ボディケア
2011.9.20

エステティシャンの『美の裏技』(2)夏の肌ダメージ回復法〜ケア編〜

みなさんこんにちは。連載の第二回目を担当します、箕浦直子です。私は、京都の菊花美容室本店でエステティシャンをしています。静岡の山本さんからバトンを受け、第2回は「夏の肌ダメージ回復法〜ケア編〜」をご紹介します!

前回でご紹介したように、日焼けをしてしまった後の肌は段階を追って変化します。その肌変化に合わせてダメージケアをしていくことが大切です。

1.直後は冷やして鎮静
日焼け直後の赤く熱を持った肌は、まず冷やして鎮静を。ガーゼに包んだ保冷剤を火照った部分にあてて冷やすと手軽で即効性があります。また、精油に比べて作用が穏やかなラベンダーウォーターやローズウォーター(芳香蒸留水)は、冷蔵庫で冷やして使用すると、火照りや炎症をやさしく抑えてくれます。

2.ローションパックで保湿し肌を整える
日焼けによる乾燥を防ぐため、ローションパックで肌をしっかり保湿しましょう。化粧水をコットンに浸したローションパックは自宅で簡単にできるので、エステティシャンも日常的に行っています。化粧水を手につけて吸収させた後、ローションパックをすると肌にしっかりと潤いを与えることができます。乾燥がひどい時は、パックをした上にラップで覆うと保湿力がより高まります。

3.肌が落ちついてきたら角質ケアを
厚く固くなった角質は、角質ケアでやさしく取り除きましょう。余分な角質を取り除くことでターンオーバーを整え、肌に有効成分が入りやすくなります。角質ケアは、肌状態に合わせて行わないと肌に負担がかかるため、エステティックサロンではお客様の肌状態を見極めた上で、ゴマージュやピーリング等の適切な施術を行います。ホームケアでは、角質除去効果がある洗顔料や化粧品などを日々のお手入れで使用しましょう。

4.有効な美容成分を肌に与え、ダメージ回復へ導く
紫外線による肌ダメージに有効な美容成分の代表格は“ビタミンC”。“ビタミンC”を配合した化粧品で集中的にケアし、さらにサプリメントや食べ物で内側からも摂取することをおすすめします。その他、美白効果や抗菌化作用のある“ビタミンA”や“プラセンタ”なども有効な美容成分です。

☆食べ物で内側からケアも☆
紫外線による乾燥が気になる時は、保水性を高めるネバネバ食品(オクラ、納豆、山芋など)を食べることをおすすめします。また、トマトやニンジンに含まれる“リコピン”は抗菌化作用に優れ、光加齢から守る作用があります。“ビタミンC”はフルーツやドリンク等で日常的に摂りましょう。“ビタミンC”をサプリメントで摂る際は、排出されやすい成分なので、1日3回以上に分けてこまめに摂ることをおすすめします。

夏の間に受けた肌ダメージを溜め込まないためにも、外側と内側の両方から十分なケアを心がけていきたいですね。
次回は、リフレッシュする簡単マッサージ法のご紹介です。お楽しみに^^

<筆者プロフィール>
箕浦直子

日本エステティック協会 認定エステティシャン。エステティシャン歴5年。サロン:菊花美容室本店(京都・京都市東山区)でエステティシャンとして活躍。得意なサービスはリラクゼーションフェイシャル。サロンでは、1人ひとりのご希望に沿って、柔軟な対応できるように心がけています。   

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事