オリエンタルハーブを原材料に使ったタイ発のスキンケアアイテム【渡辺佳子さん連載 Vol.123】
今回からはタイ発のブランド、パンピューリについて、新製品を中心に情報をお届けします。
パンピューリとは、サンスクリット文字に由来した2つの言葉、パンナ(智恵、賢明さ)+ピューリ(神聖な場所、結び目を解く、未知を既知にする)を組み合わせたものです。
パンピューリがめざすものは、ナチュラル&オーガニック ウェルネス ライフスタイル をトータルで実現すること。
植物の花や根といったオリエンタルハーブを原材料に使い、品質の高いスキンケアやボディケアを中心に広く美容をとらえた開発をしています。
■ロータスは、浄化と悟りのシンボル
まず、9月に日本に導入される「ロータスディフェンス」シリーズのスキンケアについて紹介を。
浄化と悟りのシンボルであり、東洋を代表するロータス(蓮)は、花、種、若葉、根とすべてを食用できます。乾燥した葉はお茶として親しまれていますね。
歴史上、内蔵の治療を施すハーバル医療にも用いられてきたそうで、現代では、抗炎症や抗酸化に有用な成分を含んでいることがわかってきました。
αヒドロキシ酸を豊富に含み、みずみずしさを取り戻したり皮脂生成をコントロールすることも知られています。
全12品のうち、9月に第一弾として登場するのは5品。そのなかから代表的な2品をピックアップして詳しくをお伝えします。
◆ロータス DFNS フェイス トリートメント オイル
30mL 7500円(税抜)
100%ナチュラル&オーガニック成分、ヴィーガン対応オイルです。さらさらとした軽やかなテクスチャー。相性のいい5種類のオイルブレンドに、ロータスの種から採取した「ロータスシードエキス」を加えています。オイルはオリーブオイル、ホホバオイル、マルラオイル、ポノジオイル、ライスブランオイル。
香りは、ダマスクローズアブソリュート、乳香、ジャスミン、ラベンダー、ローズマリーの5つのピュアエッセンシャルオイルを融合したもので、気持ちまで鎮めてくれる香調です。ひりつきや炎症ぎみの肌を落ち着かせます。
◆ロータス DFNS トーニング エッセンス
100mL 5800円(税抜)
朝のスキンケア、外出先でもメイクの上から手軽にひとふきで使えるミストタイプのエッセンス。98.7%ナチュラル&オーガニック成分。アルコールフリーです。ボタニカルヴェール(「ロータスフラワー」と「ロータスシードエキス」、オーガニックアロエベラ&キュウリエキス、ビタミンP、バイオテクノロジーによって得られる成分などによる自然の保護膜)が肌を守ります。
ひんやりとした感触とともに、浄化されるような清らかなみずみずしさで保湿される実感。グレープフルーツ、ラベンダー、ローズマリー、ジャスミンなどのエッセンシャルオイルでシトラス系のさっぱりとした香りがつけられています。
■口に入れられないものは身体に与えないという考え方
パンピューリがスキンケアを開発する際の3つのフィロソフィーは、安全重視・結果重視・感覚的体験。
(1)安全重視
「口に入れられないものは身体に与えない」というのがパンピューリの重要な考え方のひとつ。それゆえ毒性があるもの、合成成分、有害である可能性のある成分は不使用。アルミニウム、ミネラルオイル、パラベン、フェノキシエタノール、フタル酸エステルSLS、シリコン、タルク、界面活性剤、アルコールなどの化学成分は使っていません。遺伝子組み換え生物も使用していません。
(2)結果重視
フランスの「スピンコントロールアジア」という第三者組織で臨床テストを実施しています。
(3)感覚的体験
心地よい香りや触り心地といった感覚に働きかける要素も重要視しています。
…というわけで、安全面に考慮しながら結果も重視し、快適に使うことができる製品作りをめざしているブランドなのです。
タイではバンコク、プーケット、チェンマイ、サムイを始め主要都市に34店舗を展開中。
パークハイアットバンコクなど高級ホテルのスパにも導入されています。
日本では2017年にシグネチャーストアがGINZA SIXに完成していますが、まもなく9月内には、SPAを中心とした路面店が神戸に誕生する予定です。
パンピューリについて詳しいことは=>http://www.panpuri.com/jp
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。