「初物食い」の知られざる美容効果｜美容家・深澤亜季のルンルンビューティ【vol.24】

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ときめきには鮮度がある。“お初”の新鮮さを保つにはどうしたらいい？

あなたは毎日、ときめいていますか？

亜季：こんにちは、美容家の深澤亜季です。“ルンルンビューティー” 連載をはじめてから、よく聞くお悩みがあります。それは「毎日にときめきが無いです…」。今回は、そんなお悩みについて考えていきましょう。

エディターM（以下M）：ときめきっていうと「恋」をイメージしがち。私の周りでも「恋愛なんてもう何年もしてない」という話、よくします。あとは「既婚者だからもう、恋愛とか関係ない」というパターンも。

亜季：結婚して長いから、もうときめかない……ときめきが無いと悩む本質は、まさにそこです！
ときめいて結婚したはずなのに、その相手とずっといたらときめきのトの字もなくなる…。ときめきって、命が短いですよね。“お初”のときがドキドキや興奮のピークで、徐々にその新鮮さは失われていく。そのロジックに、ときめきを制する秘密があるんです。

大前提として、ときめきは、基本的に外からやってきます。
新しい出会いであったり、素敵な変化であったり、初めて体験することだったり。恋だけじゃありません。コスメやお洋服、素敵な場所や人など、いろんなところにときめきはあります。それに対して「こんなの初めて！」「なんだか新鮮！」「こんな感動するなんて！」と心を動かされたときに、ときめきがスパークします。でも、大人になるほど経験が増えてお初の機会は減っていきます。つまり、ときめきがやってくるのを待っていると、年齢を重ねるほどにときめきは減っていく。これは、ときめきの自然なメカニズムですよね。

M：なるほど。大人になるにつれ、ときめきは減っていく。

亜季：受け身で過ごしていると、減ってきますよね。ひとことでいうなら「マンネリ」。日々にマンネリを感じている人は、ときめきが少ない。でもその逆に、マンネリを避けると、ときめきって増えてきますね！

M：どういうことですか？

亜季：ときめきを生むキーワードは、好奇心。いつでも新しいことや楽しそうなことに興味津々で、「まずはやってみよう」とフットワーク軽く行動している人は、ときめいていて、キラキラしてます。私の周りで60代や70代の方でも、いつも何かに高揚したり感動しているような人は、表情もルン♪としていて美しく明るい。

M：わかります！そういう人ってナチュラルに若々しいんですよね。気持ちがときめいてるのが、見た目にも現れている、という感じで。

どんなにコスメを持っていても、毎シーズン新しいコスメにはときめいてしまう♡　プラダの新フレグランス、パラドックスヴァーチャルフラワーオーデパルファムは、華やかだけど心安らぐフローラルな香りが素敵。どんなシーンにもマッチするのも魅力です。

ときめきを増やす　日々心がけたい5つの習慣

亜季：ときめきを増やすキーワードは、「お初」と「変化」。
そこで、日常にときめきを生む5つのヒントをお伝えしましょう。

ときめきスイッチ1 「お初」のことを試してみる
亜季：新しいレストランやカフェに行ってみる、オンラインで英語を学ぶ、新しいお洋服やコスメを試してみる…といったように、全く新しいことを体験してみましょう。お金を使わなくても、帰り道にいつもと違う道を通ってみるといった感じのことでも効果あり。とにかく新鮮な刺激を自分に与えると、ときめきスイッチが活性化します。

ときめきスイッチ2 断捨離をする
亜季：要らないものを捨てると、好きなものが残ります。自分に大切なものがわかったり、暮らし方が丁寧になったり、頭と心がスッキリして、生活に変化が出てときめきが生まれます。

ときめきスイッチ3 新しい美容習慣を作ってみる
亜季：新しいフレグランスを試してみたり、新色のリップを塗ってみたり…何かひとつ新しい美容習慣を始めてみましょう。美容をすると自分が変化するので、自分にときめくこともできるんです。

ときめきスイッチ4 ときめき体質の人とおしゃべりする
亜季：何にでもときめいている人っていますよね。そういう人の話を聞いていると、ときめき方を学べたり、ときめき体質が伝染して自分もときめきやすくなります。　
たとえばすぐに恋に落ちてしまう恋愛体質の人って、言い換えてみれば出会った人の良いところを見つけたり、共感する才能がとても高いことが。ときめいてワクワクしている人のそばにいると、その影響で自分もときめきやすくなります。

ときめきスイッチ5 ストレス解消をする
亜季：ストレスは、ときめきを消す消火器。心身が疲れていると、目の前にときめくことがあっても気付けなくなってしまいます。よく寝て、心身を休めましょう。

８年ぶりにお引越しをし、お洋服、アクセサリー、食器、家具等など2/3くらいモノを断捨離しました。驚くほど身軽になり、毎日にムダもストレスも不思議となくなりました！　さらに新居での不思議な変化は、観葉植物たちが急に育ち始めたこと。今の私のときめきは、新芽を発見し、それを毎日見守ること（笑）

「ときめきがない」は禁句。あると信じることも大事なんです

亜季：そして最後に、マインドのアドバイスを。
ときめきは基本的に『ある！』と思って毎日を過ごしましょ。
「ときめきが無いのー」と言いながら過ごしていると、あるものも無くなってしまいます。

今年の上期は、悲しいことや大変なことが多かったのですが、そんな中、旦那さんから100本のバラが！　キュン♡ ときめきました〜。

ルンルン・ビューティ格言 vol. 24
「こんなの初めて！」と感じる瞬間を
自分で作っていこう。
好奇心をもって日々ワクワクする瞬間が
心をときめかせルン♪

連載バックナンバー「ルンルンビューティ」

■教えてくれたのは....

美容家

深澤亜季さん

FUKASAWA AKI　1977年生まれ。女性は自分に合った正しい美容法を行えば、年齢に関係なく誰でも必ずキレイになれる、をモットーに美容情報を発信。また、誰もが自分らしいキレイと幸福感が高まる、独自のメソッド“ルンルンビューティー”を提唱。ビューティーは、キレイになるのがゴールではなく、人生に LOVE、POWER、CHANCE、MEET をもたらし輝かせてくれる、がセオリー。
Instagram： lunlunaki