ボディケア
2026.08.02

ピンヒールを脱いだら、私じゃない? 39歳バリキャリ女子が直面する、「アガるヒール靴」と「楽チンスニーカー」の間のせめぎ合い|美容家・深澤亜季のルンルン ビューティカウンセリング【vol.10】

「最近、不意打ちの鏡や電車の窓に映る自分の顔がすごく疲れて見える…」そんなアラフォー女性のリアルな悩みに美容家・深澤亜季さんが回答。SNSの症例レポに迷いながら行き着いた、糸リフトをやる・やらないの判断基準とは?

美容家

深澤亜季さん

【vol.10 39歳バリキャリ女子が直面する、「アガるヒール靴」と「楽チンスニーカー」の間のせめぎ合い

大好きなピンヒールと、突然のスニーカー宣告

 

KM 亜季さん、今日はファッションのことで、ずーーっと心に引っかかっている大きなモヤモヤを聞いてほしくて…! 私、昔からタイトスカートに高いピンヒールを合わせた、シャキッとしたスタイルが大好きだったんです。でも、最近のファッショントレンドって全体的にカジュアルめですし、年齢的にもこれからどんな服を着たらいいのかなって迷うようになってきて。

亜季 そのお悩み、よく分かるというか、少し前の私の悩みです!(笑) 女性らしいファッションを若い頃楽しんでいた人ほど、その悩みに直面する気がします。で、私は43歳くらいで30代の頃のお洋服2/3を手放して、しばらく洋服迷子になってました。でもKMさんは、タイトスカートにピンヒールは今もとってもお似合いですよ!

KM 褒めていただいて嬉しいです(笑)。でも、実は少し前にひどい腰痛をやらかしてしまって、それをきっかけに整体へ通い始めたら、先生から「もう足元はスニーカーやフラットシューズに変えてください!」ってストップをかけられちゃったんです。もちろんフラット靴は体がラクで心地いいんですけど、鏡に映る自分を見ても、本当に履きたいピンヒールやそれに合わせたファッションとのギャップのせいで全然テンションが上がらなくて…。自分の「好き」と、今の現実の差に、すごくモヤモヤしているんです。

亜季 もうそのモヤモヤ感も、分かりすぎて叫びたいくらい大共感…! お洋服は基本的に年齢に関係なく自分が着たいものを着るのがルンルンビューティですが、自分がそれにモヤモヤしたり、整体の先生からストップがかかったら考えた方がイイですよね、アラフィフの女性なら誰もが一度はぶつかるお悩みですね。

KM そう言っていただけると、気持ちがちょっと晴れる気がします(笑)。

亜季 ちなみにKMさん、普段からお仕事の移動などで結構歩かれる機会が多いんですか?

KM そうなんです、実は1日1万歩くらいは軽く歩いていて。ジムに行く時間が取れないので、通勤の徒歩30分を強制的にウォーキング代わりにしてるんです。

亜季 ええっ、1万歩! それはかなりの運動量ですね!

KM そうなんです。ですが若い頃はヒールばかり履いていて、そこに以前の立ち仕事が長かったツケが回ってきたみたいで(笑)。整体の先生に「足の使い方が極端に前重心で、下半身がカチコチ。まるで岩みたいですよ」って苦笑いされちゃいました。

亜季 岩ですかっ!

KM はい(笑)。必死に整体に通いつめて今は姿勢も改善されたので、仕事中もモニターを高くしたり椅子にこだわったりして、なんとか良い状態をキープできるよう工夫しています。

亜季 素晴らしい! KMさんは、常にご自身の心と身体の声を聞いて、自分に合った方法を模索して、決めて、実行されていて、まさにルンルンビューティーの鏡。でも、たまにはヒールを履いてオシャレしたい日もありますよね?

KM そうなんです! ただ、たまに気合を入れてヒールを履くと、やっぱり整体の先生に「あ、ヒール履きましたね」って一発で見抜かれちゃう(笑)。「ヒールを履くなら、その分夜にしっかりセルフケアでほぐしてね」って言われるんですけど、「そこまで頑張らないと履けないのか…」と思うと、だんだんヒールを選ぶのが億劫になっちゃって。

戦闘服を脱ぐストレス…「ラク」と「アガる」の狭間で

KM それでも、街で颯爽とヒールを履いている方を見かけると「やっぱりカッコいいな…」って見惚れちゃうし、何よりタイトスカートにピンヒールを合わせている自分がいちばんしっくりくるというか、パワーが湧いてくる気がするんです。

亜季 分かります! 自分のお気に入りのお洋服を着たときって、ウルトラマンが変身するみたいにパワーがみなぎる感じで、最高にルン♩ としますよね!

KM そうなんです、だからラクさを取るか、好きを貫くかの葛藤が本当に苦しくて…。

亜季KMさんは白黒ハッキリされているから、きっと【ラク=テンションが下がる・ダサい】か、【キレイ=アガるけど体が痛い...】という、二択で考えすぎなのかも!

KM 確かに…! 完全にその二択になっていました!

亜季いきなりピンヒールからスニーカーへシフトするんじゃなくて、少しずつ移行していくバランスをグラデーションで楽しんでみるのはいかがですか?  例えば、トップスは今まで通りタイトでカッコよく、ボトムスはロングスカートにスニーカーで少し緩くする、とか。どこか一箇所だけでもKMさんらしさを表現すれば、心のルンルンと身体の楽さのバランスが取れるはず♩

KM 確かに、どこか一箇所ならできそうです!

かつての“戦闘服”を卒業して、自分らしさで勝負する♩

亜季 そうそう! ちなみに、KMさんにとってファッションのこれだけは譲れない軸って何ですか?

KM やっぱり、知的でシャキッとしているカッコいい女性でありたい、というところですね。だからこそ、ピンヒールがその象徴になっちゃうのかもしれません。

亜季 なるほど! KMさんにとって、タイトなお洋服やヒールは「さあ、いくぞ!」と自分を奮い立たせるための“戦闘服”なんでしょうね。

KM 本当に、その通りです!

亜季でもKMさんは、お仕事で素晴らしいキャリアや、積み重ねてこられた確かな経験があるから、頑張っていた若い頃と同じ戦闘服で武装しなくても、お会いした瞬間「カッコいい女性だな」と感じるオーラを感じます。年齢と引き換えにしている魅力があるので、ファッションを変えても、知的でシャキッとしている印象は変わらないというか、むしろ年齢とともにスパークしていきそうです!

KM いやいや(笑)。周りが優秀な方ばかりなので、いつも自分の中ではアセアセしているんですけどね。

亜季 その向上心とポジティブなパワーもルンルンオーラの秘訣ですね♩ ちなみに、低めのヒールを試してみたりはしないんですか?

KM 実は、ようやく最近になって低めのヒールも選べるようになってきました。

亜季素敵! 歳を重ねてキレイでいるのに大切なのは、キレイをアップデートしようとするより、今の自分の身体やライフスタイルに心地良くアジャストすることだと私は思っています。 あとは「今日はここぞという戦闘モードだからヒールの日」「明日はデスクワーク多めだからスニーカーの日」という風に、その日の予定に合わせてメリハリを付けるのも、ルンルン過ごせて楽しいですね。

KM なるほど! 本音は毎日戦闘モードでいたいんですけどね(笑)。だから妥協でスニーカーを選ぶときも、ジャケットに合わせても浮かないようなものを必死に探して、なんとか自分の中での合格点を見つけています。でも…実はいくらラクちんでも「ウエストゴム」のお洋服だけは絶対に拒否なんです! 見えたときカッコよくないじゃんって思っちゃって(笑)。

亜季ウエストゴム拒否!(笑) 自分を律する姿勢も素晴らしい(拍手) ダイエットにもなりそうですね。

おしゃれ VS 冷え性!?  40代目前のお洋服選びの正解

KM あと、最近は「ちょっと冷え性になったのかな」と感じることもあって、そこもお洋服選びに影響してきているんです。

亜季ものすごく分かりますー、体調の変化によるお洋服選びの変化(笑) 若い頃と同じ感覚でお気に入りの服を着ていると 「え、夏の冷房ってこんなに寒いの…!」って驚いたりしますよね。40代に近づくと体調や代謝も変わってくるので、自然と冷えから体を守れるロングスカートやパンツを手に取るようになりますし、そこで無理して若い頃と同じ薄着のまま我慢を重ねてしまうと、キレイになるどころか体を壊してしまいますよね!苦笑

KM 我慢しすぎるのは、やっぱり逆効果なんですね。

亜季我慢は何事においても禁物。そういう意味でも、30代と40代の間には、深くて広い川が流れていて、渡ると景色が大きく変わる感じがします。

KM 川、ですか?

亜季 そう。人生で初体験となる“老い”を自分の身で実感するんですよね。そのあたりから、体調や体型の変化、肌のハリや透明感も変わるから、30代の頃のお気に入りのタイトスカートが履けたとしても「あれ? 何かが違う…」って驚いて(笑)。
その謎を私は考えてみたんです。スカートからでてる脚も体重もサイズ感も30代と同じなのに、何が違うのか。そしたら、筋肉の質とかパーンとした肌のハリがないことで、ミニスカ姿だと逆に老いが目立つんだなと。さらに研究を進めると、どんなにキレイな女優さんでも高齢の役では、ファッションの露出やボディラインを脚も腕も上手に隠していて、その方が断然品よく美しく見えるということ。
40代になるタイミングで多くの方にその過渡期がきて、今までと今の自分のギャップにショックを受けますよね。

KM 変化を受け入れる大切さ、すごく響きます!

KM はい! 今の自分をいちばん輝かせてくれる、心地いいグラデーションのお洋服を探してみます。なんだかすっきりしました!

亜季KMさんのルンルンな40代もずっと応援しています!

KM 亜季さん、本当にありがとうございました!



ルンルンビューティアンサー No.10


メイクもファッションも、若い頃を上書きする「アップデート」より、今の体型や体調に寄り添う「アジャスト」を♩

ラクとキレイのグラデーションを楽しみながら、 「これだけは譲れない」という自分だけの軸を死守してみて。 

変化を受け入れるほど心は軽くなって、40代の毎日がもっと楽しくなルン♩

 

Aki’s LunLun

もうコレなしの生活は考えられない…と思うほど毎日のルンルンと作るたび感動の嵐の「レコルト 自動調理ポット」。親友の激しいおすすめで購入したところ、驚きの美味しい野菜のポタージュや果物のスムージーが自宅で簡単に頂けて超絶ルンルンします。毎朝愛用していて、美味しいのはもちろん、身体も軽く、スッキリ整う感覚も最高。豆乳ベースで作ることが多く、更年期世代の身体がとても癒される感じもしてます。あらゆるポタージュやスムージーのレシピを考えるのもルンルンワクワクするおすすめ家電です!

 
連載バックナンバー「ルンルン ビューティ」

 

写真/深澤亜季 構成/高木美伽

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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深澤 亜季

美容家

幅広い知識と審美眼を生かし、美容誌や美容セミナーをメインに活躍。透き通るような美肌のもち主としても有名

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