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2023.7.7

【ファッション×旬メイク】大人が「サマーミニマル」をモダンに着こなすコツは?|美的GRAND

「キレイな人はみんなおしゃれ」の法則は、旬服と旬顔のコーデにありました。【ファッション×旬メイク -大人のアップデート術- vol.7】

今回のキーワード「サマーミニマル」

シルエットバランスで遊んで、ミニマルの魅力を再発見

トップス¥81,400、パンツ¥125,400、バッグ¥170,500、靴¥128,700(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 小さいピアス[PG]¥101,200、 イヤリング[PG×ダイヤモンド]¥155,100、リング[PG]¥404,800(レポシ日本橋三越本店〈レポシ〉)

最小限のアイテム数で、最大限に洗練されるコーディネートのひとつ。成功のカギは、メリハリのあるシルエットバランスや夏らしい小物使いにあります。

コーディネートpoint
シルエットバランスで遊び心を、小物で旬を取り入れることがミニマルコーデを更新する秘訣

「ファッショントレンドの中には、繰り返すものも。過去と差別化するため上下フラットなシルエットバランスは避けて正解です。靴やバッグには季節感を取り入れ、大人の遊び心を演出しましょう。大胆でボリューミーな自然素材の小物が、夏らしさを呼び込むカギに。」(スタイリスト・青木貴子さん)


ジュエリーもミニマムが今夏はバランス◎。おすすめはミニサイズのフープ形。


旬を感じさせるジュード素材がベーシックなミニマルコーデを夏っぽくアップデート。

メイクpoint
ブラッドオレンジ色に頬を染め、サマーラグジュアリーな愛されフェースに


「ファッションがミニマルな程、メイクには遊び心を。とはいえ、ヴィヴィッドカラーのリップを主役にするのは夏という季節柄、トゥーマッチになることも。まとうべきは、太陽が似合うヘルシーな雰囲気。頬には、ブラッドオレンジ色のチークカラーを。広範囲へ薄くなじませ、血色感に落とし込んで。」(ヘア&メイクアップアーティスト・岡田知子さん)


A. サテンタッチの艶感が上品。笑うと高くなる部分を中心に、頬へ横長に薄くオン。最後にブラシに残った量を鼻先の下に入れる。
ディオール ディオールスキン ルージュ ブラッシュ 999 ¥7,150
ディオールスキン ルージュ ブラッシュの詳細はこちら

B. セピアオレンジ系アイパレット。キャメル色(右上)をアイホールに指で、オレンジ(左下)を太チップ幅で上まぶたキワに、パーリィなゴールドベージュ(左上)を上まぶた中央に入れる。下まぶたにはグレージュ(右下)を薄くブラシで。
アディクション ザ アイシャドウ パレット 101 ¥6,820(限定品)

C. リップライナー&カラーとして使えるヌーディオレンジ。上唇のみ輪郭をオーバーにとり、笑顔が似合う口元に。
オサジ ニュアンス リップボーダーライナー 01 ¥2,970

【対談】「サマーミニマル」をモダンに着こなすコーディネートとメイクのポイントは?

ミニマルコーデは時代を超えて愛される、比較的ベーシックなトレンド。だからこそ、洗練されるにはファションにもメイクにも、旬を取り入れた少しの遊び心がマスト。そのコツをスタイリスト・青木貴子さんとヘア&メイク・岡田知子さんの会話からひもときます。

青木 オーバーサイズのジャケットとか、ビッグシルエットがこのところ流行っていますが、夏は一転、すっきりスリークなミニマルテイストが気分になりそう。

岡田 ミニマルといえども、今回のコーディネートは、ショート丈のトップスとボトムの大胆なボリューム感のメリハリが大人っぽくて素敵ですね。

青木 目のつけどころが、さすが!そうなんです。シルエットバランスは“大人の遊び心”の見せどころ。色よりもシルエットでさりげなくメリハリをつけると、若い人とは一線を画した、洗練された着こなしに。今回はボトムにボリュームをもたせたけれど、これは1例。逆のシルエットバランスでもOKなので気分に合わせて、楽しんでいただきたいと思います。

岡田 サマーミニマルを着こなす場合、メイクにも“大人の遊び心”が大切に。なぜなら、シルエットも色使いも比較的ベーシックなサマーミニマルコーデに、シンプルなメイクを合わせると、大人の場合は粗食感が出てしまうから…。しかも、季節は夏!大人たりとて、ハッピー感やヘルシー感をメイクに取り入れた方が、絶対にラグジュアリーにあか抜けます。

青木 服はスリーク、顔はヘルシー。夏っぽくてワクワクするバランスですね!

岡田 ありがとうございます。ポイントは、チークカラー。ブラッドオレンジを思わせる情熱的なカラーを頬の広い範囲に薄~くなじませ、バカンスを楽しむ大人のほてり肌っぽく演出しました。名づけて、“サンキストメイク”。実は鼻先の下にも、チークをうっすら入れています。

青木 え~!鼻先にチーク!?すごく大胆ですね!

岡田 この手のカラーの場合は広範囲へ薄くラフに入れた方が色がなじみ、血色感になりすますことができるんです。体温が上がって見えて、ナチュラルにして3~4歳は若見えするのもポイントです。

青木 自然体でポジティブな雰囲気を、今回のメイクから感じました。それはきっと、『旬』を取り入れているからなんですね。バッグとシューズは今回、ジュート素材のものを合わせました。理由はサンキストメイクのように、コーディネートに季節感を加えたいから。ハイブランドの小物でも最近は天然素材を使ったアイテムが増えているので、今夏はぜひ取り入れてほしいです。

岡田 がむしゃらに追い続ける必要はもちろんないけれど、季節感や流行という旬を疎かにすると、大人はフレッシュ感が薄れ、美しさが遠のきがちに。『ちょっと冒険』と感じるようなファッションやメイクでも、少なからずときめいたのなら挑戦してみる姿勢が、タイムレスな魅力を呼び込むカギになります。

\教えてくれたのはこの2人/
青木貴子さん
スタイリスト/ファッションディレクター 雑誌・広告を中心に活躍するほか、エッセイの執筆、服やジュエリーのデザインなども手掛ける。料理好きの一面ももち、レシピ本も出版。

岡田知子さん
ヘア&メイクアップアーティスト。N.Y.で活動した経験をもち、程よくモードで洗練されたメイク提案にファン多数。美容誌はもちろん、女性ファッション誌でも大活躍。TRON所属。

『美的GRAND』2023夏号掲載
撮影/葛川栄蔵(人物&ファッション小物・hannah)、金野圭介(化粧品) スタイリスト/青木貴子(WHiTEBOX)
ヘア&メイク/岡田知子(TRON)  モデル/クリスウェブ佳子 構成/北川真澄、三井三奈子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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