!

 

 

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美容ライター
夏目 円
なつめ まどか/大学卒業後、出版社で編集者を経てフリーランスの美容ライター、エディターに。女性誌のファッション誌の美容記事をはじめ、ウェブマガジンの連載コラム、化粧品会社の広告制作など多岐にわたり編集・執筆。娘の高校留学の帯同を機に、2023年4月よりメルボルンに移住。人生初の海外移住生活をnoteにて連載、美容情報をInstagramにて発信

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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