北京は今、建国60周年一色（赤）！この、巨大ストリートフラワーアレンジメントを見よ！

●10月1日の国慶節は、中国の建国記念日

10月1日、中国は「国慶節」を迎えます。1949年の10月1日、共産党の指導者、毛沢東が、天安門のゲイトの上に立ち、共産党による新中国の誕生を宣言したのを記念して、国の誕生を盛大に祝う日、とされています。

今年はその60回目、10年に一度の軍事パレードも行われる予定で、9月は、ほぼ毎週末そのリハーサルが行われ、街は緊迫状態に。20万人もが参加するパレードが行われる幹線道路の「長安街」は、当日は周辺も含めて立ち入り禁止になり、一般市民は近づけないので、普通はテレビで見るだけになってしまいます。でも、そのほかにも、特別な期間だけの、さまざまな楽しみがあるんですよ。

●様々なアイデアが炸裂する巨大フラワーアレンジメント

毎年、この時期になると、街の主な交差点は、巨大なフラワーアレンジメント（写真右上）で派手に飾り付けられます。写真のアレンジメントと通行人の大きさ、比べてみてもらうと、巨大なサイズが分かります。中国のフラワーアレンジは巨大なうえ、動物や建物など具体的な形を模した「具象系」なのが特色。家の近くに現れたこの竜形のほか、アイデアが毎年、炸裂！いまも街のあちこちでは飾りつけの作業が続いていて、いったいどんなものがあらわれるか、楽しみ。

交差点のほか、街の中心の天安門広場でも、巨大サイズのフラワーアレンジを中心に毎年デザインの異なる飾りつけが行われます。今年はいったい何があらわれるか、期待大！今日、見にいってみたら、広場の脇に巨大なスクリーンと、少数民族の絵を描いた巨大な柱が出来上がっていました。でも、飾りつけはまだまだ発展途上、月末の完成まで、なにが現れるか、そのプロセスを通勤の途中までにウオッチングするのは、住人ならではの楽しみです。

●10月1日のスタンプ入りポストカード

もう一つのささやかな楽しみは、建国60周年を記念したポストカード。各記念ポストカード（1枚4.5元＝約70円）を購入、郵便局内に置かれた特別ポストにいれておくと、「2009．10．1 天安門」のスタンプを押し、10月1日以降、届けてくれるサービスがあるのです。

昨年のオリンピックのときには、オリンピックをテーマにしたポストカードが発売され、同様に「08．8．8」のスタンプをおして、届けてくれるサービスがあり、好評だったんですよ。私は去年、記念に自分あてにポストカードを出したのですが、届いた時には、やっぱりちょっと楽しい気分に。今年も建国60周年カードにトライ、実はさっき自分あてに出してきたところです。「祝一切順利！」（すべてがうまくいきますよう！）･･････って自分に書いてどうする！（笑）とも思いますが、でも、やっぱり、ささやかな楽しみなのです。

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