飯島直子さんの“映えない”日常が今、支持される理由|美容家・深澤亜季のルンルン ビューティ【vol.18】
毎日が地味で冴えない、と思っているあなたに。生活はそのままでいい、変えるべきはマインドなんで!
納豆ご飯の“映えない”写真でも隠しきれない“ルン♪”が漂ってくるのはなぜ?
亜季:こんにちは。「ルンルン ビューティ」を提唱する美容家の深澤亜季です。あなたは、日々ルンルン♪していらっしゃいますか?
エディターM(以下M):うーん、「ルンルン♪ してます」と胸を張って言える人って少ないかもしれませんね。私自身も「特に何もしていない地味な日々で、歳月ばかりが過ぎていく」とか思ってます…
亜季:そうなんです。この質問をすると「ルンルンすることなんて、何もない」「そんな基準で考えたこともない…」とおっしゃる人、多いんですよ。
M:ルンルンしてるっていうと、「今夜はパーティ」とか「夜景のキレイなお部屋でシャンパン」とか、そういうキラキラ生活を毎日送っているイメージです。
亜季:そう思っている方たちに、ぜひお伝えしたい! 「ルンルン」は決して「キラキラ」を追い求めることではないんです。
他人から見て「すごい! 華やか! 楽しそう!」と思われるようなことじゃなくて、自分がルンルンするか、そうじゃないか(=イヤイヤ)がいちばんのポイントです。ささやかなことでも、ものすごく地味なことでも、自分にとって嬉しい・楽しい・心地いい、と感じられることなら、それはあなたにとっての「ルンルン」。
見るだけで笑顔になるスマイルマークの風船をリビングの観葉植物に飾ってみました。 私に欠かせない、小さなルンルンは、日常の中で、旦那さんや好きな人たちとなんでもない話をして、笑い合うこと。時に大変なことや辛い話は、ユーモアを刷り込ませて、笑って乗り越える。”笑う”これは毎日に必須の、私の小ルンルン♩
M:「地味」で思い出したんですが、もしかしたらタレントの飯島直子さん、地味ルンルンのお手本かもしれない。
亜季:彼女のInstagram(リンク)、とても人気ですよね。
M:気取りのなさがスゴいんです! 食事の写真が多いんですが、レンチンしたご飯をプラ容器のまま、納豆とインスタント味噌汁を添えて済ませてる一食とかもあって。「こんな日があってもいいでしょ」感に、なんだか親しみを覚えちゃうんですよね。
亜季:素晴らしいですよね。彼女ほどの方であれば、周囲や他人が自分に何を期待しているかとか、イメージとか、あとは世の中の雰囲気的に「インスタに載せるならオシャレに撮らなきゃ」となりがちな中で、そんな形にとらわれてない。ルンルンはまさに、人の期待に応えるより、まずは自分らしさ優先=自分軸の強さが大切なので、激しく尊敬&共感します。「完璧じゃなくても、自分が心地よければそれでいいじゃない。無理しないで自分らしくいようよ」という感じが、ルンの女王のよう(笑)
M:そうなんです。でもわざとらしく庶民ぶっているわけでもなくて、高級なコスメを使ったり、お出かけのときはブランドバッグを持ったりと、自身への投資もきちんとしている。そういった嘘のない感じも、リアル。
「ニールズヤード モーニングビューティー」。朝の小ルンルン、私の大好きなグラノーラ。何箱食べても飽きず、軽くて美味しい。オートミールやクルミなど10種類のオーガニック食材が凝縮した名品。
自分に対して「いいね!」と言える? そのマインドを育てる練習法
亜季:同調圧力が強いと言われる日本で、彼女は、人にどう思われても 「私は私らしくいればいい」という感じが、とても素敵ですよね。
M:考えてみればそうですよね。レンチンご飯に納豆、という気取りのない写真を「これもリアルな私!」とアップできる気持ちの強さは、やっぱり芸能人。
亜季:そのマッチョなマインドにまず、いいね👍ですね(笑)
そして確かに、おうちでご飯を食べるとき時短でヘルシーな納豆ご飯って最高なので、自分にいいね、ですよね。彼女のように、毎日の生活の中で「新しいシャンプー、髪がツヤツヤになる、いいね!」「我が家の愛犬、可愛すぎる。いいね!」「朝一杯の白湯は身体が浄化されて、いいね!」と、心の中で常に自分に、グッドボタンを押せるように過ごしてみると、楽しくなります。これも立派な「ルン活」ですね。
M:ひとり「いいね!」活動、やってみようと思います。
亜季:ルン活の注意点は、「ルンルンする」ということを、あまり難しく捉えないことと、ルンルンしなきゃ! と過度に思わないようにすること。軽〜いテンションで、なんか「これ、私好き、いいね!」くらいの感覚でいいんです。
髪がパサパサ、ボサボサして、髪のおばちゃん化に困っていたところ、この水素トリートメントで潤うルンルンヘアーに! ツヤもでて、触れるたびトゥルンとして、自分いいね数が上がりました。
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ルンルン・ビューティ格言 vol.18
心の中で自分にグッドボタンを押す
セルフ「いいね!」を意識してみよう。
押せば押すほど自分を好きになルン♪
連載バックナンバー「ルンルン ビューティ」
写真/深澤亜季 構成/もりたじゅんこ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
FUKASAWA AKI 1977年生まれ。女性は自分に合った正しい美容法を行えば、年齢に関係なく誰でも必ずキレイになれる、をモットーに美容情報を発信。また、誰もが自分らしいキレイと幸福感が高まる、独自のメソッド“ルンルンビューティー”を提唱。ビューティーは、キレイになるのがゴールではなく、人生に LOVE、POWER、CHANCE、MEET をもたらし輝かせてくれる、がセオリー。
Instagram: lunlunaki