髪が広がってしまう!時短でボリュームを抑える術【髪のプロが指南!ヘアのお悩み一問一答vol.12】
Q.髪がボワッと広がりやすい…簡単に抑える方法はないですか?
髪が広がりやすいと、まとまりにくくて頭が大きく見えてしまいがち。湿度が高くなってくるこれからの時期は、“収集がつかなくなる”と嘆く人も。でも、毎日髪全体のボリュームを抑えるのは大変…。手軽にボリュームを抑える方法を髪のプロに聞きました。
A.ハチの内側の髪を抑えることに注力して!
「髪が広がりやすい主な原因は、毛量が多いのとクセのふたつ。ストレートアイロンとスタイリング剤のWアプローチが効果的です。でも、毎日髪全体をストレートアイロンで伸ばすのは面倒ですよね。それなら、髪の内側だけヘアアイロンをしてから、重みのあるスタイリング剤をつけてみて。日本人はハチが張っている人が多いので、ここだけ抑えればすっきりと見えますよ!」(ヘアサロンtricca代表・毛利俊英さん)
髪の広がりを抑える時短テクHow to
【STEP1】ハチ部分の髪の根元を水で濡らす
「髪が広がりやすい人が時短でボリュームダウンしたいなら、ハチ部分を抑えるのが近道。トップの髪を反対側に避けて、ハチ部分の髪の根元を水で濡らしましょう」(毛利さん)
【STEP2】ハチ部分から毛先へストレートアイロンを
「【STEP1】で濡らしたハチの根元から毛先に向かって、ストレートアイロンを当てます。アイロンは斜め下に向かって髪を伸ばすように当てていって」(毛利さん)
<アイロン上向きはNG!>
「自分でストレートアイロンを当てるときに、髪を引っ張ることに意識しすぎてアイロンが上向きになっている人が多くいます。これだと髪の根元が立ち上がってボリュームを抑えられないので。鏡でアイロンの向きをチェックして」(毛利さん)
【STEP3】手のひらの重めのスタイリング剤を広げる
「ボリュームが出やすい人は水分を含むと広がりやすいので、湿気が多くても広がらないように、重い感触のスタイリング剤をつけておきましょう。シアバターのようなバームや固まらないワックス、濃厚なヘアオイルがおすすめです」(毛利さん)
「重めのスタイリング剤を手に出したら、両手のひらにまんべんなく広げてから塗布しましょう」(毛利さん)
【STEP4】両手でハチの毛束にスタイリング剤を塗布
「【STEP3】でストレートアイロンを当てた毛束を両手のひらで挟み、毛先に向かって手を滑らせながらスタイリング剤を塗布していきます」(毛利さん)
【STEP5】コームで毛流れを整える
「コームで毛流れを整えながら、スタイリング剤をなじませて髪を抑えると、広がりにくい髪に」(毛利さん)
【完成】
「かき分けておいたトップの髪をかぶせて、もう一度コームで髪をとかして。内側につけたスタイリング剤が程よくなじんで、ベタッとしないのに広がりにくい髪に仕上がります」(毛利さん)
撮影/島村 緑 構成/越後有希子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
代官山、銀座、葉山に店舗があるヘアサロンtriccaの代表。数々のヘアコンテストで入賞経験のあるスペシャリスト。ヘアケア剤の商品開発アドバイザーとしても活躍。毛利さんがいるサロンはこちら。http://www.tricca-m2b.com